カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>アカガエルの新しい出発</big>

2009-05-22 10:43:06 | 「笑む庭」風景
☆ カエルの変態と上陸


Imgp3684_09520_704_2Imgp3682_09520_702_220日の早朝、里芋の葉に大きな朝露が光っていました。

数年このかた何の手入れもしていないのに、庭の片隅に芽を出します。

朝露は肌に良いとか。で、水滴を掌に受け止めて顔に塗りました。が、喉を潤した方が良かったかも。

この日の気温も湿度も快適値範囲内で、爽やかな風が我が手狭な庭を吹き抜けました。

気持ちの良い、新緑の季節!

Imgp3638_09519_1844_2Imgp3644_09519_18_2前日の零時、まだ尾の長いアカガエルが上陸方向を凝視していました。

そばに仲間が来ても知らん振りで、最初の写真から十一分も経つのに姿勢は全く変わりません。

古い漆塗り重箱の破片の船に乗っかって強く生きようとしているカエルの赤ちゃんに、胸を打たれます。でも、若しかしたら休んでいたのかも。

黒いオタマはヒキガエルの後続隊で、アカガエルに続いて上陸します。

いずれにしましても、野生生物のヒタムキな姿は尊いです。

Imgp3729_09520_2Imgp3728_09520_2気の早い一匹は睡蓮鉢のヘリの上で、尾が無くなるのをセキショウの葉隠れで待っていました。

これは、実際の原寸法に近い個体写真です。

上陸助けの為だけに浮かばせるホテイアオイの葉の上に、上陸寸前の個体がいました。

脚の縞柄は、もう立派。不安と闘志を交ぜたような目つきをしています。

「お前自身のため、蛙族のため、地球のため、どうか生き長らえておくれ」



Imgp3718_09520_1400_2Imgp3717_09520_1400_3睡蓮鉢の周りに植えたセキショウ近くに水草用の素焼き鉢(広口の直径4cm高さ4cm底の直径3cmで穴は0.7cm)を無造作に置いてあります。

20日の午后2時、この中に完全上陸した一匹が小休止していました。

いよいよ、今年2009年のカエル上陸作戦が始まったのです。

ヤマアカガエルの次はアズマヒキガエルと、暫くの間はカエルの大移動のような現象が続きますので、ワタクシは気が抜けません。


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