無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

「ヒットマンズ・ワイブズ・ボディガード」

2022-04-23 | 2022映画評


「ヒットマンズ・ワイブズ・ボディガード」 パトリック ヒューズ監督 米 △

 2017年の「ヒットマンズ・ボディガード」の続編です。
 ボディガードのマイケル(ライアン レイノルズ)はボディガードの資格も危うくなりその上殺し屋ダニエル(サミュエル L ジャクソン)の悪夢に悩まされていました。そこで休暇をとってリゾートを楽しんでいたのですが、ダリウスの妻ソニア(サルマ ハエック)がマフィアに捕まった夫ダニエル救出のためマイケルを強引に仕事に復帰させるのでした。

 派手なドンパチにカーチェイス、その上ヨット、ヘリコプターまで遠慮なく爆発させ「もったいないなあ・・・。」と思ってしまいました。
 個人的には悪役だったけどアントニオ・バンデラスは久しぶりだし、ライアン レイノルズのちょっとおバカっぽいキャラも好きだし、笑えるくらいうまくいくアクションで思わず拍手してしまいました。それだけでなく、母子、父子関係のトラウマや妊活に苦労するカップルの姿など人情的な場面も充実していました。次回作も楽しみです。

 タバコは、加熱式タバコかなにかの蒸気のような煙で相手を煙に巻く場面がありました。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

2022-04-22 | 2022映画評


「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
                   デビッド イエーツ監督 米 ○NTS

 「ハリーポッター」の前日譚を語る「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第3作目です
 魔法動物学者のニュート スキャマンダー(エディ レッドメイン)は人間(マグル)を含めた寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の魔法使いグリンデルワルド(マッツ ミケルセン)が魔法界のトップを決める選挙に当選し魔法界に君臨する企みと闘います。その過程でダンブルドア(ジュード ロウ)一族との秘密が明らかになるのでした。

 マッツ ミケルセンは悪役がうまいですが、魔法界の悪役も大変適役でした。彼が登場するだけで「なにか悪いことを企んでいるな」と話の流れがつかめます。
 今作の見どころは「サソリダンス」です。CG映像がすばらしい中このダンスはスキャマンダー兄弟の見せ場です。ニュートの兄テセウス スキャマンダー役のカラム ターナーとエディ レッドメインのふたりが並ぶと雰囲気がよく似てましたね。

 タバコは、なし。無煙です。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年無煙映画賞

2022-04-22 | 2021無煙映画賞
2021年上映の無煙映画各賞を発表します。

**2021年無煙映画賞各賞と推薦理由**

<作品賞> 「梅切らぬバカ」 和島香太郎監督  

<主演俳優賞> 内野聖陽 「劇場版 きのう何食べた?」中江和仁監督

<特別賞> 「パンケーキを毒見する」 内山雄人監督
 
<アニメ賞> 「竜とそばかすの姫」 細田守監督

<ストップスモーク賞> 「いのちの停車場」 成島出監督

<外国語映画賞>「アメリカン・ユートピア」 スパイク リー監督

推薦理由
<作品賞> 「梅切らぬバカ」 和島香太郎監督
 老いた母親(加賀まりこ)と知的障害がある息子(塚地武雅)が暮らす古い家の隣に引っ越してきた家族との多少ギクシャクしながらもお互いに理解しようと歩み寄る姿を描きました。
 善人だけではない社会の厳しさや誤解が起こすいざこざなども描かれ考えさせられる作品です。
 
<主演俳優賞>  内野聖陽 「劇場版 きのう何食べた?」
 おなじみのテレビドラマの劇場版です。山本勘助役風のイメージが強い内野がゲイの役を生き生きと演じています。ゲイカップルの悩みはあれこれありながらも美味しい夕食を二人で食べる時間を大切にする姿は生きる基本です

<特別賞> 「パンケーキを毒見する」内山雄人監督
 第99代内閣総理大臣菅義偉の経歴からポーカーフェイスに隠された真実の姿をあぶり出したドキュメンタリー作品です。社会派映画というととかく難しい内容になりがちですが、アニメなどを使いわかりやすい政治エンタメ作品となりました。

<アニメ映画賞>「竜とそばかすの姫」細田守監督
 母親の死がショックで歌えなくなった少女が仮想社会の中でアバターを使って歌えるようになり大ブームを起こします。そして近くで救いを求める「竜」を探すという、現代社会の闇を含みながらも美しく描きました。

<ストップスモーク賞> 「いのちの停車場」 成島出監督
 女性医師役の吉永小百合が末期がんの患者(小池栄子)がタバコを吸おうとしたときに「吸わないで」と止めるセリフがありました。タバコは出ますが喫煙を止めるのを評価したいと思います。

<外国語映画賞> 「アメリカン・ユートピア」スパイク リー監督
 デビット バーンのブロードウェイのショーをスパイク リー監督が映画として再構成しました。様々なアイデンティティのアーティストがひとつになって舞台上を楽器を演奏しながら歌い踊り社会の問題をも問いかけるパフォーマンスは日本では決して実現しないショーです。一生記憶に残る映画です。

*汚れた灰皿賞(モクモク賞)
・「ドライブ・マイ・カー」PG12(濱口竜介監督 ビターズ・エンド)
・「キャラクター」PG12(永井聡監督 東宝)
・「ボクたちはみんな大人になれなかった」PG12(森義仁監督 ビターズ・エンド)

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「とんび」

2022-04-20 | 2022映画評


「とんび」 瀬々敬久監督 ✗✗✗✗✗ PP多数

 直木賞作家重松清原作のベストセラー小説が原作です。
 1962年の備後市、運送業のヤス(阿部寛)はもうすぐ妻の美佐子(麻生久美子)が出産することをドキドキハラハラしながら待っていました。幼い頃に両親と別れたヤスにとって家庭は憧れだったのです。無事息子アキラを出産し仲間たちからは「とんびが鷹を生んだ」と囃されます。幸せな日々は長く続かず美佐子は事故で死んでしまい父子の生活が始まるのでした。周囲の人々から「みんなの子」としてアキラは育てられ優秀な学生になるのでした。

 舞台となる時代が昭和37年から令和になるまで前後してくるくる変わり、字幕で「昭和何年」、「平成何年」、と言われても何年前か何年後かすぐにはわからず西暦を併記してほしかったです。それぞれの時代考証は部分的には(車など)丁寧にやっていたようですがわかりにくかったです。中学生から中年までのアキラを演じた北村匠海はそれなりに見えたのは髪型とか小道具の効果でしょうか。
 
 タバコは、冒頭の小料理屋の場面から職場の仲間役の宇野祥平が喫煙し、同じく家族付き合いの僧侶役の安田顕、主役の阿部寛が喫煙しました。最近では珍しい「スモークハラスメント」が目立つ作品となりました。瀬々監督に忠告させていただきます。「世が世なら、また時代が変われば今映画界のセクハラが大問題になっているようにスモークハラスメントも大きな問題になることも危惧されます。喫煙シーンが将来ある俳優の健康を犠牲にしてまで必要な小道具とは思えません。」特に妊娠している女性の前で平気で喫煙し、本人もタバコの煙を避けようともしないのはおかしいです。(ちなみに令和の場面)
 また、タバコの宣伝映画なのか、画面のあちらこちらに様々なタイプのタバコの看板、自販機などがきちんと計算されて映っていました。タバコの宣伝はFCTCで禁止されています。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ベルファスト」

2022-04-10 | 2022映画評


「ベルファスト」 ケネス ブラナー監督 英 ○

 1969年の北アイルランドの街ベルファストで起きた内乱を9歳の子どもの目線で描きました。
 バディ(ジュード ヒル)はベルファストの一画で祖父母(ジュディ デンチ、キアラン ハインズ)や親戚、近所の人々に囲まれ楽しい日々を送っています。父親(ジェイミー ドーナン)が出稼ぎで留守がちなことと母親(カトリーナ バルク)が請求書を見てため息をつくことは気になりましたがそれでも両親と兄と祖父母とみんなで映画を見るお楽しみもありました。そして学校では小さな恋も芽生えます。
 そんなある日突然手に手に武器を持った普通の市民が「カトリックは出ていけ」と暴力を振るうのでした。その上父親に対し「お前もこちらの仲間に入れ」と強要されます。のどかな日々はめちゃくちゃになるのでした。

 現在の美しいベルファストの町並みから白黒の画面に変わるとなんとなく不安を感じます。現実世界でロシアのウクライナ侵略が起きていることと考え合わせると見ることが辛い場面もあります。戦争映画やヴァイオレンス映画は現実には「あるわけがない」という保証のもとでしか楽しめないのかもしれません。ベルファストから避難した監督がりっぱに成長したようにウクライナからの避難民も安全な環境で生きていけるよう願わずにはいられません。
 明るい場面としては両親がみんなの前でダンスを踊る場面です。魅力的な母親と彼女を愛する父親の幸せそうな姿を見るバディ少年の笑顔が素敵でした。

 タバコは、なし。無煙でしたが、セリフの中に祖母がストッキングを履いているふりをするために吸い殻で作った茶色の水で足を染めた」という言葉がありました。虫は寄ってこないかも・・・。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ナイトメア・アリー」

2022-04-09 | 2022映画評


「ナイトメア・アリー」 ギレルモ デル トロ監督 米 ✗✗✗✗✗

 1946年に出版されたサスペンス小説の名作「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を名だたる俳優をキャストに再映画化しました。
 いわく有りげな男(ブラッドリー クーパー)がいわくだらけの見せ物小屋の親方(ウィレム デフォー)に拾われその後小屋の花形娘(ルーニー マーラ)を口説いてふたりで逃げ出し、読心術師としてショービジネスで一旗揚げます。そんな二人の前に怪しい女(ケイト ブランシェット)が立ちはだかります。心理療法士を語る彼女の提案で富豪の金を巻き上げる療法をするのですが・・・。

 「悪夢」というタイトル通り暗い画面で胡散臭い見世物や、華やかながらももっと怪しい世界が描かれます。いつのまにか自身が恐ろしい闇の世界の取り込まれていく「小路」です。「因果は巡る」?

 タバコは、冒頭から殆どの場面で主役たちが喫煙していました。
「動物を傷つけていません。」ってでましたが、あの名優たちは動物以下ってことかな。もしかして「ギーク(獣人)?」かな。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ウェディング・ハイ」

2022-03-18 | 2022映画評


「ウェディング・ハイ」 大九明子監督 ✗✗✗

 結婚式をする二人とブライダルプランナーのさまざまな葛藤や奮闘をコミカルに描きました。
 石川彰人(中村倫也)と新田遥(関水渚)は迷いながらも結婚式と披露宴をすることにします。そして担当となったのが、自身の結婚式の担当者に憧れブライダルプランナーとなった中越(篠原涼子)でした。安さに釣られて延長はできない昼食時間に設定したもののお互いの上司のスピーチが長引きその上予定した出し物はカットしないという難題に中越は対応を迫られるのでした。その上、新婦の元カレ(岩田剛典)や怪しい男(向井理)まで現れるのでした。

 脚本はバカリズムで結婚式をどうするかという二人のやりとりの中で彰人の陰の声が本音を表していて面白かったです。結婚式という特別なイベントにいい意味で右往左往する人々が笑えました。コロナ以来あまり話題にならないのがちょっと残念ですね。

 タバコは、新郎の友人が集まるバーのマスターが喫煙者で客の相手をしながら自分も喫煙しました。その上自慢は「ボーイスカウトで鍛えた投げ縄」らしいのですが、ボーイスカウトって禁煙指導していないらしいです。時代遅れですね。また、喫煙所で関係者が4人並んでの喫煙シーンが多くまたやたら長く大変不愉快な作品でした。高橋克実さんなんてあまり吸わせるとちょっとまずいのでは。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ザ・バットマン」

2022-03-17 | 2022映画評


「ザ・バットマン」 マット リーブス監督 米 ○NTS ☆

 闇の中で悪をやっつける人気キャラクターによるサスペンスアクション映画です。
 大富豪の一人息子ブルース(ロバート パティンソン)は両親を殺害された復讐のため夜な夜な悪を成敗しています。ゴッサムシティの市長選で湧き上がる中、権力者を狙った猟奇的連続殺人が起きます。残された「嘘つき」というメッセージだけが手がかりでした。

 クリストファー ノーランのシリーズではちょっとコミカルなやり取りが楽しめたり、悪役の方が話題になったりしましたが、今作では「ザ」がつくだけのことはあり「悪役(ヴィラン)」中心でもなく全く笑顔を見せないバットマンの人間性で物語が進められます。定番アクションはきちんと描かれファンの期待を裏切りません。カーチェイスにメロドラマシーンも有り、その上音楽が素晴らしく冒頭から魂をわしづかみされラストまでそのまま息付く間もありません。ちなみにエンドロール後のオマケ映像もあります。明るくなるまで席を立たないように・・・。
 予告編もイメージ通りでよくできていました。あの暗い表情と音楽がセクシーで本編との乖離がほとんど感じられない予告編でした。

 タバコは、なし。マフィアもタバコなんて吸っていません。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スティール・レイン」

2022-03-06 | 2022映画評


「スティール・レイン」 PG12 ヤン ウソク監督 韓国 ✗!

 韓国、北朝鮮、アメリカの首脳が潜水艦の一室に閉じ込められる監督自身の原作によるミニタリーサスペンス映画です。
 米朝の平和協定のために北朝鮮に集まった韓国大統領ハン(チョン ウリン)北朝鮮の委員長チョ(ユ ヨンソク)米大統領(アンガス マクファーデン)は突然北朝鮮のパク総局長(クアック ドゥオン)が国交正常化に反対して起こしたクーデターのため潜水艦の狭い艦長室に閉じ込められます。潜水艦という密室と潜水艦の外は中国、アメリカ、日本の潜水艦がいつでも攻撃できる体制でウロウロとしています。果たして3首脳は無事に生還できるのでしょうか?また、クーデターは?
ちょっとわがままな米大統領、実は英語で交渉できる北朝鮮のチョ、英語はあまりできないけれど交渉能力は高いハン大統領、とそれぞれお国柄が出ています。
政治エンターテイメントですが、リアルなやりとりがあり、日本ではこういうタイプの政治ドラマはできないことが残念です。
ラストの「統一したいか、したくないのか」考えさせられました。

 タバコでは、北朝鮮のチョが喫煙者で狭い室内で喫煙し、アメリカ大統領から「受動喫煙も被害がおおきい。」とか「こんな狭い部屋で喫煙するなんて信じられない。」など、そのとおりの抗議を受けます。また、潜水艦の乗組員の中にも喫煙者がいて「潜水艦は狭い。」「潜水艦は空気が悪い。」と言いながら喫煙していました。実際はどうなのでしょうね。
 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「余命10年」

2022-03-05 | 2022映画評


「余命10年」 藤井道人監督 ○

 SNS上で「悲しすぎる恋愛小説」として大きな反響をよんだ小坂流加原作の小説を小松菜奈、坂口健太郎主演で映画化しました。
 20歳の茉莉(小松菜奈)は難病で余命が10年と宣告されています。将来への夢も持たずその日その日を家族とともに穏やかに過ごしていました。そんな折地元静岡での中学校時代の同窓会に出席します。「東京組」と紹介されたタケル(山田裕貴)和人(坂口健太郎)茉莉の3人はその後和人の怪我がきっかけで再会します。生きることに悩んでいた和人はタケルの励ましや茉莉の存在でとりあえず仕事を始めます。一方「恋なんてしない。」と決めていた茉莉も「もっと生きたい。」と思うようになるのでした。

 生きることへの思いが強く感じられます。
 ところで、小松菜奈といえば映画「糸」での「あのカツ丼」シーンですが、今回も期待通り(?)の食べっぷりを見せてくれます。名場面ですね。作品の印象とはちょっと違うけどはずせないかな。

 タバコは、なし。無煙です。リリー・フランキーが出ていたので心配でしたが居酒屋の店主はやっぱり吸えませんね。ちなみにお店でも喫煙客はいませんでした。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする