
「ファミリア」 成島出監督 △
山里で陶芸をしている誠司(役所広司)のもとにアルジェリアでプラントエンジニアをしている息子・学(吉沢亮)が現地で知り合った妻を伴って訪れます。学は父と妻と三人でここで暮らそうか、と考えますが「陶芸では食えない」と反対されアルジェリアへ戻ります。一方誠司は隣町の団地に住むブラジル人の青年を助けたことからブラジル人コミュニティと関係ができます。
ところが、在日ブラジル人への強い憎悪を持つ地元のヤクザ(MIYABI)はブラジル人の青年たちを暴力的に執拗に追い詰めるのでした。
そんな折アルジェリアに戻った学を悲劇が襲います。
タイトルが示すように「家族」を問うドラマです。愛する家族の危機をさまざまな形でなんとかしてあげたいと奔走する姿を描きます。辛い現実を受け入れながらも国籍とか文化、環境を乗り越えて家族になろうという希望が見えてきます。
半グレの男たちが喫煙する姿はありましたが、マイナスのイメージでした。