預言者

昨日、ゼネコンとネゴ交渉、見積依頼の図面受領、設計事務所へのＰＲと営業活動を行っていた。
とある自転車乗りの設計事務所を訪問した。ルイガノのロードに乗られている建築士である。
以前訪問した際、事務所内にロードレーサーがあり、色々と自転車談義に花が咲いたところである。
私から一方的に、仕事そっちのけでウルトラ教の経典を説いている。
（仕事の邪魔して御迷惑をお掛けして申し訳ありません。）
その建築士より、「最近ブログに転勤になるかもっ・・・て事、書いてなかったっけ？？？」と言われた。私のブログを見てくれている方なのである。
私は、「まあ、暫くは仙台じゃないでしょうかね・・・。但し、今仕事が無いので、機会費用効率化の為に大郷町に工場があるので、そこの工場に営業部隊が移動する事はあると思います。少なくとも私はそう思っていますよ。」と答えた。
「次は、どこのレースを走るの？」「今週末、長野県の大町市で200Kのレースです。完走できるように頑張ります。」「ほー、頑張ってね！」と応援頂いた。

そして、上司より「今日の14:00から大事な打合せがあるから、会社に戻ってきてくれ！」と言われて、朝一の販売店次長との須賀川同行営業を終えて帰社した。
上司が戻ってきて、「じゃあ、打合せ始めようか・・・？」と言う事で、別室で打合せを開始した。
私は、最近色々と利益的に問題になっている物件の打合せだと思っていたのだが・・・。
「最近、色々と厳しいんだよなあ～。」と始まって、次の言葉が「大阪転勤になった。１０／１付けだ・・・。」との驚きの言葉。
大阪で何をやるんですか・・・？と聞くと、「本社で設計をやって欲しいとの事らしい！！！」との内容を言われた。

実は、6-7年前に当時の設計室長から「君は設計をやる気があるか？」と言われて、「私を必要としているなら、やってみたい！」と返答した。
当時は、上層部からは「君は売り子なのだから、売り子に徹しなさい。」と言われて、結局実現はしなかった。
その後、営業企画から業務部へ異動。上海へ赴任し、再度営業として名古屋へ異動した。
名古屋では率先して、自社の設計室を活用すべく、営業の視点から「メーカーとして動ける設計、注文が取れる設計」を説いて、仲間に無理を聞いてもらった。
そして、３年後名古屋から仙台へ異動。仙台で２年が過ぎた。
今は辛抱の時期（経済状態が低迷し、建物が建たない）と割り切って、私の色を出すべく、仕事をしていたつもり。
まさか、今更設計をやってくれ！なんて夢にも思わなかった。

昨日の自転車乗りの設計士を思い出した。預言者は居るもんだ。

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