鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

「繰士の誓い」編の各話のタイトル画像をAIにお願いしてみた・前編

本ブログの連載小説『アルフェリオン』各話のタイトル画像を生成AIに創ってもらう企画、継続中です。今回も「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT。以下、オボロさん)に、小説の本文を読み込んで画像化を行う作業をお願いしています。小説自体も更新できるとよいのですが、ここのところ現実世界の仕事が慌ただしく、腰を落ち着けて執筆する気分になかなかなれません(汗)。
 
冒頭の画像は、オボロさんに『アルフェリオン』第36話から生成してもらったものです。真ん中にいるのが、主人公ルキアンです。ちなみに右上のロゴは、当該の画像がAIで生成されていることを表明するためのものです。ChatGPTさんに作ってもらいました。色々と思うところがあって、私が導着したAI画像のうち、本ブログ以外の場所でも他者の目にふれる機会のあるものには、当面は実験的に、面倒くさくない範囲で(おい)張り付けてみようと考えております。万が一、ご希望の方がおられましたら、下記のロゴをご自由に持っていっていただき、あとは自己責任で使ってくださって構いません。
 
【フルヴァージョン】
 
 
【簡略ヴァージョン】
 
話を戻しまして、今回は、『アルフェリオン』の「繰士の誓い」編の各話(第36~39話)からの画像生成です。内容的にみて、主人公のルキアン自身や他の御子たちの行動は比較的地味でありますが、各方面で今後に向けた布石が着々と進んでいくような重要な部分に当たるかと思います。そんな中で、ファルマス様だけが悪役ぶりを発揮して(笑)暗躍しています。
 
まずは第36話「繰士の誓い」から。オボロさんがタイトル案として生成したのは、冒頭の画像です。
 
この絵柄も、なかなかに趣が深いです。
 
再度、生成をお願いすると……。
 
実に味のある魅力的な画像なのですが、第36話のタイトル用としては、画像の中身と実際の小説の内容との間に、つながりが必ずしも十分には見出せません。
 
 
そこで、登場するキャラクターたちにもっと光を当てて、画像を再生成してもらいましょう。
 
実は、シェフィーアさん、シャリオさん、カルダイン艦長を描いてほしいとオボロさんにリクエストしたのですが、まず真ん中にいるのがシャリオさんなのでしょう。「繰士の誓い」という表題の元にもなった、ルキアンが繰士すなわちエクター(平たくいえば、他の作品でいうところのロボットのパイロット)になるための誓いの式典、シャリオさんの見せ場でした。そんなシャリオさんですが、画像の方は、惜しいことに黒髪ではなく銀髪になってしまいました。瞳も本来は青色ではないですね。それらの点以外は素敵に画像化されました。
 
右側はカルダイン艦長、なぜ魔道士風の姿になってしまったのかは謎です。そして左側のキャラは、槍も持っていますし、シェフィーアさん……のはずです。が、随分と中性的な雰囲気になりました。シャリオさんと同じく、シェフィーアさんも何故か銀髪に。かつ、髪の長さもショートに(エレオノーア化現象? 笑)。元々、金髪で髪の長いキャラのはずですが。
 
第36話では、それまではアルマ・ヴィオに乗っていて姿の分からなかったシェフィーアさんが降りてきて、ルキアンと初めて直接に対面することになります。あのときのルキアンとのやり取りは、とてもシェフィーアさんらしいものでした。そこで彼女に焦点を絞った画像化をオボロさんにお願いすると……。
 
少し(かなり?)年齢が若返っている点と、髪が銀髪である点はともかく、それ以外のところでは、髪型や衣装など、全体としてシェフィーアさんの設定にわりと合っています。シェフィーアさん、同じく銀色の髪の女性と仲睦まじくしていますが、彼女はレイシアですね。今度はレイシアの銀髪に引っ張られて、シェフィーアさんまで銀髪になって生成されてしまったのでしょう。もしもシェフィーアが銀髪になったら、ニヤニヤしながらレイシアに見せにいきそうで、それを見たレイシアが嫌そうな顔をして皮肉を言いつつも実は内心、お揃いになって喜んでいるという、そんな場面が目に浮かびそうです。
 
いよいよ、ルキアンとシェフィーアさんの出会いの場面。
 
 
え? シェフィーアさん、何をヒロインみたいな、姫騎士みたいな姿で、ねこかぶってるんですか?(笑)いや、実際、一応は「元」姫ですし、「自称」ヒロインではあるのですが。
 
 
 
まぁ、このへんが妥当なところでしょう。彼女の設定との見た目の整合性も、かなり完璧です。
 
 
「北方の雄」ミルファーン王国の誇る特務機装騎士団「灰の旅団」第一席の機装騎士、イリュシオーネ大陸全体でも屈指のエクターである「鏡のシェフィーア」。その威厳を感じさせる画像です。小説本編の外、つまり本ブログの特集記事の中においては、ネタキャラのおねえさん(笑)のような役割を演じがちな彼女も、本来はこういう人です。元々は、王家の血筋、いや、はっきり言えば「王女」だったのですが、常軌を逸した振る舞いの数々ゆえに国王から絶縁され、王位継承権も放棄させられて、ただしその武勇ゆえに「灰の旅団」団長の養女とされた困った人です。
 
以下、二人の出会い、番外編です。
 
キャラの放つ印象という面に限っていえば、今回掲載した絵の中でも、かなりシェフィーアさんらしい姿で描かれています。しかし、背景が謎ですね。
 
 
こちらの画像でも、シェフィーアさんの服装・容貌が設定に忠実な仕上がりです。神々しさすら感じられる彼女の姿は、ワルキューレを彷彿とさせるか、あるいはどこかの国の戦女神のようです。残念なことに、対するルキアンの方が幼く描かれ過ぎていますね(苦笑)。
 
 
続いては「繰士の誓い」の儀式において、シャリオさんが神官としてルキアンを叙任した場面です。それにしても、シャリオさんとシェフィーアさんが両方活躍するとは、第36話、なんと豪華な回なのでしょう。誰得? もちろん、まずは作者自身が一番喜んでいますね(笑)。
 
素晴らしい! シャリオさんもルキアンも、いずれの姿も私の中のイメージに近いです。背後中央で見守る人物は、その容貌からみて、おそらくカルダイン艦長……でしょうか。
 
これは別ヴァージョン。シャリオさんの雰囲気がちょっと違いますね。
 
 
 
続いては第37話「贖えぬもの」から。
ルキアンを助け、導く周囲の大人たち。今度は男性陣から、ランディです。正しくは、ランドリューク・グラフィオ・ディ・マッシア。飛空艦クレドールの居候にして、王国有数の貴族の放蕩息子、酒飲みの文筆家であるという、あの人です(ちなみにクレヴィス副長の親友でもある)。
 
クレドール上層部のガラス張りの回廊あるいは望楼にて。印象的な場面ですが。この画像は、明らかに、ワルそうな大人が、無垢な少年を良くない道に誘っているような感じが(苦笑)。ルキアンの見た目が実物よりも幼すぎました。次の画像の方が妥当かと。
 
 
「このイリュシオーネが、今日の空みたいに穏やかな、《優しい人が優しいままで笑っていられる世界》になってほしいと僕は願っています。僕が繰士になったのも、その願いのためです。自分自身、何かできないかと、僕なりに悩んで考えたんです。《完全に正しい選択肢》や、何の《犠牲》も伴わない理想や未来なんて存在しないと……分かってるんです。それでも、出来る限り悪くない、今の自分に考えられる範囲での最善の《答え》を選び取ってゆくことが、この世に生きる者の背負った《責任》なんだって、頭では分かってるんです。だけど……。覚悟したはずなのに。でも、自分の選択の結果として生まれる《犠牲》の重さに、僕は耐えられるのかなって……」(ルキアン)
 

「そういえば、君は人間だよねぇ、ルキアン君?」(ランディ)
「えっ? それは、はい……」
「真面目すぎるヤツはこれだから困る。お前さんも、そう、クレヴィスもだ。他人の《犠牲》を償う? 一人の人間の命や人生……そんな途方もないものを償えるとしたら、君は一体何なんだ。神なのか? まぁ、人間ってのは、つくづく矛盾に満ちてる。《人の命は世界よりも重い》と語ったのと同じ口から、今度は、その《世界よりも重い》はずのものに対する償いを、ちっぽけな人間である自分ひとりで果たすことができるかのように、言い出すんだからねぇ」
「そ、それは……」
「ましてや、何人、何十、何百もの人の犠牲を、たった一人が、あるいは何人かかっても、背負えたり償えたりするわけなんてないんだよ……我々、人間ごときに。だから《神》とかそういったものが、必要なんだろうさ」
 
交戦中の艦内の隅で、昼間から酒浸りのランディ。ただ、彼のお気楽な言葉が、この時のルキアンにとっては有り難いものだったのです。
 
 
第36話では、様々な重要キャラがルキアンと一対一で語り合います。同じく飛空艦上層部の望楼にて、夕暮れの時、今度は飛空艦クレドールの「柱の人」こと、何故か男性の名を名乗る電波系美少女、エルヴィン・メルファウス嬢です。
 
 
 
何だか、いい雰囲気なのです(笑)。しかし実際には、エルヴィンの意味深でちょっと不気味な言動に、ルキアンが引いている状況……。
 
 
思えば、当初想定していたよりも見どころの多かった「繰士の誓い」編。以上、今回はまず前半の2話分についてオボロさんに画像を生成してもらいました。次回は後編です。お楽しみに。
 
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。いつも感謝です。
ではまた!
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