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時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ARCADIA

2016-04-30 | 舞台/役者
著名な詩人
バイロンも長逗留している
19世紀の
英国の豪奢な貴族の屋敷
その屋敷の令嬢
トマシナ・カヴァリーは
住み込みの家庭教師
セプティマス・ホッジに付いて
勉強中の早熟な少女
しかし
天才的な頭脳の持ち主の
彼女の旺盛な好奇心には
年上のセプティマスも
歯が立たない

ある時
屋敷の庭園の
手直し用の設計図に
トマシナは
何の気なしに
ある書き込みをしてしまう
その
何気ない悪戯書きは
約200年後の
世界に大きな波紋を広げていく



そして
約200年の時を経た現代
同じ
カヴァリー家の屋敷の
同じ居間に
過去の屋敷や庭園
とりわけ
残された
書き込みのことを
熱心に調べるベスト・セラー作家
ハンナの姿があった
そこに
バイロン研究家の
バーナードが加わり
ライバル同士の
研究競争が過熱
その争いは
カヴァリー家の末裔
ヴァレンタイン
クロエ兄妹を
巻き込み
やがて…



ひとつの場所=同じ屋敷の同じ場所を媒介として
繋がっていく
二つの時代と人々
それぞれの時代に生きる
人々のドラマは
クライマックスへと
加速度を増しながら展開していく

19世紀のトマシナと
家庭教師セプティマスの
「歴史の中に消えていった過去」は
現代に復元されるのか?

現代の研究者
バーナードとハンナを取り巻く
人々の思惑
そして
2人が追究する真理への情熱は?



久しぶり~
Bunkamuraシアターコクーン
観劇して参りました
ARCADIA

見よ!
この豪華な
俳優陣
堤真一さんと
井上芳雄さんが
一緒に
拝めるなんて
滅多にない気がする!



2階席A-14
ほぼ
ド真ん中の
最前列

如何せん
遠かった…

そして
現在と過去が
交差するのは分かった

19世紀を生きる
多感で好奇心旺盛
しかも
天災的な
頭脳をもった令嬢
トマシナ・カヴァリーが
何気に書いた
悪戯書きが
現代を生きる
ベストセラー作家と
バイロン研究家らの
興味の対象ととなっている
と言う事は
分った



だから何か?

わからんかった

何が

言いたかったの!?

わからんかった

結局

どう言う落ちなの?

わからんかった



                 画像はシス・カンパニー公式サイト他より引用しています


2公演観劇確定

2016-03-14 | 舞台/役者

ビクター・フランケンシュタイン
中川晃教/柿澤勇人

アンリ・デュブレ
加藤和樹小西遼生

ジュリア
音月桂

ルンゲ
鈴木壮麻

ステファン
相島一之

エレン
濱田めぐみ





ひぇ~~~

こんな事 あるんですね

加藤さんと小西さんが

同じ作品で同じ役を

演じます

と言っても

ご存じでない方も

多々おられるかと…



違う役で

Wキャストでしたら

至極の幸せだったかも

だって 同じ舞台で

同時に おめもじ

叶うんですから…

2枚か…

幾らだろう

他愛のない

独りごとでした




NODA・MAP 第20回公演「逆鱗」

2016-02-19 | 舞台/役者
人魚は
ひとつの『逆鱗』を
食べる

昔々の昔々の昔々のその昔
沈没船の窓越しに交わした
人魚と人間の約束
その約束を果たすために
人魚は
人間のふりをして
自ら志願し地上に現れた

だが
その人魚が現れた場所は
海中水族館の
『人魚ショー』の真っただ中

そこで人魚は
人魚のふりをした
人間と出会う
やがて
深夜の海中水族館
そこに運び込まれてきた
ある「モノ」と共に
物語は
深い深い海の底へと潜りこんでいく

そこに
見えてくるものは… 



~Story~

とある水族館と
深い海の底
水族館では
館長の鵜飼綱元、館員のイルカ・モノノウ
警備員のサキモリ・オモウらが
せわしなく働いている
そこに現れたのが
電報配達人
モガリ・サマヨウ

電報を届けようとする
モガリを
館長の娘で
人魚学の若き研究者である
鵜飼ザコが留め置く
ザコは
ある企みを胸に秘め
人魚学教授の柿本魚麻呂と共に
水族館で
‘人魚ショウ’を開こうとしていた



一方
海の底では
NINGYOをはじめとする
人魚らと
彼女達の母である
逆八百比丘尼が
神秘的な雰囲気で佇んでいる

表層的に
コミカルに物事が動く水族館と
時の流れが
止まったかのような海の底
舞台では
対照的なふたつの世界が
入れ替わり立ち替わり現れる
観客からみて
舞台正面は
何の装飾もない無職の壁のみ
舞台上を横切る
アンサンブルキャストや
数枚の透明パネルだけで
場所や時代が
瞬間移動する



このふたつの世界は
奇妙に繋がっている
逆八百比丘尼は
水族館では鰯ババアとしてお馴染みの存在で
モガリやサキモリは
夢か現かわからぬまま海中を彷徨って
人魚達に出会う
そうかと思えば
人魚ショウの出演者オーディションに
本物の人魚であるはずの
NINGYOが応募したりする
時に
登場人物自身も
混乱しながら
水族館と海底とを往還する

やがて
重要な任務を負う‘潜水鵜’として
海に潜るサキモリ、モガリ、イルカらと共に
劇は怒涛の展開へ

果たして
人魚の正体とは
届けるはずの電報とは
逆さについた鱗=逆鱗とは



無数のピースが合わさって
迎えるクライマックスには
息を飲む
劇中
モガリが
‘誰もいない海’を
見ることができる人はいない
と指摘する台詞がある
そうしたものを
観客が目撃し得る演劇の特性
そして
観客としての責務にも
思いを巡らさずにはいられない

現実と非現実を行き交いつつ
圧倒的な真実を浮かび上がらせる
野田秀樹流ファンタジー
主要俳優陣の
生き生きとした確かな演技と
アンサンブルキャスト達による
息の合った動きが
独特の世界に命を吹き込んでいた

~注意~
すみません
この文書
結構
しっかり
引用してます
随分と前のなので
どこから
引用したのか
ついでに
画像も
引用元が
定かではなく…




野田秀樹の
真骨頂
‘言葉遊び’
‘比喩’は
ここでも健在
客席に
笑い声が度々湧き上がります
爆泣き議員
野野村龍太郎をはじめ
社会風刺を織り込みながら
テンポよく
ストーリーが
展開していきました



人魚は
人のシオ(死ヲ)喰らう


ん??

明るかった雰囲気に
変化が…

またしても
こ~ゆ~展開ですか
そ~来たか
恐るべし
野田マジック

願いが
想いが強いほど
人は
自らの行動に
縛られ
真実から
目を逸らす

それが
どんなに
無意味な
行いだったとしても


人は
再び
同じ過ちを犯そうとしている

その
兆候を
感じていながら
理不尽な展開に
成すすべなく
見守るしかないのか
これでいいのか!?

NINGYOが
天空に向って
叫ぶラストシーン
その姿は
まるで…


 

『乱鶯』が
初日を迎えていないのに
早くも
劇団☆新感線が
新作を発表してくれちゃいました

2016年劇団☆新感線夏秋興行
SHINKANSEN☆R
『Vamp Bamboo burn~ヴァン・バン・バーン~』


ひぇ~
生田斗真
10年の時を経て
再び参戦!
チケット取れるのか!?

才原警部の終わらない明日 10

2015-12-10 | 舞台/役者
とある熱帯夜…
文部科学省の高官
神崎大臣宅では
新たな教育方針を決める
密談が行われていた
すると
そこに一本の電話が…

神崎大臣の令嬢・みさが
誘拐された!
身代金は現金5億
期限は24時間

警視庁公安本部のエース
吉崎りえは
インターポールの
誘拐事件100パーセント
解決と言う
伝説の警部
才原章一郎と
才原率いる
誘拐事件の
プロフェッショナル
通称‘サイバラズ5’
マイク郷原
章一
静子
ヒロシ
家政婦‘昌子’
見た目
全く頼りにならなさそうな
5名
そして
警視総監の娘で
女子大生の小峰綾香とに
捜査を開始した

所謂、インターシップ!?

しかし
捜査に乗り出したその時
同時多発的に
資産家
正岡史郎・春江夫妻の
一人娘・くるみが誘拐される
事件が起きた

犯人は同一犯なのか?
それならば
複数の誘拐を
同時に仕掛けた
犯人の狙いは何なのか?



堤さんの舞台
2月の
「三姉妹」以来です

Staff Onlyの扉の向こう側から
清水富美加さんの
発声音が
聞こえてきた!
初舞台かと思いきや
5作品目らしい

そして
幕あがる

何なんだこれは!?
ノリノリの演じ手
しかも
レベルが高い!

いやいや
のっけから
堤さんに
歌って踊って頂けるとは
光栄の極みです
しかも
ブラックジャックやら
高倉健さん
建もの探訪の渡辺篤史さん まで
パロッて頂けて…


演劇なのか
喜劇なのか
あろうことか
触れてはならない
‘秘事’に手を出した
演出…

プロデューサー役の
鈴木浩介さんが
$◆%●&£!?
も~やめて
あんたがそれ以上やると
ほんと事務所的に
支障きたすから


演技なのか
はたまた
リアルな言動だったのか
笑えない部分も
ありました

だっ
駄目だろうそれは…

σ(^_^;)
引きしました

とは言え
全体を通して
笑える明るい作品です

金は天下のまわりもの
5億円
納まるべきところに
納まって
良かったです

今年の舞台観劇は
これで打ち止めです
来年は
NODA MAP「逆鱗」から
スタートです

flamenco festival in Tokyo

2015-09-23 | 舞台/役者
シルバーウィーク
如何お過ごしでしょう~か

σ(^_^;)は
のほほんと
自宅で過ごしつつも
昨日
シアターオーブで
flamenco festival in Tokyo
見てきました

21日昼公演
サラ・バラス
スペインで最も人気のある
フラメンコ・ダンサー

知識
全然ございません

調べたら
映画「フラメンコ・フラメンコ」(2102_02_15)
深紅の衣装で
踊っていた方でした

客席は
(フラメンコ)やってるなぁ~的な
オーラを醸し出している方々が
多かった気が致します
しかも
各教室のメンバーさんが
チケット購入しているっぽく
離れた座席同士
手を振りあったり
先生に
挨拶してみたり



                
                

感想

記述することすら
おこがましい気が致します

専門的な事は
分りませんが
鳥肌…

恐ろしいまでの
高速ステップ
しなやかにして
力強い動き
喜怒哀楽が
舞踊の中に
見事に
織り込まれていました

しかも
基本休みなし
90分
ノンストップ

あれ程の
激しい動きで
踊りつづけることが
何故
出来る

泣きそ…

どれだけ
情熱を傾け
心血を注ぎ
努力してきたんだろう…

振付が覚えられない己の
不甲斐無さに
スペイン舞踊から
遠ざかっている小生には
想像できません

ですが
それでも
踊れたら
楽しいだろうなぁ~
と思うのですよ…

                 画像は東急シアターオーブサイト他より引用しています

五右衛門vs轟天

2015-08-21 | 舞台/役者
劇団☆新感線の『五右衛門vs轟天』
劇団35周年オールスターチャンピオンまつり
にふさわしく
破天荒な舞台でした

新感線の2枚看板
古田新太&橋本じゅんが
石川五右衛門
剣轟天と言う
ハマリ役でガチンコ勝負しております

轟天が
タイムスリップして
五右衛門と会って
ドタバタする話

です



Dr.チェンバレン率いる
悪の一味
ブラックゴーモンが
地球規模で暗躍
その悪業に手を焼く
インターポールは
彼らが
石川五右衛門のDNDを持つ
末裔達ことを発見

ブラックゴーモンの
縄張りを荒らしていた
剣轟天は
ブラックゴーモン撲滅
五右衛門の○○○
××のミッションを受け
スーパーインターポールの
アンドリュー宝田と共に
400年前の
安土桃山時代に
タイムトリップすることに…



轟天は
純情無垢な
バカで変態キャラ
五右衛門は意外に堅実で
スーパー脇役

共通点は
兎に角
双方暑苦しいってとこ?

パクリあり
オリジナリティあり
何でもありの舞台


         

も~
解説も
説明も
無意味です
見るしかない
見れば解かる

劇団☆新感線の
底力

賀来賢人
三枚目もイケてるじゃん



観劇後
地元に戻り
炭焼き屋さんで
飲みました
云十年
この地で暮らしておりますが
こんなエリアが
あったとは
つゆ知らず…
地元で
こ~ゆ~の
初でした
超~楽しかった

今後は
地元でも飲もうと思う
σ(^_^;)でした

ペルーギュント

2015-07-18 | 舞台/役者
自分自身であるとは何か?
そう自分自身に問い続け
放浪する主人公
ペール・ギュント
純情な乙女
ソールヴェイと恋に落ちるが
穢れのない
無垢なソールヴェイにふさわしい
自分自身を見つけると
彼女を待たせたまま
放浪の旅に出る

砂漠から
嵐の海まで
世界各国を遍歴し
富と知識を身につけてなお
いかに生き
いかに死んでいくべきなのか
と問うペール

老い
疲れ果てたペールが
辿り着いた故郷で
死神の使者である
ボタン職人と名乗る男と出会い
己の人生の
無意味さに気づかされてしまう
そんな中
ペルーは
ソールヴェイと
再会する



17日
14時からの公演で
1階13列32番に座っていた
黒縁メガネの
おんなぁ~~
オマエどぁ~オマエ!
観劇中
スマホ見るんじゃねぇ~~



ペルー・ギュント
と言う
クラシック・バレエの演目が
あるのは
知っていましたが
若く美しい男(おのこ)が
自らの人生を
切り開いていく
清々しい話と
勝手な想像をしておりました

舞台始まってから
ジャニーズの○博○が
ず~っと
でずっぱで
加藤さん
その他大勢…
最終的には3役演じてます
あれ????
Wキャストだったっけ?

加藤和樹さんが
主演だと
思い込んでいました
σ(^_^;)

最悪~~

しかも
内容がですね
これまた
あなた…

落ちぶれた豪農の息子
ペルー・ギュント
母オーセと共に暮らしてはいますが
まぁ~
これがハチャメチャな奴です
元恋人・イングリを
結婚式から奪取して逃亡するも
飽きたら
さっさと捨てる
妖精トロルとの
蜜月を求める
女達と
欲望の赴くままに
快楽を楽しみ
それでも飽き足らず
トロルの娘と
婚礼寸前まで行くが
やっぱり逃げ出す

飽きっぽいにも
程がある!
しかも
大ホラ吹き
最悪な男なんですよ


                

この後
ソールヴェイと
恋に落ちるますが
君にふさわしい男になると
これまで
男のロマンとでも
思ったのか
彼女を待たせたまま
放浪の旅に出ちゃう
しかも
長い…

放浪途中
惨めな日々を
過ごすかと思いきや
山師のようなことをやって
富を蓄え
たかと思いきや
無一文になって砂漠をさまよう
かと思いきや
泥棒がたまたま
残していった財宝を
ちゃっかりせしめ
ど~した訳か
異国の予言者?になる
かと思いきや
バカな女に
財産取られ丸裸

今度は
歴史に目覚める

かなり激しい
浮き沈みの人生とは言え
これが
口先だけの男!
と言い切れない
強運の持ち主だったりする
ホント
腹立たしいわ~

そんなペールが
老いさらばえて
死を意識し
故郷を散策していると
死神の使者である
ボタン職人と名乗る男と出会う

天国に行くような大の善人でもなく
地獄に行くほどの大悪党でもない
「中庸」の人間を
ボタンに溶かし込む

とのたまう
ボタン職人の男

それを聞いた
ペールは
末路がボタン
と言うのは御免こうむる

せっせと
善悪を問わず
自分が中庸ではなかったと
証明してくれる人を
駆けずり回って
探すものの
証明してくれる人は見つからない

最後の最期
人生の無意味さに気づき
ひたすら
自分を待っていてくれた
ソールヴェイのもとに辿り着き
膝枕だとぉ~
子守唄を歌ってもらいながら
永久の眠りにつく
って
おいおい…

何が
男のロマンだ!
相応しい男になるだ!
何十年も
好き放題
し放題した挙句
老いて帰郷

自分を
ひたすら愛し続け
待ち続けた
女の子守唄を聞きながら
死ぬだとぉ~

なんじゃこりゃ
意味分からん

しょ~もない
男の人生を
3時間かけて
見せられた…
しかも
加藤さんじゃなくて
白井さんの
コピーみたいな
演技だった
ジャニーズの○博○……
そうなのよ
役者・白井晃っぽい
動きと台詞回しだったのよ…
次は
絶対100%無いわ~~

この日は
公演後
白井晃/加藤和樹/藤井美菜
お三方による
トークショーがあり
それが
唯一の救いでした

失敗した~~

舞台『No.9-不滅の旋律-』
演出 白井晃
脚本 中島かずき(劇団☆新感線)
主演 稲垣吾郎/大島優子

加藤さん出演でも
中島さんの脚本だとしても
ないわ~
無理だ~

地獄のオルフェウス

2015-05-22 | 舞台/役者
~あらすじ~
アメリカ南部
ありふれた町の洋品雑貨店
ガンに冒され
医師にも見放された店主
ジェイブが2階に伏している
しかし
妻のレイディの関心は
夫にではなく
店の改装計画にあるらしい
彼女は
イタリア移民の娘で
父が
かつて開いていた
ワイン・ガーデンで過ごした
少女時代の思い出を心に抱いている
そんなある日
蛇革のジャケットを着て
ギターを持った奇妙な青年・ヴァルが現れた
彼の
どこか野性味や
純粋さを感じさせる人柄に魅かれ
レイディは
彼を雇い入れる

数週間後
ヴァルの
キャロルに対する思わせぶりな態度を
注意するレイディ
彼女は
いつの間にか
他の女性に嫉妬を抱くほど
ヴァルのことを思い始めていた
父の死後
金で買われるように
ジェイブの妻となり
この異郷の地で
苦汁をなめてきたレイディにとって
ヴァルは希望の光であった

しかし
町には保守的で排他的な空気が澱み
タブーを犯した者には
厳しい制裁が待ち受けている
レイディは
夫に内緒でヴァルを
店の小部屋に住まわせようとする
彼女の思惑と
その危険性を嗅ぎつけ
こっそり店を出ていくヴァル
だが
2人の絆は強い
再び舞い戻ったヴァルとレイディは
渾身の力で愛を確かめ合うのだった

復活祭の朝
もう2度と
床を離れることはない
と思われていたジェイブが
死神のごとく階段を降りてくる
驚きあわてるレイディとヴァル
ジェイブは
自分が
レイディの父と
その農園を焼き払った当人だ
と口走る
町の女たちの注目を魅き
保安官の妻
ヴィーとの中をも疑われるヴァル

瀕死の夫に構わず
今晩の新装開店に奔走するレイディ
2人に
この町の因襲と
暴力がのしかかってくる
保安官に
町からの退去を命じられたヴァルは
レイディに
別れ話を持ちかける
彼の裏切りに
逆上するレイディ

だが
自分がヴァルの子を
宿したと知ると
意気高らかに宣言する
たたかいに勝ったのよ 実を結んだのよ!
そしてその直後
喜色に満ちたレイディの顔面が
急に青ざめていく
2人の前に
ピストルを持ったジェイブが
立ちはだかっていた



まずは
レディ役・大竹しのぶさん

典型的な
憑依型タイプの
役者・大竹しのぶさん
今回も
それをまざまざと
魅せつけられました

とは言え
役にハマると
ヒステリックな
狂女っぽくなる傾向に
ならないでもない…
特に
声が変異するのです
決して
悪い意味ではございません
3Dの北島マヤなのです!
但し
好きか嫌いかと言う
個人的趣味嗜好は
二分されると思われます


正直申し上げて
σ(^_^;)
憑依された大竹しのぶさん
苦手です
パワー強過ぎ
キ~キ~声は
特にアウトです

今回も
見事にあてられて
帰って参りました

あとですね…
も~
役柄とは言え
演出だとは言え
σ(^_^;)より
年上のあ~たが

必要以上に触れないで~


心の奥底で
叫んでました

次は
ヴァル役・三浦春馬くん

これまで
地球ゴージャスプロデュース公演
劇団☆新感線公演と
どちらかと言えば
歌ありダンスあり
アドリブあり
何でもありの
特殊な舞台でした
そして今回
満を持して
地獄のオルフェウスで
初めての
ストレートプレイに
挑戦しています

これまで
出演した三浦くんの舞台
欠かさず見て
その成長を
毎回
楽しみにして参りました
台詞の量は
シェークスピア並
しかも
独りで永遠と
台詞を繰り出してました
まぁ~
若干
カミカミ部分もありましたが
頑張ってました
また
ギター片手に
歌も披露していましたが
お~
いつの間にか
ミュージカルっぽい
発声出来るようになってる…

この先
ミュージカルで
帝国劇場の舞台に
立つ姿を
見れるかも!?
と思わせる
才能(のびしろ)を
垣間見せてくれました

キャロル役・水川あさみさん

三浦春馬同様
4作品目となる
舞台のようですが
舞台いけます
役に融け込むのが
非常に上手いと思いました
コメディーも
いけそうです
独り舞台とか
役者が3人位しか
登場しない舞台なんか
見て見たい
と思った次第です


     


舞台についてですが

こわっ

偏見と慣習に囚われた
小さなコミュニティ
穏やかな水面の如くに思えた
人々の暮らしに
一滴の雫が落ちた
ヴァルと言う
異質物の登場によって
不安定な均衡が
徐々に崩れていきます

町の人間たちの
心に潜んでした
本性と申しますか
‘負’‘闇’‘歪’‘嫉妬’
人間の持つ
邪悪な部分が
ふつふつと
湧き出してくるんです

30歳になるまで
ロクでもない人生を
生きてきたハズのヴァルが
誰よりも
思いやりと慈愛の心を持ち
人を愛したいと
純粋に願う
善人に思えてくるのです

とは言え
若さ
美しい顔立ち
そして
若々しい肉体を持つ
ヴァルに対し
ジェイブをはじめとする
町の男たち
激しい嫉妬
嫉み妬みの感情を向けていく…

遂には
洋品店で見つけた
バーナーから
炎が出る事を確認した
町の男たち
下卑た面持ちで
ヴァルを探しに
店を飛び出していくて
そして
聞こえる
ヴァルの叫び声

阿鼻叫喚

そうなんです!
たち
レディの父親を
生きたまま
焼き殺しただけでなく
ヴァルをも…

因果応報
30年生きてきて
ロクな事してこなかった
ヴァルも
今更
善人になろうなんて
家族を持とうなんて
いっぱしの
父親になろうなんて
人生そんなに
甘くない
って事なのか?

でもね~
悔い改めようとした人間の
ささやかな希望や願いを
僅かな光明を
こうも
無残に打ち砕くと
流石にね~
すべて
濡れ衣だった訳ですし…

背筋が凍るラストでした

塵も積もれば山となる

人は
集団になると
善悪の思念が
より一層
強くなります
今回は
圧倒的に
残酷な心理が強くなっています
邪悪な
集団心理に対峙する時
‘純粋さ’や‘愛情’は
何と無力なのだろう…

余りにも救いがなく…

後味悪い

ですが

大変
見応えのある
舞台でした

第4回フラメンコフェスティバル2015

2015-05-06 | 舞台/役者
2日から
新宿文化センターで開催されていた
フラメンコフェスティバル
5日 12時半からの「SELECTOS7 BAILAORES」
行って参りました

日頃
指導者として
ご活躍されていらっしゃる
先生方が
己のもてる技術や表現力を
独自の世界観で
表現されておられました

軽やかで
なめらかな舞踊要素を
メインとした振付
緊迫感のある振付
抒情的な振付
勿論
技巧を駆使した
振付もございまして
楽しゅうございました


小生が
何より
衝撃を受け
鳥肌が立ったのは
最後に登場した
バイラオール(男性の舞踊手)
ミゲル・ エル・ルビオ
歌い手のカンタオールと
ギター演奏のトケが
舞台中央に集結!
バイラオールと
小さな円陣を形成しつつ…
独特の空気感
柔と剛
激しさと静けさ
相反するモノが
ミゲルの
舞に折り重なるように
寄せては帰る
波のように
展開していくのです

光と影

そう
これよこれ!
これぞフラメンコ!!

まぁ~
それはそれは
見事な
コラボでございました

スペインに伝わる
伝統舞踊フラメンコ
DNAの成せる伎か
ホンマもんは
違います

Riverdance

2015-04-09 | 舞台/役者
シアターオーブで上演中の
リバーダンス行って参りました
今年で
来日20周年だそうです

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ノンストップ
だろうと思いきや




ダンスの前に
英語で
ストーリー?
語り??
が入ります

字幕ないので
何言ってるのか
全然
分りませんでした
σ(^_^;)
          

           永遠に出来ないだろうσ(^_^;)には…

リバーダンスとは
アイリッシュ・ダンスや
アイルランド音楽を中心とした
舞台作品のこと

アイリッシュ・ダンスの中でも
特に
体幹や腕を使わずに
足の動きだけで踊る
アイリッシュ・ステップダンス
と呼ばれる舞踊を元にしている

アイルランドに伝わる神話や伝承
ジャガイモ飢饉等により
アメリカへの移住を余儀なくされた
アイリッシュ・アメリカンの歴史
および多様な民族との交流を
モチーフとしている

               ウィキペディアより抜粋しています



そ~なんだ…
あれは
神話や伝承を
語っていたのかも知れない…

ソプラノの
美しい歌が
ダンスの合間に
入ります
と言うより
歌の合間に
ダンス??

何歌ってるのか
全然
理解できませんでした
σ(^_^;)

だけでなく
楽器のみの演奏枠も
結構
っと言うより
かなりありまして…

想像していたのと
違いました


             羨望…ひたすら羨望

ダンス自体は
とてつもなく
躍動的かつ
エネルギッシュ
乱れぬ群舞

信じられないくらい
正確なステップ
あの足さばき…

どれも素晴らしかった
驚愕!

なので
個人的には
最初から最後まで
ダンスで
構成して欲しかった
折角
ダンスでテンションなのに
その後の
語りや歌で中だるみ?
どうしても
テンションが




これからの観劇予定ですが…

5月
SELECTOS7 BAILAORES(フラメンコ)
地獄のオルフェウス(舞台)

7月
ペルー・ギュント(舞台)
阿弖流為(歌舞伎) … チケット来月発売らしい

8月
五右衛門&轟天(舞台)

9月
サラ・バラス『ボセス フラメンコ組曲』(フラメンコ) … 抽選結果待ち