
「窓辺にて」 今泉力哉監督 ☓
監督自身のオリジナル脚本による大人のラブストーリーです。
フリーライターの市川(稲垣吾郎)はある文学賞の授賞式で高校生作家の久保留亜(玉城ティナ)と出会います。受賞作「ラ・フランス」に対しての質問をきっかけに二人はその後も時折話をするようになります。実は市川は編集者をしている妻の紗衣(中村ゆり)が担当作家と浮気をしていることを知ったときに全く怒りがわかなかった自分に戸惑っていました。そこで久保の小説のモデルとなった何人かと話をするようになります。はたして市川の悩みは解決するのでしょうか。
ワイワイガヤガヤの場面はなく落ち着いた喫茶店やラブホの一室などを舞台にして2,3人での会話を楽しむ作品です。笑顔はあったかもしれませんが笑い声はほとんどない静かな会話です。録音がよく聞き取れないセリフはひとつかふたつしかありませんでした。
映画そのものとは関係がありませんが、小道具としてパフェが出てきて主人公の市川同様最近食べていないのでパフェを食べていた高校時代を懐かしく思い出しました。
タバコは、留亜の育ての親であるおじが喫煙者で「これ1本吸ってから話しますね。」とゆっくり吸っていました。