緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

感動! 松本和将さんと奥田佳道先生の訪問ピアノコンサート

2007年11月05日 21時00分05秒 | 音楽関係・コンサート・LP・CD・DVD

11月5日(月) 

松本和将さんをご存知ですか?注目の新進気鋭のピアニストです

「一流のクラシックの演奏家」というイメージとは全然違う極めて普通な気取らない雰囲気の若者です。

実は、ご本人に会う前に、「ヴォカリース」というCD(1999、Victor)を聴きました。解説書にピアニスト直筆メッセージ。そして沢山の写真。曲目は、リスト「カンパネラ」、ラフマニノフ「ソナタ」、音の絵、前奏曲 他。これは、松本さんが、クラシック・ピアノのファン層拡大に努めた意欲的なCD。リストのソナタをメインに据えた若向けのヴィルトゥオーゾ作品集。「正にサムライ魂全開の演奏!」と評されている。冒頭に置かれたラフマニノフの前奏曲は、自然な弾き出しだが、次第に音が増え(17小節以降)若干加速し、力いっぱい体当たりして感動を表現。パワフルな意欲的な表現は、聴いていて好感が持て,元気になる気分。

とにかく、昨日11月4日(日)、いよいよ響ホールへ出かけた!

チョウチンさんのチェロとのデュオの演奏会。ピッタリ合った二人の呼吸!感動の演奏会!演奏後のサイン会やティータイムトークも、和菓子と抹茶…和やかな雰囲気でリラックスした素顔のお二人に接して、より一層身近な感じがして追っかけ応援団の団員になりそうな感じになってきた。 北九州国際音楽祭ボランティアの皆様は、心のこもったお土産までご準備下さり、お世話が行き届き、感謝感激でした。

趙静さんとのトークや松本和将ファンクラブホームページによると、

1979年生まれ満28歳の松本和将さんは、

幼児期からの夢を実現できた幸せな人。

しかもその夢は、ピアニストという、天賦の才能がなくては、努力だけでは 絶対に叶えられないものでした。

ご本人は 「作曲家でも、指揮者でもよかった。とにかく音楽家になれたらいいなと思っていました。」と、さらりと述べた。

いくつかの偶然と巡り合わせが重なって、今日の自然体のピアニスト松本さんがあるようです。

松本さんは、国内外で演奏活動を展開中。

その音楽性豊かな演奏は、世界各地で高い評価を受けている。

2003年には、世界三大コンクールとして名高い

エリザベード王妃国際音楽コンクールでピアノ部門5位入賞。(日本人最高位)

かのピアニスト園田高広先生が絶賛した という経歴を持つ。


あたたかさ、力強さ、やさしさにあふれた輝く音は、彼の人柄を思わせる。

出身高校は県内有数の進学校であり、成績はトップクラスだった。

そろばんを習っていたので、暗算が大得意。語学も堪能。

今では英語、ドイツ語をマスターしている。

何でも易々とこなすマルチタレントな人。クラシック一本やりの経歴ではない。

高校時代は同級生とロックバンドを結成し、自らも作曲をしていた。

当時は、エレキギターを担当していたとのこと。

ギターはかなりの腕前で、他のバンドからゲスト出演依頼が殺到するほどだった。

熱狂的な B'zファンでも知られている。

特にB'zのギタリストである松本孝弘氏を敬愛しているとのこと。

クラシックだけでなく、他分野の音楽にも精通した異色の天才ピアニストである。

人柄はとても温厚。 テレビ・ラジオ等のメディアにもよく出演。

ご自身のブログではプライベートな話題にも言及。最近では車が趣味。

オフには友人と夜通しドライブをすることもあるという。

この「友人」って、現在の奥様のことかも?(もちろんBGMはB'z)。

国道をすべて制覇するのが当面の目標らしい。

HIROSHIMA MUSIC FESTIVALのゲストピアニスト。

2007年6月現在は、ベルリン芸術大学大学院在籍。

  生まれは美術館の街として知られる倉敷市。

家の隣がたまたま保育園だったので、幼児期は、

そこからピアノの音が流れてくると、家の窓を開けては一心に耳を傾けたそうです。

本格的にピアノを習い始めたのは6歳から。

幼稚園に通っていたころから、既に人前で弾くのが大好きで

中学、高校時代は、友だちとバンドを組み、ロックにのめりこんだそうです。

それで、お気に入りは B'zやXJapan、

スウェーデンのイングウェイ・マルムスティールや

ドイツのバンド、ハロウィンを好んでた。

「ロックもクラシックも基本的な部分は同じだと思う。

ただロックのほうが聴衆の反応が直に伝わってくるので、こちらものってしまう。」

「中学3年の時、たまたま先生に勤められて全日本学生音楽コンクールに出場したら、何と全国1位。」

けれど、趣味で弾いていたロックをやめてまで、クラシックに専念するつもりは、当時はなかった。

転機は高校3年の時。ウクライナのキエフで開かれた

第2回ホロヴィッツ記念国際ヤングピアニストコンクール

(14~18歳の部)を受けたら、3位入賞。

「生まれて初めて行った外国で、生まれて初めてブラボーを浴びました。」

その時の感激は今も全然薄れない。

いろいろな国の音楽学生と巡り合い、開眼、やがて松本さんの中で、ロックとクラシックの比重か逆転して、翌1998年に東京芸大に入学。

その年の秋、日本音楽コンクールで見事、優勝。

「自信がなかったわけではないけれど、何が何でも1位を取らなければとも考えなかった。落ちても失うものもないし、人前で弾くチャンスですから。」

と、弾くこと事体が嬉しくて、「たまたま1位になっちゃった。」のです。

すべてに対して自然体のようですが、努力は惜しみません。

だから「練習したな~というのがありありと見えるようではダメです。

自然にらくらくと弾いているように見えなくては。」と…。

好んで弾くのは、リストショパンラフマニノフ

何より「自分の感情に素直に弾くこと」を心掛けているそうです。

結局はそれが作品に敬意を表することになると思うと…

  好きなピアニストは往年の大巨匠ホロヴィッツ

「主観的な、とても深い世界を持っているし、クラシックという壁を感じさせずに

純粋に音楽として聞かせ、聴衆を共感させてしまうのがすごい。」

だからといって巨匠ホロビッツに近付こうなどとは思っていない様子。

「僕は僕の音楽をするだけ。それしかできません。」 と 謙虚。

昔は、「自転車で走るのが好き」で、通学に利用し時間を見つけては、

荒川の河畔にでかけたりもしたそうですが、

「地下鉄のあの無機質な暗い雰囲気に比べて、路面電車は心が和みますね」

「町屋あたりで感じる下町の雰囲気も好き」

「人と人とのつながりが濃いですね。東京で感じる″冷たさ″から

開放される気分になります」とおっしゃっていたが、…ドイツ ベルリンに留学。

今では、車が大好きで、F1のファンで、鈴鹿サーキットにも度々出かけたり、

新婚の奥様と一緒に仲良くドライブに出かけるそうです。

車が大好きなピアニストで、そのせいか、スピード感、切れ味の良い表現は

抜群のリズム感とバランス、感度のよいゆたかな感性に支えられていると感じます。

今後の期待が高まります。

さて新進気鋭の注目のピアニスト、松本和将さんが、本日は

緑ヶ丘・第二幼稚園へ、訪問コンサート!

夢のような話が、実現しました。

今朝、7時半、ピアノの調律師村山さんがYAMAHAから来てくださり

9時半頃、北九州国際音楽祭事務局の川路さんと、豊嶋(てしま)さんが来園。

(豊嶋さんは、ソプラノの豊嶋さんのお姉様!)

10時過ぎには松本さんと司会進行の奥田佳道先生が到着。

 子どもたちも~ワクワク~お待ちして、準備を整えました。

いよいよ11時~調律も出来上がり ピアノコンサート開会! 

司会進行役の音楽評論家の奥田佳道先生は、

年長組の幼児にわかりやすく曲目を解説くださった。

松本和将さんのピアノも、指で弾く のじゃなくて、全身の渾身の力で
格闘していらっしゃる感じの部分もあり、また繊細な表現も際立ち
まるでスタンウェイか!? と思うほど素晴らしい演奏で大感激でした。

調律の村山様にも随分ご苦労をお掛けしました。が、やはり弾き手次第!?

子ども達の反応も、どの子も最後まで背筋がピーンと伸びていて、
一心に集中してピアノの奏でる音楽に聴き入り、楽しんでいました。

担任の先生達だけでなく、母の会役員のお母様方も、
地域の絵本読み聞かせボランティアで来園中のご年配の方々も
声をそろえて、以下のような感想を述べておられた。

(まとめてご紹介)

・「こんな機会が作っていただけて、子ども達は最高に幸せでしたね。」

・「子どもたちのお行儀の良さにビックリしました。美しいものは美しいと感じる感性が育っていて素晴らしい!」

・「情熱的でパワフルで、しかも繊細な演奏で感動し、心洗われた思いです。」

・「年長組の子ども達の心の中に、一生、あのシューベルト『即興曲』や
 吉松隆さんのプレイアデス舞曲集『さりげない前奏曲』や『プラタナスダンス』、
 今まで聴いた生演奏の中では最高の『トルコ行進曲』、
 そしてスケールの大きい『英雄ポロネーズ』が、
 右脳に刻まれ、良い刺激になったに違いない!」

・「18日の響ホールでの園児の音楽会に向けて、モチベーションが高まった。」

・「現代作曲家吉松隆さんの名前は初めて聞いたが、日本にもたいした作曲家が活躍中と知り嬉しかった。 松本和将さんの名前も初めてだが、将来は大物になりそう。若々しくて才能に恵まれ今後の活躍が楽しみ!」

・「幼稚園のヤマハピアノが、響ホールのスタンウェイに変わったみたいな輝く音色の響きでしたね~感動!感激!元気が出てきました!」

・「まだ歌う練習をはじめたばかりの子どもたちの歌う『ビリーブ』を褒めてくださり、大変嬉しかった。伴奏を弾くとき いつもより緊張してしまったが、お二方に聴いていただき光栄でした。」

・「年長組だけでなく、年中組や年少組の園児にも、保護者にも一同に会して聴かせてあげたいと思った。 でも、八幡西区は、北九州市で一番納税人口も多いのに、本格的なホールも図書館さえも無いから、九州厚生年金病院の跡地にゆくゆく 是非、1600~2000人位は収容できる多目的ホールが欲しいものです。老人会の催しも3回に分けて実施したり、苦労している。青少年の健全育成の為にも環境整備が大事だから 奥田先生にも北九州市当局へ芸術文化の振興の援護射撃の働きかけを是非 専門家の立場から賢明なるアドバイスをお願いしたい!」

・「北九州市は、文化や芸術の不毛の地と言われて いつも悔しく思っていたが、
 きっと このコンサートに参加した子ども達の中から、未来のアーティストや
 クラッシックの愛好家が誕生するかもしれない…。そんな気がして聴きました。」

・「司会・解説の奥田先生に、園児にもわかりやすかったので、お礼を言いたい。
 良い声で、原稿なしにお話され、園児の目線で、流石一流の音楽評論家ですね!」

・「これから、松本和将さんや奥田先生の名前がマスコミに出てくるのを注目して、
  ご活躍を楽しみにしています。早速演奏曲のCDを買いに行きます。」

・「市が財政難といっても、できるだけ幼児期からの教育や文化の推進には
 力をいれ、子ども達の健全育成や感性を高め心をゆたかにする活動に
 惜しみなく支援やチャンスを与える活動は続けて、子どもの未来には
 より一層環境整備し、予算化し、投資して欲しい!」

・「教育や芸術文化振興施策は、即効性は無いかもしれないが、
 ふるさとが誇れるような人材に育つよう 心の栄養をたっぷり与えて、
 辛い困難な事にも立ち向かえるパワーや知恵を蓄えさせ、
 心の宝物がいっぱい詰まったゆたかな感性の子どもに育って欲しい。」

・「限られた予算の中で、内外のトップアーティストによる教育プログラムは、
  素晴らしい!気軽なミニコミュニティーコンサートも年間通じてあると良い。」

・「非行に走る子どもや虐待問題の対応に追われたりするのではなく、
 良い環境で、安心して子育てが出来るように、このような幼稚園訪問
 学校訪問が、どんどん推進され、クラッシック愛好人口が増えれば、
 街中で外国のように気軽に良質の音楽を楽しむ雰囲気が醸し出され
 次第に俗悪劣悪な環境が浄化され、『北九州国際音楽祭』も長く存続
 しそうで、企画アドヴァイザーの奥田佳道先生の貢献は偉大だと思う。」

・「市の少年少女合唱団」だけでなく、「北九州アカデミー少年少女合唱団」
 のような民間の本当に実力のある合唱団にもチャンスを与え、支援がなされ
 国内外への演奏活動や音楽家との交流がもっと、盛んになるように…また
 松本さんのような素晴らしい演奏家との共演も計画していくと、クラッシック音楽
が より一層身近なものになりそうだし、国際交流、ひいては平和外交にも繋がる。」
 
(※注 「北九州アカデミー少年少女合唱団」には、卒園生が多数入団しています。
 来年3月末に ドイツ・チェコ方面に演奏旅行に行くらしい。
 昨年は、中国天津市からのご招待で日本代表で国際音楽祭に出演、最後のトリを飾り絶賛された。
 数年前には、オーストリアでウイーン少年合唱団と世界ではじめて合同合宿し、
 演奏した。オーストラリアのシドニーのオペラハウスでも、演奏した。
 指導者は坂田正克先生。 土曜日午後熊西小学校で練習しています。)

等など…「私も、同感!」 の感想やご意見が、沢山皆様から聞かれました。

ピアノ熱演の松本和将さんにもメールで、心からお礼を申し上げています。

松本夫人や奥田佳道先生とも昼食をご相伴させていただけ、大変光栄でした。

その時初めて奥田佳道先生は、N響のコンサートマスター第一バイオリンの

篠崎史紀さんの義弟と判明!感激でした。

つまり、篠崎史紀さんの奥様は、奥田佳道先生のお姉様!

今後も、松本和将さんも奥田佳道先生も 陰ながら 応援させていただきましょう。

ご協力いただいた皆様、誠に有り難うございました。
 

 お二人のサインは子育てサロンに飾ってあります。 

 

 


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