緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

第68回卒園式 コロナ感染症対応の短縮版で・・・

2022年03月16日 17時46分00秒 | 幼稚園

令和4年3月16日(水)晴天。

あたたかく晴れやかな卒園式の日を迎えました。

昨日までで時折お天気が大変気がかりでしたが、

朝からとても明るく嬉しく、有り難いことです。

 

長らく厳寒の日々を過ごし草木もちぢこまっていました。

我が家の白木蓮の花もサクランボの花もやっと咲き始めました。

 

先週末から日中は20℃。朝方は7℃。寒暖の差が激しい日々です。

梅は例年より遅く開花しましたが、もう満開を過ぎました。

園庭のシンボルツリー3本の桜の木も、つぼみがぐんぐん膨らみつつあります。

開花は、例年より少し早まる感じです。

 

 さて、今から11年前、2011年3月11日午後2時46分ごろ、

まさに千年に一度の「未曾有の国難」の巨大地震が、

三陸沖を震源に 日本列島を襲い、その直後に卒園式でした。

 

 阪神大震災の約1000倍に相当するM9.0のエネルギーで、激震が約5分も続いた後、

最大数十メートルの津波が押し寄せ、無数の方々の命や生活が奪われました。

 

 日本本土の地盤が、約2.4メートルも移動したというほどの衝撃に、相次ぐ余震、

そしてあってはならなかった福島の原子力発電所での炉心溶融。

 

被曝被害も発生し、数十万人が避難生活を余儀なくされ、

広範囲で大きな被害が出て緊張の日々が続き、

今もなお帰宅困難な地域もあります。

 

 関東~東海地方に、重ねてマグニチュード7クラスの最悪の事態が起こらないよう願いつつ

被災者の皆さんの一刻も早い復興と、犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。

とりわけ被害に遭われた皆様の「心の復旧復興」を心よりお祈りいたします。

さて、国外に目を向けると、

 平和なスポーツの祭典 北京オリンピック

そしてパラリンピック メダルラッシュ 

 

そのさなかに、正反対の とんでもないニュース!!!

先月2月24日からは、毎日のトップニュースは

ロシアのウクライナ侵攻の関連ばかりです。

 

突然の戦争、そして日増しに増える難民となっている老若男女、

ウクライナの人々の被災数が増加、

ロシアは民間人にも無差別に攻撃!

 

赤ん坊の泣き声や、お年寄りが涙ながらに嘆く姿をドンドン報道され、

他人ごととは思えず、胸が締め付けられる思いが致します。

 

一刻も早く戦争をやめて、ウクライナに平和な日々が戻るように

願いながら、自分に出来ることは何か?考えて せめて緊急のアクト

『ウクライナ難民救済の募金活動』に参加しています。

 

さて、本日 第68回卒園式が無事に終了しました。

☆卒園式 79人のご卒園、

  誠におめでとうございます!

  今年も、玄関や園庭やホール…

思い出のシーンを、親子でしっかり脳裏に刻むように

記念撮影をして帰っている姿がみられました。

いよいよ9時半には、受付、くじ引き開始。

これは,卒園式式場の座席の抽選です。

一家につき保護者お一方様だけ、式場に入場出来ることになりましたから、

公平にくじ引きで指定席を決めさせていただきました。

もうお一方様は、園庭までで園舎内へは出入り禁止とさせていただきました。

 

お席は、園児用も保護者用も間隔を空けてお座り頂くように据え置きました。

例年とは違いコロナ対応で 変更点も多く、より一層時短を図りました。

 

9時55分には卒園生全員が登園し終えて、

10時に、担任の先生から、最後のお別れのお話があり、

式場に入る前の心構えを作ってから、廊下に整列し

一列に並びました。

 

10時5分には園長先生と三人の学校評価委員さんが入場し、

少し緊張した表情で 卒園生の保護者の皆様も 殆どの方が着席。

 

10時15分から、この度の新型コロナウィルスの防御のための

変則的な短縮版卒園式について、園長先生から経緯の説明がありました。

 

武漢から、日本国内のみならず、韓国や、ヨーロッパ、アメリカにも拡散し、

非常事態になりパンデミックが世界中で起こりました。

福岡県にも多数の感染者が出て、日本全国の小中高校に一斉臨時休校の要請が

一昨年4月には安倍総理から発せられ、一旦は鎮まりかけましたが

第二波、そして第三波・第四波・第五波が起こってしまいました。

 

残念なことに『まん延防止特別措置』は2週間延長に。

それで式は、30分以内の超短縮版の卒園式に変更でした。

 

開式5分前には、今日の主役の79名の年長組さんが、

担任の先生と胸を張って式場の入口付近の廊下に整列。

左胸には、心を込めて作った花かざりが とてもきれいです。

 

 10時15分に、威風堂々』(いふうどうどう、英語: Pomp and Circumstance

作品39を佐々木先生が演奏。この曲は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーが作曲した

管弦楽のための行進曲ですが、その荘厳な威風堂々』のメロディーにのって

皆の拍手の中                  

いよいよ卒園生が入場開始し、10時半には卒園式の開式でした。

 

仰木先生の開式のことば  から、

先ずは国旗に向かって『国歌 君が代』の斉唱のはずでしたが、

コロナ対応で、ピアノでの演奏のみです。

(全て歌や呼びかけは、マスク着用したまま)

 

 厳粛な静寂の中、担任の先生が、一人の卒園生の名前を呼び上げ

緊張した面持ちのその代表の子どもは、元気な返事でした。

「はいっ!」

園長先生から 卒園証書を今年は卒園児全員に手渡すことが出来ず

代表のさくら1組のMくん 一人の名前を呼びあげて手渡しました。

 卒園証書を大事に受け取って… 着席。

 

79人の卒園生は、引き締まった表情で、しっかり胸を張り

園長先生に視線を合わせてお辞儀して、どの子も立派な態度でした。

今年最後の人は14,067番目の卒園生となりました。

 

最後の卒園演奏、♪『ずっといっしょ』は、感動を呼びました。

ピアノの伴奏が静かに始まりました。同時に涙がこぼれそう。

式の後半、一人の女の子が歌を歌いながら泣きはじめました。

保護者席でも、あるお父様が涙を拭いていました。

お母様も数名がハンカチを取り出し目頭を押さえ… もらい泣き!?

                

この辛い気分のマスク生活の2年間でしたが、

在園時のさまざまな思い出が、走馬灯のように頭の中でめぐり、

胸がいっぱいになって 涙ぐみそうになりました。

              

今日は、卒園証書を手渡すときには、

涙ではなく笑顔でお別れできるように

平常心を保つよう努力しています。

 

卒園式に、涙ぐむ職員や、保護者、卒園生も多いのですが、

別れの辛さだけでなく、

たぶん園生活の初めからのことをいろいろと思い出し、

その幼かった子どもの見事な成長ぶりや

印象深かった出来事が想起され、

自然に感動し思わず知らず涙ぐむことが多いのですね。

 

あたたかい心の謝辞をくださったM会長さん、

有難うございました。 

 

  「卒園生の態度が素晴らしい!」

  「すごい集中力!」  「目が輝いていますね!」

 

実は、臨時休園の日が2月から3月にかけて多かったので

卒園式の練習時間が全然取れなかったのでしたが、

ある保護者の方が、感謝とねぎらいの言葉をくださいました。

                    

全ての園児の誇らしい成長ぶりの姿が見られて、

園児どうしが、お互いの頑張りを認め合い、

褒め称え合っているのは、一番良いことだったと、嬉しく感じました。

                      

 学校評価委員のN先生もI先生もS先生も・・・

「どの子も行儀が良いし、はきはきしている。」

「名前を呼ばれたら、返事は、元気のよいハイ! とても良かった。」

「集中して式に参列するのは、大人でもくたびれるのに、スゴイ集中力!」

歌や呼びかけは、最初、緊張気味の感じだったが、人生初めての卒園式で、

しかも変更ばかりで、練習も無く、ぶっつけ本番で、緊張したことでしょう。

「マスクしているのに、とてもよく歌声が出ていました。」

などとお三方からは、称賛の声でした。

  

本当に、姿勢が良くて、最後までよい態度で、

心を込めて しっかり集中して 式に参加し 素晴らしい集中力!

お話を聴く態度が、最高によくできていた日でした。

                         

 

               

 最後まで厳粛にスムーズに卒園式が終わりました。 

うららかな日差しの園庭で、しばらくクラスごとに名残を惜しみつつ

それぞれ沢山の思い出を胸に刻んで、家路へ!

      

今年は、保護者の皆様のマナーもとてもよく、私語もなく、

駐車マナーをよく守って、お互いに譲り合い、

全てが大変良い雰囲気で進行いたしました。

                     

 ご卒園、おめでとうございます!

 6月の第1回同窓会まで、お元気で!

  きょうの卒園式のシーンも入れた卒園アルバムは、

  そのときにお渡しいたします。どうぞ、お楽しみに!

                         

数々のご協力をいただきありがとうございました。

卒園後も 末永く 幼稚園を

心のふるさととして

親子でより所にしてください。

折に触れ、子どもたちの成長ぶりを 

園長・担任教諭に ぜひ園へ訪れて お知らせください。

 

全員の健やかな成長とご活躍をお祈りしています。

                  

 志を高く、大きな夢の実現に向かって、親子で

 元気、勇気、根気、やる気で頑張ってください。

 卒園生総数は、14,067人 になりました

  国会議員・北九州市会議員・大学や高校や中学・小学校の先生や校長先生、

会社の社長さんになった人も、医者・薬剤師・看護師・介護などの仕事についた人も

あるいは、デザイナーや画家やピアニストや音楽家、書家などなど

芸術的な分野でのご活躍の目覚しい人もいます。

プロスポーツウーマン(卓球)もいるようです。

                            

 世界的に目覚しい活躍で名前の知られた卒園生は、

孫正義さん(ソフトバンクホークスのオーナー) でしょう。

  http://www.ustream.tv/recorded/11223402

 (ユーストリームで約2時間、↑ 未来の教育に関する興味深い対談。)

  http://www.softbank.co.jp/donations/?page=list.html

 北九州市立引野小学校の創立50周年の記念式典の折りに

卒業生の孫正義さんからのお祝いのビデオレターが、来賓紹介の最後に

披露されました。そのことは、以前のブログでも紹介させていただきました。

子ども向けと大人向けの二種類をDVDに収録してありました。

                           

クラッシック音楽の世界で国際的に注目されたのはピアニストの永田郁代さん

イザイがショパンの楽曲のバイオリンでの演奏に編曲した楽譜を復元し世界初の出版。

その時々の当代一流のバイオリニストたちが愛したショパンのピアノ曲のバイオリン版。

約100年前、イザイもバイオリンの名手のお一人で大人も子どもも知っている方。

永田さんは、イザイのご子孫を現地ヨーロッパに訪ねてパリに滞在し、

数年間苦労を重ねて復刻したそのイザイの楽譜を元にした演奏を試みました。

NHK交響楽団首席バイオリニストだった徳永二男(とくながつぎお)さんの

バイオリン演奏でピアノは永田さんの演奏で、その翌年11月5日にCDを出されました。

永田さんは、ヨーロッパやアメリカでもコンサートを行い、むしろ国内よりも外国で有名。

イザイの母国ベルギーの大使館でも大使ご夫妻に招かれてコンサートが開かれました。

その後、日本の新聞各紙でも記事が大きく掲載されて、大いに注目され

地元の北九州市若松区学術研究都市内のFMラジオ『エアー ステーション ヒビキ』

にも永田さんは、日本イザイ協会の理事長としてご出演でした。

                      

もうお一人、ご紹介バイオリニストの福崎雄也さん

3歳からヴァイオリンを始めて幼稚園に在園中も篠崎先生にご指導を受けて、

東京芸大附属音楽高等学校を経て東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程修了後、

東京芸大管弦楽研究部に所属し、東京芸大の非常勤講師として後進の指導に当たりながら

響ホール室内合奏団アシスタントコンサートマスター、

またアクロス弦楽合奏団のメンバーとしてもご活躍中

年間に数回地元福岡県でもコンサートに出演なさっています。

2023年度頃には、幼稚園の『音楽会』にご出演くださる予定です。

どうぞお楽しみに!

                           

 他にも実業家、建設業、大工さん、有機農業家、エンジニア、仕出し料理屋、公務員…

コックさん、パン屋さん、パティシエ、写真屋、果物店主、八百屋、美容師、自営業など、

様々な社会の分野で、それぞれの輝く個性と能力に磨きをかけ、ゆたかな感性を開花させて

先輩の卒園生の皆さんは、世のため人のために輝く才能を発揮し貢献しています。

                           

緑ヶ丘第二幼稚園出身ということに 誇りを持ち 

これからも胸を張って、元気いっぱい

それぞれの好きなことで、

目覚しいご活躍をお祈りしています     

教職員一同は、いつも、

卒園生全員の幸せな人生を

心からお祈りしています。

どうぞ、また、お気軽に園にお立ち寄りください。

         



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