無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

オリエント急行殺人事件

2017-12-19 | 2017外国語映画評


「オリエント急行殺人事件」 ケネス ブラナー監督 米 ☓☓ NTS

 アガサ・クリスティ原作の有名な推理小説を豪華なキャストで実写映画化しました。監督自身が「灰色の脳細胞」こと名探偵エルキュール ポアロを演じています。
 イスタンブールからロンドンへ向かうオリエント急行に乗り合わせたポアロですが、雪崩で脱線してしまいます。その上、なんと乗客の一人ラチェット(ジョニー デップ)が殺されてしまうのです。
 当然ポアロが事件の解決に乗り出すのですが、過去の大きな事件が絡んできて「善」と「悪」の価値判断だけでは解決が難しい問題となったのでした。
 豪華な列車内にジュディ デンチ、ミシェル ファイファー、ペネロペ クルス、などの豪華過ぎるキャストが勢揃いし、名作の名にふさわしいドラマを展開します。一つの犯罪行為がいかに多くの人々を奈落の底に突き落とすのかを考えさせる単なる推理ドラマに終わらない内容の深い作品となりました。
 冒頭のテンポの早いエルサレムの雑踏の場面から観客を映画の世界に導く演出は流石です。
 ところで、次は「ナイル殺人事件」なのでしょうか。
 タバコは、悪役のジョニー デップとその部下が喫煙していました。1934年が舞台にしては喫煙率はかなり低いのではないでしょうか。NTS表示あり。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« DESTINY 鎌倉ものがたり | トップ | 望郷 »
最新の画像もっと見る

2017外国語映画評」カテゴリの最新記事