仙道古墳から少し距離がある。以前焼ノ峠古墳を探訪したときに立ち寄るつもりだったのだが疲れていたのか、ボーッとしていたのか曲がらなければならないところを曲がらずに真っ直ぐに行ってしまって戻る気にならずそのまま走り去ってしまったのである。ここは常時見ることが出来るので敢えて公開日でなくてもいいのだが本日はここがメインである。
駐車場に向かっていると道に長い紐上のものが落ちている。避けようかなと思って見ると・・・動き出した。シマヘビだ。今にも轢くかと肝を潰したが上手く避けてくれた。我輩の干支は巳年だ。だから蛇を殺してはいけない。
こんなところに水車がある。だだっ広い平野にあって水を引くのは大変だったろう。「必要は発明の母である」というこの言葉は正鵠を射ているではないか。
狐塚の次は仙道古墳である。途中何箇所かに古墳があるのだが本日は割愛しなければならない。但し、母にはあそこをこういってこう行くと古墳があって石室も残ってるよなどと説明はする。母は大人しく聞いてくれるからありがたいなと思うのである。
ご覧のように装飾古墳ではあるが御多分に漏れず殆ど消えている。
ここで三ヶ所目だが賢明なる読者諸氏なら既にもうお判りになるだろうが石室の造りが三者三様である。ここは三方を大きな板石で囲ってあるのである。
筑前町マップ 仙道古墳 焼ノ峠古墳は赤字で記してあり、他に大塚古墳、鷲尾塚古墳、観音塚古墳の名前も見える。花立山穴観音古墳は小郡市に属するのでこのマップには載っていないが城山公園の近くである。
日岡古墳から次の古墳に移動する。その途中三連水車に立ち寄る。さて、狐塚に向かう。我輩はこの狐塚には何度も行っているのだが毎度毎度道に迷っているのである。母に言う「どうも狐につままれたようだね」
ここも古墳の形はない。しかしよく残してくれたなと言いたくなるほどここの石室はあまりにもユニークなのである。やはり現物を見るべきであろう。
通り抜ける人たちが不思議そうな顔をして我輩を見る。物好きだなといわんばかりに我輩の顔を見て船塚を見るのである。
やはり大きいな。登りがいがありそうだろ。いいリハビリになりそうだな。