5月27日 国家平和秩序評議会(NCPO)は、外出禁止令については、5月28日以降、午前0時1分~午前4時までに短縮すると発表。
6月3日 チョンブリ県パタヤ特別市、スラタニー県サムイ島郡、プーケット県における外出禁止令を撤回。
6月6日 プラチャップキリカン県ホアヒン郡、ペチャブリー県チャアム郡、クラビー県、パンガー県における外出禁止令を撤回。
6月8日 トラート県チャーン島、ソンクラー県ハジャイ市、スラタニー県パンガン島における外出禁止令を撤回。
6月10日 カンチャナブリ県、ラチャブリ県、ペチャブリ県ペチャブリ市(同県カオヨイ郡、ノンヤープロン郡、タヤーン郡、バンラート郡、バンレーム郡、ゲーングラジャーン郡)、ラヨン県、ジャンタブリ県、トラート県トラート市(同県クロンヤイ郡、カイサミン郡、ボーライ郡、レームゴープ郡、コクルート郡)、ナコンパノム県、サコンナコン県、ロイエット県、ルーイ県、スリン県、ターク県、スコータイ県、メーホンソン県、ウタラディット県、プレー県、ナーン県、ソンクラー県ソンクラー市(同県サダオ郡)、トラン県、サトゥン県‥‥‥以上20県における外出禁止令を撤回。
6月13日 タイ全土で外出禁止令を撤回。
国家平和秩序評議会はクーデター後、警察長官ら警察幹部34人、県知事13人、国防次官、法務省特捜局(DSI)局長らタクシン派の幹部官僚を解任。タクシン派の政治家、政治活動家を中心に、6月11日までに400人以上を出頭させ、多数の身柄を拘束した。また、テレビ、ラジオを管理下に置き、軍政に批判的な報道を禁じている。
国家平和秩序評議会は11日、アタポン検事総長、スウィチャク議会下院事務局長、スラチャイ情報通信技術(ICT)省次官の3人を解任し、首相府次官室付に異動した。3人はいずれも、タクシン元首相派インラク政権よりとみられていた。
6月10日 国家平和秩序評議会はタイ国際航空が自社の取締役と前、元取締役への自社航空券の無料支給を取り止めると発表した。国営企業幹部の特権見直しの第1弾で、今後、他の国営企業でも不要な特典の剥奪を進める方針だ。
タイ航空は現在、自社の取締役と前、元取締役に対し、年間に国際線10枚、国内線10枚の航空券を無料で与えている。席はビジネスクラスで、ファーストクラスが空いていればアップグレードされる権利を持つ。以前はファーストクラスの航空券を支給していたが、2011年にビジネスクラスに格下げした。
タイ航空はタイ財務省が株式の51%を保有するほか、タイ政府系投資ファンド、タイ政府系銀行などが出資し、タイ政府資本の出資比率は約7割に上る。格安航空に押されるなどして経営は厳しく、2013年に120億バーツ、今年1~3月に26億バーツの赤字を計上した。
国家平和秩序評議会はタクシン元首相派が優勢な北部、東北部でタクシン派組織(通称、赤シャツ)の解体を進めている。
北部チェンライ市では13日、地元のタクシン派団体の解散式が行われ、軍、県庁の担当者が見守るなか、タクシン派団体幹部が「タイに幸せを返すため、シャツの色を消す」等と述べた。タクシン派団体関係者はタクシン派のシンボルカラーである赤いシャツではなく、黒、白などのシャツを着用。式典の間中、表情は硬いままだった。
6月9日夜、バンコク郊外ノンタブリ県の商店の裏の草叢で、肥料袋に入ったライフル銃3丁、銃弾248発、小型砲弾1発などがみつかった。
国家平和秩序評議会が武器の取り締まりを強化していることから、武器の所有者が摘発を恐れて投棄したとみられている。
6月13日19時半ごろ、バンコク都内ラマ9世通りのアソーク交差点近くで手榴弾が爆発し、自動車4台が破損した。けが人はなかった。
タイ字紙タイラット、デーリーニュースなどが報じた。
国家平和秩序評議会は、公開中の歴史大作映画「キング・ナレスワン5」の15日午前11時からの分の入場料をタイ全土の映画館160スクリーンで無料とする。3万5000席分で、タイ人限定。愛国心の発揚と軍政への支持取り付けが狙いとみられる。
「キング・ナレスワン5」は16世紀にビルマ軍を追い払いタイの独立を回復した英雄、ナレスワン大王を描いた映画シリーズの第5作。
6月12日 12日に開幕したサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会のタイでのテレビ放送はう余曲折の末、全64試合が無料テレビで放送されることになった。
ブラジル大会のタイでの放映権を持つ音楽芸能会社RSは当初、有料テレビで全試合を放送し、無料放送は22試合だけを予定していた。これに対し、放送通信政策の策定、事業権付与を担当するタイ放送通信委員会(NBTC)が「全試合を無料で放送すべき」と主張し、行政裁判所に提訴。しかし、行政裁は11日、RS勝訴の判決を下した。
ここで介入したのが国家平和秩序評議会。タイでW杯の人気が極めて高いことを考慮し、無料テレビで全試合放送させるのが得策と判断。放送通信委を通じてRSに4億2700万バーツを支払い、全試合を無料で放送することを飲ませた。
無料テレビでは軍が所有するチャンネル5が38試合、チャンネル7が29試合、RSのチャンネル8が56試合を放送する予定。有料テレビでは最大手トゥルービジョンズが全試合を放送する。
国家平和秩序評議会は「微笑み、愛、幸せを国民に返す」と銘打ったイベントを15日15~20時、バンコク都内のルンピニ公園で開催する。
歌手、俳優、警察の楽隊、警察犬らが出演するほか、警察・軍の医療チームによる健康診断、インフルエンザの予防接種などが行われる。食事、飲物も振る舞われる。いずれも無料。
↓6月4日の同様のイベント




さてさて、これらを見て、どう読み解きますか?夜間外出禁止令は無くなりました。しかし、タクシン派の武闘勢力は地下に潜っているのかも?要はタクシンあるいはインラックが政権を取っていた時に、それによって利益を得ていた者は、そのことが忘れられずに、過去へ戻そうとするでしょう。
プラユット・チャンオーチャー国家平和秩序評議会議長が着々と改革を進めている様ですが、タクシン派に踊らされていた人々をどこまで取り込めるかが、ポイントでしょう。
アメリカのでもなく、日本の様でもない、タイ流の民主主義がきちんと育って行けば良いのですが。今、私達はその時代の流れのどこら辺りを泳いでいるのでしょうね?
6月3日 チョンブリ県パタヤ特別市、スラタニー県サムイ島郡、プーケット県における外出禁止令を撤回。
6月6日 プラチャップキリカン県ホアヒン郡、ペチャブリー県チャアム郡、クラビー県、パンガー県における外出禁止令を撤回。
6月8日 トラート県チャーン島、ソンクラー県ハジャイ市、スラタニー県パンガン島における外出禁止令を撤回。
6月10日 カンチャナブリ県、ラチャブリ県、ペチャブリ県ペチャブリ市(同県カオヨイ郡、ノンヤープロン郡、タヤーン郡、バンラート郡、バンレーム郡、ゲーングラジャーン郡)、ラヨン県、ジャンタブリ県、トラート県トラート市(同県クロンヤイ郡、カイサミン郡、ボーライ郡、レームゴープ郡、コクルート郡)、ナコンパノム県、サコンナコン県、ロイエット県、ルーイ県、スリン県、ターク県、スコータイ県、メーホンソン県、ウタラディット県、プレー県、ナーン県、ソンクラー県ソンクラー市(同県サダオ郡)、トラン県、サトゥン県‥‥‥以上20県における外出禁止令を撤回。
6月13日 タイ全土で外出禁止令を撤回。
国家平和秩序評議会はクーデター後、警察長官ら警察幹部34人、県知事13人、国防次官、法務省特捜局(DSI)局長らタクシン派の幹部官僚を解任。タクシン派の政治家、政治活動家を中心に、6月11日までに400人以上を出頭させ、多数の身柄を拘束した。また、テレビ、ラジオを管理下に置き、軍政に批判的な報道を禁じている。
国家平和秩序評議会は11日、アタポン検事総長、スウィチャク議会下院事務局長、スラチャイ情報通信技術(ICT)省次官の3人を解任し、首相府次官室付に異動した。3人はいずれも、タクシン元首相派インラク政権よりとみられていた。
6月10日 国家平和秩序評議会はタイ国際航空が自社の取締役と前、元取締役への自社航空券の無料支給を取り止めると発表した。国営企業幹部の特権見直しの第1弾で、今後、他の国営企業でも不要な特典の剥奪を進める方針だ。
タイ航空は現在、自社の取締役と前、元取締役に対し、年間に国際線10枚、国内線10枚の航空券を無料で与えている。席はビジネスクラスで、ファーストクラスが空いていればアップグレードされる権利を持つ。以前はファーストクラスの航空券を支給していたが、2011年にビジネスクラスに格下げした。
タイ航空はタイ財務省が株式の51%を保有するほか、タイ政府系投資ファンド、タイ政府系銀行などが出資し、タイ政府資本の出資比率は約7割に上る。格安航空に押されるなどして経営は厳しく、2013年に120億バーツ、今年1~3月に26億バーツの赤字を計上した。
国家平和秩序評議会はタクシン元首相派が優勢な北部、東北部でタクシン派組織(通称、赤シャツ)の解体を進めている。
北部チェンライ市では13日、地元のタクシン派団体の解散式が行われ、軍、県庁の担当者が見守るなか、タクシン派団体幹部が「タイに幸せを返すため、シャツの色を消す」等と述べた。タクシン派団体関係者はタクシン派のシンボルカラーである赤いシャツではなく、黒、白などのシャツを着用。式典の間中、表情は硬いままだった。
6月9日夜、バンコク郊外ノンタブリ県の商店の裏の草叢で、肥料袋に入ったライフル銃3丁、銃弾248発、小型砲弾1発などがみつかった。
国家平和秩序評議会が武器の取り締まりを強化していることから、武器の所有者が摘発を恐れて投棄したとみられている。
6月13日19時半ごろ、バンコク都内ラマ9世通りのアソーク交差点近くで手榴弾が爆発し、自動車4台が破損した。けが人はなかった。
タイ字紙タイラット、デーリーニュースなどが報じた。
国家平和秩序評議会は、公開中の歴史大作映画「キング・ナレスワン5」の15日午前11時からの分の入場料をタイ全土の映画館160スクリーンで無料とする。3万5000席分で、タイ人限定。愛国心の発揚と軍政への支持取り付けが狙いとみられる。
「キング・ナレスワン5」は16世紀にビルマ軍を追い払いタイの独立を回復した英雄、ナレスワン大王を描いた映画シリーズの第5作。
6月12日 12日に開幕したサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会のタイでのテレビ放送はう余曲折の末、全64試合が無料テレビで放送されることになった。
ブラジル大会のタイでの放映権を持つ音楽芸能会社RSは当初、有料テレビで全試合を放送し、無料放送は22試合だけを予定していた。これに対し、放送通信政策の策定、事業権付与を担当するタイ放送通信委員会(NBTC)が「全試合を無料で放送すべき」と主張し、行政裁判所に提訴。しかし、行政裁は11日、RS勝訴の判決を下した。
ここで介入したのが国家平和秩序評議会。タイでW杯の人気が極めて高いことを考慮し、無料テレビで全試合放送させるのが得策と判断。放送通信委を通じてRSに4億2700万バーツを支払い、全試合を無料で放送することを飲ませた。
無料テレビでは軍が所有するチャンネル5が38試合、チャンネル7が29試合、RSのチャンネル8が56試合を放送する予定。有料テレビでは最大手トゥルービジョンズが全試合を放送する。
国家平和秩序評議会は「微笑み、愛、幸せを国民に返す」と銘打ったイベントを15日15~20時、バンコク都内のルンピニ公園で開催する。
歌手、俳優、警察の楽隊、警察犬らが出演するほか、警察・軍の医療チームによる健康診断、インフルエンザの予防接種などが行われる。食事、飲物も振る舞われる。いずれも無料。
↓6月4日の同様のイベント




さてさて、これらを見て、どう読み解きますか?夜間外出禁止令は無くなりました。しかし、タクシン派の武闘勢力は地下に潜っているのかも?要はタクシンあるいはインラックが政権を取っていた時に、それによって利益を得ていた者は、そのことが忘れられずに、過去へ戻そうとするでしょう。
プラユット・チャンオーチャー国家平和秩序評議会議長が着々と改革を進めている様ですが、タクシン派に踊らされていた人々をどこまで取り込めるかが、ポイントでしょう。
アメリカのでもなく、日本の様でもない、タイ流の民主主義がきちんと育って行けば良いのですが。今、私達はその時代の流れのどこら辺りを泳いでいるのでしょうね?
