
「人生はシネマティック!」 PG12 ロネ シュルフィグ監督 英 ☓☓☓☓☓
戦時下で映画作りに取り組む人々の姿を描きました。
1940年、ロンドンでカトリン(ジェマ アータートン)は「国威発揚」のための映画製作の仕事につきます。キャッチコピーの才能が買われ、脚本担当になります。題材はあの「ダンケルク」に係る内容ですが、出演する俳優のわがままや、当局から脚本変更の命令などあれこれトラブルは出てきます。それでも他の脚本の担当者とともになんとか製作を続けます。しかし、空爆も日に日に激しくなるのでした。映画は無事完成するのでしょうか。
職場での恋に悩む時「いつ何があるかわからないのよ。(だから今を大切にしなさい)」というアドバイスが観客それぞれにも心に残ります。
映画製作の大変さや面白さもよくわかり映画ファンには興味深い作品です。
ただ、タバコは、登場人物の多くが男女を問わず喫煙者でいつもタバコの煙がスクリーンを覆いその点では映画を汚す作品でした。犬のそばでも喫煙していましたが、犬は「いやです。」と拒否できないので虐待です。唯一撮影中パイプをふかす男優に相手の女優が「(咳き込みながら)本当に吸わなきゃいけないの?」と訴える場面がありましたが、この作品の中では本当はみんなが実際に感じていた悲鳴かもしれません。