「DESTINY 鎌倉ものがたり」 山崎貴監督 ◯
人気マンガ家西岸良平原作のコミックを山崎貴が脚本監督し、得意のVFXを駆使して実写映画化しました。
作家の一色正和(堺雅人)は編集見習いとして初めて訪れた亜紀子(高畑充希)に、お互いが一目惚れして結婚し、鎌倉で新婚生活を始めました。古都鎌倉には人間以外の魔物や妖怪が普通にいてはじめは戸惑う亜紀子でしたが、年齢不詳の家政婦(中村玉緒)や貧乏神(田中泯)と付き合ううちに慣れていくのでした。ところが亜紀子は黄泉の国の魔物の手下の陰謀で寿命前に強引に黄泉の世界に連れられていってしまいます。それを知った一色は亜紀子を取り戻しに黄泉の世界へ乗り込むのですが・・・。
江ノ電が重要な役どころになっていたり、有名な鎌倉銘菓が登場したりと鎌倉ご当地映画としての効果はかなり高い作品です。ただ、夫婦の関係が昭和的過ぎるのと、魔物たちが魔物過ぎるのがちょっとやりすぎなのではないかと思います。怪獣映画ではないのですから、貧乏神程度の扮装がちょうどいいのではないでしょうか。
タバコはなし。無煙です。「ALWAYS 三丁目の夕日」などではタバコの扱いにかなり問題があった監督ですが、今作は無煙でした。