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カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>幼体ガエルは葉っぱの上に乗り、成体ガエルは板の上に乗る</big>

2010-10-14 07:22:27 | インポート
☆ セキショウの葉束の上に乗っていた子ガエルj




Imgp7177121949_3Imgp7174_6Imgp7168_3Imgp7179_2Imgp7184Imgp715512Imgp7248初めて見掛けたのが今月12日19時26分です。いつから乗っていたのか解りません。

日付が変わった明くる朝の3時12分に見た時には、向きを変えていました。

葉束から降りる準備態勢みたいでした。地上に降り立ったのが2分後の3時15分でした。(いづれもカメラ記録)

8時間以上も葉上にいたのです。場所といい、所要時間といい、驚きです。

見たこともない中ガエル♂で体長6センチぐらいでした。

どかかへ姿を消しました。私は決してカエルを後追い深追いしません。恐怖感を与えると、後々の観察に差し支えるからです。

12と13日は高温でした。水恐がりのシマ子だって擂り鉢で、鉄腕君は睡蓮鉢(3)で長の行水をしました。



<big>水々水々水々水 ーその2-</big>

2010-08-21 09:18:20 | インポート
☆ ヒキガエルだって水が好き


Imgp570810815_5_3Imgp5707815_5_2Imgp0047_997_7Imgp4589090717Imgp4613_100628_8_2乾燥に弱いカエルさん達は水が大好き。

「カエル笑む庭」の「ひと道」に置いてある中浅皿水に、競って入ります。

♀ヒキガエル全匹とアタシとは顔馴染みなので、♀カエルさん達は全く遠慮しません。

中型の擂り鉢にも仲好く二匹で入ったりします。

概して、ヒキガエル達は仲間で集まる性格があります。♀にこの傾向が顕著です。

容器が身体より小さ過ぎるときは一匹で入ります。シマちゃんは行水中に餌をみつけたようで、お皿から身を乗り出しました。

体長3センチ以下の妖精時代のヒキガエルは、単独で行動する傾向があります。何故だか、今の所はアタシにも不可解です。

庭の泥んこ道を一体どこへ行くのやら、懸命に歩いている妖ちゃんX号です。

ヒキガエル妖精時代は全身が灰色で、鼓膜近くだけが朱色っぽい。






<big>花あり虫あり</big>

2010-08-12 14:10:27 | インポート
☆でも朝顔三時間、?一週間


Imgp5673_8Imgp5672_jyoukuuImgp56718毎度お馴染みの子守り地蔵尊です。

植え込みの主みたいなニガウリは、子守り地蔵尊の御顔ちかくで、スクスクと成育中です。

今朝は朝顔が五輪も咲きました。たった一本の苗からです。

蔓は一階の窓を越えて、今も天に向かって伸び続けています。

先端で、何と三輪も咲いたのです。

Imgp5678812_9Imgp5677「カエル笑む庭」のカエル道で、今朝セミの抜け殻を発見しました。南天の木の足もとに。

「エッ! こんなところにセミの抜け殻! どうして?」

後でよく見ますと、抜け殻の近くの地面にセミの抜け穴が在りました。ハンゲショウの葉に隠れて。

「ウワ~ッ! こんな小さな庭でセミが育った!」

何か、我が庭がセミに認められたような気がして、とても嬉しくなりました。

手狭な庭ですが、「カエル道」も「風の道」も「ひと道」も自然の土で出来ていますから、セミの幼虫が育っても可笑しくはありません。

例年ですと、この庭は夏は涼しく、冬は暖かく、秋は落ち葉がイッパイで、年間を通して湿度も申し分ありません。

カエルさん達に良かれと丹精込めた土壌は、セミの生育にも良かったということになるのでしょうか?

何か、素晴らしい御褒美を自然から頂いたような、誇らし気で有り難い気持ちでイッパイです。






<big>寒波襲来</big>

2010-01-15 09:08:58 | インポート
☆掘炬燵と火鉢が大活躍する我が家


P1000840去年の1月2日に豪州友人Nigel Reidが我が家で写した写真です。

明治生まれだった私の父が、いつ・どこで、購入したか不明の火鉢。多分、明治、大正、昭和、平成を経ていると思われます。

母亡きあと、私は両親が遺した都内の家に両親が遺した遺品に囲まれて住む事になりました。

暖房用品としては、六畳座敷の掘り炬燵1、大火鉢1、中火鉢2ほか。付属品として、関東風の火消しつぼ大小、火起こし、だいじゅう、灰ならし、火箸、炭かご、炭(たぶん一生分)がある。他に焼き物のアンカ(行火)2(正方形の関東風と矩形の関西風)。

電気装置暖房に弱いワタクシは、これらの古い暖房具に大満足しています。

むしろ、過去の遺物を使わない方が勿体ない! と大真面目に考えていますから。

写真の火鉢は、もうじき100年ものです(普段は台所用)。座敷で今日も使っている大火鉢(誰かが股火鉢と言いました)だって90年ものに近い。

半畳のホリゴタツは家と同じで43年もの。炬燵のヤグラの木の感触の心地よいこと! 焼き物(たぶん備前焼)の火鉢の手触りの何と優しいこと! (炭が、あればですが。私が使用している炭は全て、三年前に閉店した炭屋さんの廃棄物です)

これに反して、高性能エアコンの寿命は何年でしょうか?

新しいものは壊れ易いのに、古いものは何と長く使えるのでしょうか? 

因に、我が家のネコたちの暖房は、純毛織物毛布とユタンポ(湯湯婆)と大きな窓から差し込む太陽光線です。


<big>「カエル笑む庭」から新年の御挨拶</big>

2010-01-02 22:53:48 | インポート
Imgp2114Imgp2110Imgp2095_5子守り地蔵尊の右手背後から睨みを利かしているような雄ネコ2匹、ブシ(武士)とコッコ(黒子)です。

冬支度の御子守り地蔵尊に、三が日お雑煮と御節料理が供えられています。

松と千両と菊が活けられ、香が焚かれています。

1967年からは母が、13年前から私が一日も休む事なく香と茶を上げています。

「お父さんは死んだら、あの御地蔵様になる」と懸命な看病をした私に言い遺して亡くなった父とも思い、毎日お守りしています。




Imgp2089_2Imgp2099_2Imgp2079西向きの庭のボケの木に括り付けた半裁したミカンは、野鳥のための恒例の冬餌です。

南西を向く仏間だった部屋から、西向きの坪庭の一点を凝視しているネコはブシです。

ブシは外を見るのが大好き。朝一番から野鳥(意地悪ヒヨドリとメジロ)を観察します。

片目を失ったチャ子(茶子)が子守り地蔵尊様に守られることを、私は切に祈っています。


<big>六月の空は</big>

2009-06-29 13:58:14 | インポート
☆ 六月の空は、金魚のお葬式

Imgp3243Imgp3414私が21歳のとき、金魚たちのお葬式に出くわしました。雨上がりの快晴の空を、金魚の形をした雲がユックリと流れて行ったのです。

「フッシー」を入れた睡蓮鉢に、跳ね出しを警戒して古い竹笊を被せました。5月5日のことでした。

それなのに嗚呼それなのに今月6月の或る日、睡蓮鉢の外で息絶えていました。油断をした私が悪いのです。

何回も何回も蘇生を試みましたが、とうとう生き返りませんでした。

後を追うように、他の睡蓮鉢で仲好くオタマジャクシ達と同居していた名無し金魚さんも跳び出し死、しました。

六月は金魚達の厄月なのかも知れません。


☆ 六月の空は、水面(みずも)に映るクローバー達の居眠り



Imgp4058Imgp4065金魚の形をした雲が連なって流れ行く光景を見たのは、上野の山でした。

目を落としますと、足元の浅いコンクリートの池の周りにシロツメクサ(クローバー)が生えていました。

シロツメクサは昼下がりで、まどろんでいるような様子でした。家の庭にシロツメクサは生えていません。

代わりといったら、ハンゲショウでしょうか、それとも隣家の塀越しに咲いたアジサイの花でしょうか。


☆ 六月の空は、生きるものたちの希望の光 



Imgp4175Imgp3817Imgp4162Imgp4181

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カエルは庭石が好き。自然石の上は歩き易いし、温度が心地よいのでしょう。

落ち葉の上も好き。きっと、小さな虫が隠れているからでしょう。

庭に捨てられた小蕪も好きそう。大きなボールだからかも知れません。

睡蓮鉢のそばが好き。適当な湿り気のある風が吹いてくるからでしょう。

6月は「笑む庭」のカエル達の旅立ちの月です。

恐らく前途多難で波瀾万丈な行く末。でも、幼体の子ガエル達は希望と勇気に満ち溢れています。

ですから、いつどこで見掛けてもピョンピョンと飛び跳ねて、元気いっぱいなのです。