高知駅前や桂浜に「土佐勤王党の3人像」を並べるそうですね。
私は、これには、賛成しかねます、反対です。
司馬遼太郎さんが、桂浜の龍馬像を賛辞した次の文章から、反対理由を
汲んでください。
<司馬さんが、昭和63年に銅像建設物故者追悼会に寄せたメッセージから抜粋>
銅像の竜馬さん、おめでとう。
あなたは、この場所を気に入っておられるようですね。
私もここが大好きです。世界じゅうで、あなたが立つ場所はここしかないのでは
ないかと、私はここに来るたびに思うのです。
あなたもご存知のように、銅像という芸術様式は、ヨーロッパで興って完成しました。
銅像の出来具合以上に、銅像がおかれる空間が大切なのです。その点日本の銅像は、
ほとんどが、所を得ていないのです。
★その5 鏡川・年収は、300万円と三人扶持切米五石
:このような「地域通貨」が、ありました。
最近、「龍馬研究会」の会報の発送作業を行いました。
その中で、「お米」で”支払い”のはなしが、出ました。
龍馬の時代のように、お米で代価を支払う、これって、
おもしろいじゃない?
高知で取れたお米を「支給」すれば、高知県からお金が、出て行かないし、
県内産のお米の消費につながるし、お金も循環、これこそ「地産地消」。
『全部、「お米」の給料をもらっても、困るけれども、一部なら、
いいんじゃない!』、の結論になりました。
●今から5年後、高知市上町在住:高知県職員「龍馬くん」の年収:
・現金:300万円・・・有税
・お米:三人扶持切米五石=10石4斗・・・無税
(高知県内のお米屋さんでしか使えない「高知県産米・引き換え用
お米券」で、6月、11月にもらった。)
<龍馬くんは、お米券をどのように使ったか>
窪川の龍馬くんの実家では、お米を作っていて、これまでは、
実家からお米をもらっている。
龍馬くんの上町の家庭では、お米券は、不要。
それで、京都市にいる奥さんの両親や、親戚・友人に窪川の新米に
お米券を「換米」して、御中元とした。
奥さんの両親や皆さんは、「新米」に大喜び。
龍馬くんの「株」が、グンと上がったのは、言うまでもない。
※註)三人扶持切米五石とは・・・
一人扶持は、一日に付き、米5合、年間一石八斗、三人扶持で
五石四斗、合計 十石四斗。
切米は、何回にも分けて渡される米、または金銭に切り替えて
渡されるお米のこと。
「一石」は、ひとりが、毎日3回・各一合のお米を一年間食べられる
量のお米のこと。
1合×3回×365日≒1,000合=一石
【余談】坂本家の年収
県職龍馬くんの遠戚:坂本(龍馬)家の領地高は、
161石8斗4升。
高知もしくは、その近辺に居住した郷士82人の平均は、50石程度。
武市半平太は、51石Ⅰ斗8升7合、岡田以蔵20石6斗4升7合。
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