「倭文(しづり)旅するカジの木」 北村皆雄監督 ◯
日本書紀に登場する邪気を払うという古代の布の再現を試みるドキュメンタリーです。
京都西陣の帯匠山口源兵衛はしづり、しずなどと称される古い布に興味を持ちぜひ再現したいと和紙の里をはじめ、材料となっていたカジの木を巡って各地を回ります。台湾、インドネシア、パプアニューギニアにまで調査を進めるのでした。
一方、霊力を持つカジの繊維で織られた布が持つ役割と、現代の布作家たちがそれぞれ自身が考えるしづり制作に取り組むのでした。
いつもはゆったり座れる平日のあまや座なのに予約の段階から混んでいて「今日はほとんど満席です。」なんで?と思いましたが、地元の神社や織物作家が登場するご当地映画だったのでした。また、上映館が少ないので各地から集まっていたのかな。
カジはないけれどわさわさ広がるミツマタがあるので来春は繊維を取ってみようか、と思いました。
ところで、上映中はスマホの画面の確認はやめてください。斜め前の人は何度も確認するのでそのたびに集中が切れました。他にも光っていました。映画を見るときくらいスマホから離れましょう。
タバコは、なし。無煙です。