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無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

相棒シリーズ X DAY

2013-04-05 | 2015以前の映画評


「相棒シリーズ X DAY」 橋本一監督 × PP:ライター、タバコ自販機
 
 2000年に始まったテレビドラマ以来何回か映画化もされ、主役の入れ替わりも巧みで常に興業的にも成功している警察ものです。
 今作の主役はサイバー犯罪担当捜査官岩月(田中圭)と捜査一課刑事の伊丹(川原和久)です。実際にサイバー犯罪が話題になっている時節柄目の付け所も巧みです。常連の出演者のさりげない登場のさせかたもなかなかですね。誰でも主役に抜擢される可能性があるためか実力はあるけど主役にはなったことがない脇役のプロたちがたいへん熱演しています。たとえば、今回主役の「川原和久」という名前を聞いて顔が思い浮かぶ人は少ないですよね。(川原さんごめんなさい。)でも、三枚目の役が光っていました。次回は誰が主役になるのか楽しみです。
 タバコについては、殺人事件の被害者がタバコを吸うために屋上に来て、犯人ともみ合って転落死してしまったという設定になっています(×)。タバコはこの場面だけです。有能な銀行員が喫煙しますか。この部分だけが陳腐な演出でした。それともタバコ会社から資金提供受けているのかな。疑ってしまいますね。そういえばこの銀行は無機的な事務所なのに妙にタバコ自販機が煌々と輝いていました(PP)。
 また、ライターが重要な証拠品となってアップで映ります(PP)。

恐竜を掘ろう

2013-04-05 | 2015以前の映画評


「恐竜を掘ろう」 大和田伸也監督 ○

 俳優の大和田が故郷の福井県を舞台に撮った作品です。 
 古美術商を営む草介(松方弘樹)は悠々自適の生活をしているようでしたが、実はつねに孤独感を感じていました。そんな時、店に不思議な少女(小野花梨)が訪れ、「生きていますか」と書かれた手紙を渡されます。そして少女は家出をし、それがきっかけで草介と少女の母親は出会います。一方、家出をした少女は恐竜博物館に努める青年(入江甚儀)と出会い、「恐竜を掘る」体験をします。そしてふたりは恐竜の卵を探そうとするのですが・・・。
 松方が「何やってんだろ、俺」と言いつつも、問題を解決しようと悪戦苦闘する姿が楽しいです。どちらかというと三枚目の役を楽しんで演じていることが画面から伝わってきます。また、恐竜だけでなく福井の名産の和紙や焼物も紹介され、ご当地映画としてよくできています。小野花梨が魅力的でした。
 タバコはなし。無煙です。松方さんはタバコを吸っていないのでしょうか、走ったりスキップを踏んだり、軽々と(?)こなしていましたね。