かづの駄日記  ~ kadzuno・da・nikki ~

秋田県鹿角市から気ままに綴る、名も無き田舎者の喜怒哀楽、一期一会。

梅騒動

2023-07-12 15:55:13 | 鹿角(かづの)
本当に梅雨らしい天気が続いている鹿角ですが、雨の降り方がいつもとは違います
急に強い雨脚になったり、ピタッと止んでみたり・・突然強い風と一緒だったりと
どちらにしても外の作業は日曜日の午前中に梅の実を採ってる最中に雨が降り出してからは行っていません

 先週撮った梅の木の様子

今年、我が家の梅の木からは実をたくさん獲れました
毎年の事ですが、農薬とか使っていないのでお店で売られているような
綺麗な実ではなく「ホシ」がいっぱいです
でも何十年も「無農薬」で肥料は有機・・・子供たちや家族にとっては安心して食べられます

今年どれだけ獲れたかカメラに収めたつもりでいたら、なんとメモリーカードをパソコンに挿したまま・・・
結局出来上がった物しか画像で紹介できません
最近、物忘れがひどくなったなぁ~と独り言を言っていると、脇から「昔からでしょっ」の声が・・・
「えぇ~そう?」と返すと「だからねぇ・・物ばかりじゃなく記憶も忘れているでしょ」と・・・・やれやれ

梅に話を戻しましょう
総量は約40キロくらいで、梅酒、梅シロップ、梅酢漬けの瓶詰め6個、そして梅漬け3樽と廊下に並んでいます





ある程度色がついた梅の実は日持ちしないので、取ったらすぐに水に入れて一晩アク抜き
次の日は一個づつヘタをホジホジして水気を取り、それぞれ仕込んでゆくのですが
あまりの量にブラックどらえもんは急きょ仕事を休んでの作業となったり
梅漬け用の重石が足らなくなったりして庭石を乗せて見たりと、我が家は梅騒動の三日間でした

何日かすると、梅漬けの樽は水(梅酢)が出てきて、次の作業に入るのですが
今年はその作業も大変なことになりそうですね・・・その時が来たら、また紹介します

半夏の季節、気づけばラベンダー満開

2023-07-05 13:33:42 | 鹿角(かづの)
7月2日は半夏生でしたね、タコは食べましたか?稲の根がしっかりタコの足ように地につく事を願いから神さまにタコを奉納したのが
半夏生にタコを食べる習慣になったそうですが、同じころ「半夏」と呼ばれる野草が生えるからともいわれてます
その半夏が我が家の菜園に生えている草の中でも確認しました



サトイモ科ハンゲ属とか・・・以前に紹介した同じサトイモ科のマムシ草とよく似ていますね

遅れていた家庭菜園ばかりに気を取られていたらラベンダーが満開になっていました



傍に行くとほんのりと香ます・・・ホッとしますね



匂いに誘われてかミツバチも一生けんめいにお仕事をしています

梅雨の晴れ間で気温が高くなっていますが
今日はブラックどらえもんがお休みなのでお昼を作ってもらいました



メカブとアナゴ天、ねぎののった「ぶっかけ蕎麦」です
午後からもやる事がいっぱいです



福島相双地区視察 2日目の報告

2023-07-04 14:58:39 | 鹿角(かづの)
福島相双地区の視察2日目、午後には帰路につく予定でしたので
原発の近く、双葉・大熊・浪江に向かいました

この日の朝に6月27日に書き込んだことが起こって
その後は、処理水を海に放出するニュースが連日されています・・・今日も報じられています
https://blog.goo.ne.jp/kadzuno/e/e4f8ad572d11993cb862cb3d4cd87c68

車の窓から見えてきた双葉の帰還困難地区は昨日同様無人の家屋と進入禁止のバリケードばかりでした




まだ新しい家もあり、避難せざるを得なかった住民の方への思いを巡らせました

JR常磐線の大野駅に到着、駅名は大野ですが大熊町駅前です


 大野駅前にて國分さん村木さんと

駅前の街並みはほぼ更地となり建物はありません。




放射能に汚染されたため家屋は取り壊しに応じた為とのこと
駅から少し離れると持ち主が取り壊しに応じなかった(建てたばかりなどで)家屋がありました
・・今は片付けなどの滞在は出来るものの、いつ戻れるかは未だ不明とのこと



大熊町では役場も学校もそして町そのものを高台の土地に移転する工事を進めていました


 駅方面へのシャトルバスが運行されていました

災害公営住宅が立ち並び、近くには役場も学校も建築されてはいましたが、避難先からの帰還住民は少なく
小中併設で新築中の学校はとても立派で、200名くらいは収容可能のように見えるのですが
今のところ児童数が数十名にしかならないとのことです。子どもの健康被害を恐れて避難先から戻ってはこないのだそうです

 新築工事中の小中学校

同じようなことは前日の南相馬市小高地区でもあり3校あった小学校を統廃合しては見たもののやはりほぼ旧住民の子供たちは戻ってはいないとのことでした

次に立ち寄ったのが旧双葉町立南小学校です。




ここは原発事故時に授業中や校舎にいた児童教員が避難したあとそのままになっているそうですが、
いつの間にか窓全てがカーテンが引かれ中の様子を見ることが出来なくなっていました。





それでも正面入り口や児童入口だったと思われるところから、
下駄箱の内履きがそのままであったり、掲示板には子供たちの写真、おそらく体育館に通じる廊下の先からは
緊急避難をしたのだなと感じられる様子がのぞき見出来ました

そこから双葉町郡山海水場近くへ移動し、津波防波堤から太平洋を眺めて




最後の視察地である浪江の震災遺構浪江町立請戸小学校へと向かいました



震災発生時、全校93名中、2年生以上82名が学校にいました。校舎の1階までのみ込まれた津波被害でしたが
的確な先生の判断と行動で、約1.5キロ離れた小高い大平山に避難し1名の犠牲者も出ませんでした






あの寒い日に着の身着のままで子どもにとっては辛い行動だったと思いますが皆が支え合ったことで命が守られました

浪江町請戸地区はあまり報道されてはいないのですが、津波被害の後の原発事故による放射能により
捜索をはじめ災害救済措置が取られないまま「立入禁止」とされました

 請戸地区の住民の皆さんが町を再現したジオラマ

もしかしたら、津波では一命を取りとめながら、その後に救助が来ないがために亡くなられた方があった可能性が否定できません
原発事故の恐ろしさを改めて感じ、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします

2日間という短い時間で、駆け足視察とはなりましたが、現地に行き実際を目にしなければ知りうる事が出来ない多くの事を
見聞き、経験させていただきました
お忙しい中、現地案内をしていただいた國分富夫さんには心より感謝申し上げます。
以上で、福島相双地区視察の報告を終わりとします
長々と最後までお読みいただきありがとうございました










万願寺 やっと芽がでた 

2023-07-02 09:07:23 | 鹿角(かづの)
梅雨空の朝、なんとか雨をこらえているような空が広がっている鹿角です
6時前の外はヌル~イとジト~ッとが混じったような感じでした

いつもの年より一月位遅れながら始めた我が家の家庭菜園でも
やっと「畑」らしさが見えてきて、先週後半にはキュウリを収穫
朝のサラダとして我が家のリーフレタスと一緒に食卓に登場しています

そして、やっと芽が出たのが「万願寺とうがらし」です



昨年は失敗し、今年こそと一月ほど前に撒いたのですがいっこうに変化なし
一緒に撒いたトウモロコシやオクラ、リーフレタスはとっくに
ポットから地植えを行い、すくすくと成長しているので「今年もダメか・・・」とあきらめていたのですが
種の殻をかぶったままの小さい双葉を見た時はNHKの万太郎状態でした




もう少し様子をみていたいところですが、もう畑に移植した方がよいかと考えています



畑では、苗で購入してこちらも定植が遅れ、ポットで枯れる寸前であったズッキーニも復活、一安心です

庭ではヤマアジサイ「紅」が花を咲かせています




このアジサイは時間が経つにつれてガクが真紅に変化してきますが、今が一番綺麗じゃないかと思っています