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時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

新・古着屋総兵衛1 ~百年の呪い~33

2011-10-20 | 読書
坂一族の卜師梅香林は
鳶沢一族に張り巡らされた闇祈祷を看破し
六義園を拠点とした闇四神の結界は富沢町
更に
駿府鳶沢村をも包囲していた

幾重にも仕掛けられた
柳沢吉保の百年の呪いに
十代目総兵衛勝臣は敢然と立ち向かう

一方
闇祈祷の術者の一人李黒は
鳶沢一族と一心同体であったはずの
影・本郷康秀の元に去ったという…

壮大な物語が今再び!


柳沢吉保が死して尚
百年の呪いを鳶沢一族にかけていたとは…
どんだけ執念深いんでしょ


そして
共に徳川の世を守るべき間柄であった‘影’と
対峙する展開になるとはね~
しかも
その‘影’が
徳川家斉の御側衆・本郷丹後守康秀

この先の展開が見物でございます

と同時にですね


十代目鳶沢総兵衛勝臣の頃
日本の頂点に君臨しているのは
十一代将軍・徳川家斉

徳川家斉と言えば
徳川家治時代に権勢を振るった
田沼意次を罷免したお方

田沼意次と言えば
坂崎磐音こと佐々木磐音が活躍している時代!

そうです!
「古着屋総兵衛」シリーズと
「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズに登場する人物が
同じ時代に存在しているのです!
遂に!遂に!!
夢にまで見た
鳶沢総兵衛勝臣と佐々木磐音の共演が
現実味を帯びて参りました


既に
桂川甫周国瑞は「新・古着屋総兵衛」に
十代目鳶沢総兵衛勝臣の主治医として
その名が登場しております

双方のシリーズに
ゲスト出演ありますかね~

磐音の息子・空也と
近い将来誕生するであろう
総兵衛勝臣の息子が
第12代将軍・徳川家慶の時代に
vs水野忠邦なんて展開あるんでしょうかね~

も~
徳川将軍家の家計図やら
年表見ながら読みたい気分です!

「雷桜」も
徳川家斉の御世だった気が…


小説の内容とは
全然関係ないんですけど
文庫の表紙に描かれている人物
若かりし頃の
真田広之さんに似てませんか?