宮原に着くと国道322号線を渡る。金辺川を渡り、流れに沿うて街道は香春へと続く。国道を歩くことなく自由に歩くことができるのはやはり良いことである。 橋を渡り切り、右に川岸に沿う。心地よい風が少し汗ばんだ顔に当たり爽やかさをかんじる。
ところが川を渡る前に少し斜め左前方に桃色、白色との入り混じった田んぼが目に入ったのである。もちろん秋桜花である。ご存知のように秋桜花は一年草であるから田んぼの持ち主が手を加え、育てたのであろう。この様な場所にあることを期待していなかったので思わぬ寄り道となった。20cmか30cmの高さで、盛りのときは絨毯を敷き詰めたように見えたであろうが、時既に遅しの感があり、まばらであった。この様な風情は歩くことへのおまけであると言っても過言ではない。 少しばかりの寄り道であった。またもと来た道をとって返し歩き続けるのである。
橋の袂には一里塚のように大木が茂りその根元の横には猿田彦の小さな祠がある。所謂道しるべの神である。この場所は影になるものもなく陽光がそここにきらきらと輝いていた。
さあ川に沿って香春宿へと歩を進めよう。(写真:秋桜花と戯れる){写真提供:戸畑支部Y氏}
ところが川を渡る前に少し斜め左前方に桃色、白色との入り混じった田んぼが目に入ったのである。もちろん秋桜花である。ご存知のように秋桜花は一年草であるから田んぼの持ち主が手を加え、育てたのであろう。この様な場所にあることを期待していなかったので思わぬ寄り道となった。20cmか30cmの高さで、盛りのときは絨毯を敷き詰めたように見えたであろうが、時既に遅しの感があり、まばらであった。この様な風情は歩くことへのおまけであると言っても過言ではない。 少しばかりの寄り道であった。またもと来た道をとって返し歩き続けるのである。
橋の袂には一里塚のように大木が茂りその根元の横には猿田彦の小さな祠がある。所謂道しるべの神である。この場所は影になるものもなく陽光がそここにきらきらと輝いていた。
さあ川に沿って香春宿へと歩を進めよう。(写真:秋桜花と戯れる){写真提供:戸畑支部Y氏}