軽井沢ル・ボン・ヴィボン

ヨーロッパを走る事のまとめ。

こうやって、異国の地を走っていると
まさに、外から日本を見る想いがあり、
日本の街と言うのはあらゆる面で進化していて、丁寧で、気配りができていて
本当によくぞここまでしたものだな、と感心します。

だけど、道路だけはちょっと違うような気がする。

一番の違いは単純に「信号の数」
これに尽きます。

車は完全に停止させてしまうと
流れが回復するまで「時間と距離」が必要なんだなと言う事がよく理解できます。
日本の道路のように次々と信号が現れる環境では
車が持っている快適さの半分は失われてしまうような気もします。

日本では、それほど混んでもいない田舎道でも
他の車と一緒に信号に何度も、何度も、止まりながらダラダラと進む感じ。
仮に前の一台を追い抜いた所で、すぐ次の信号で止まるから、結果は前後が入れ替わるだけ。。
コレじゃ抜いても気まずいですよね。

ヨーロッパの道で、もし自分の車が追い抜かれたら
その先で追い抜いた車に再び出会うのは稀、本当に稀。二度と会わないと思っていい(笑)

頻繁には停止しない大前提があるから、
高い速度設定もできるんだと思うし、
一般道でも100キロ=1時間という驚異のペースで走る事も普通にできちゃう。

ただし、渋滞は日本もヨーロッパも同じ。
容量をオーバーする数の車が走れば、結局渋滞は起きる。



レンタカーであっても、やはりヨーロッパの車はヨーロッパ仕様で、
そう言う道路状況に良く合ったセッティングになっていると思う。
だから、走りやすい。
「ただ走りたいだけ」で、わざわざヨーロッパに行こうとは思わないけど
移動の手段としての車の魅力は尽きません。
鉄道もバスも色々乗ったけど、ヨーロッパはやっぱり車がいいな。

見たい街を自分の判断で訪ねて
自分のペースでじっくり散策して、気が向いたら次の街へ。
予定の変更も自由自在。

僕は昔から「旅での時間」をこう考えています。
じっくり見たいだけ見て、「もうこれで充分」と感じて、たまたま1時間だったのと
1時間の枠が最初から決まっていて、枠の中で何をしようかと考えるのでは
前者の方が有意義に感じるんです。

一時間が、二時間でも、一日でも、一週間でも同じ。
今は僕も旅行全体の枠は決まっているから、結局大差がないのかもしれない。

若い頃。国内ですが、
特に予定も決めずにふら~っと出かけて、
何となく行きたい所へ行って
息抜きができたと思ったら適当に帰ってくる。
そんな事がよくあったのですが
いつかまた、そういう感覚で旅ができたらいいな。



さすがに1週間・1700キロを共にすると
お別れが寂しくなります。またね。


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