
「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」 レベッカ ミラー監督 米 △
結婚、妊娠、育児、家事、などを巡ってあれこれ散らかしていく三角関係の男女の姿をコミカルにときにシビアに描きました。
大学で働くマギー(グレタ ガーウィグ)は妻子がいる人類学者のジョン(イーサン ホーク)と恋に落ち妊娠出産後、ジョンの連れ子2人とともに新生活を始めます。ジョンの元妻ジョーゼット(ジュリアン ムーア)とも親しくなったマギーは二人の子どもたちにとっては両親が揃っていたほうがいいのではないかとおもうようになります。また、マギーが献身的に尽くすためにジョンは小説を書くという夢も蔑ろにし、その上家事育児すべてマギーに甘えてきて、やっぱりジョンとの生活を続けるのは無理かもと思ったりもするのでした。
精子をもらうだけで結婚せずに妊娠出産を希望する女性が増えていることにはちょっと驚きます。アメリカ社会ではそれだけ仕事と子育てが両立し易いのでしょうか。今後は「精子バンク」を元にした物語も結構出てきそうな予感もします。今作も意外なラストとなり続編ができても面白くなりそうです。
タバコは、中華街の怪しい賭博場で一部の人が喫煙していました。(△)