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GODZILLA 怪獣惑星

2017-11-21 | 2017日本語映画評


「GODZILLA 怪獣惑星」 静野孔文、瀬下寛之監督 ◯

 ゴジラといってもこちらは新シリーズのアニメーションゴジラで実写のゴジラシリーズとは直接的なつながりのない作品です。
 過去にゴジラとの闘いに敗れた人類の一部が宇宙船で地球を脱出し、その後20年宇宙を彷徨っていました。しかし、移民できるような星はなく食料や水が限界になっていました。そしてゴジラに奪われた地球を取り戻すため再び地球の地を踏むことになります。一方、地球は時間的には2万年が過ぎていて全体の生態系も予想を超える変化をしていました。そして彼らをめがけて怪獣が攻撃をしかけ、いよいよゴジラも登場するのでした。
 地球は広いからゴジラがいないところに着陸すれば戦闘をしなくても済むのではないかと素人は思ってしまいます。結局ゴジラを撲滅したいということが目的ということでしょうか。共存しようという考えは過去の経験から不可能だったのでしょうか。特攻隊的な戦士が英雄になるストーリーには疑問を感じます。ただ、「ゴジラ」を例えば現在の人類の共通の問題となっている「気候変動」に、「武器」を「気候変動に対抗する国際的な取り組み」に、「戦士」を「気候変動を真剣に考える市民」に置き換えて考えるとこの作品にも価値があるかと思います。
 次回作には共存して生きてきた人類が登場しそうなのでどのように展開するのか興味のあるところです。
 タバコは、なし。無煙です。
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