青空に秋桜

天気がよい日曜日、アップルロードを岩木山に向かって車を走らせていると
道路脇に色とりどりの秋桜が、秋の陽射しを受けて輝いていた

弘前市内から岩木山に向かうアップルロードは道路沿いにりんご園が連なり
少しずつ赤みを増していく主力品種ふじがドライバーの目を楽しませてくれる

旧岩木町に入った道路を登って行くと、結構広い敷地に赤やピンクの秋桜が
爽やかな風に揺れているのが目の前に広がってきた

やはり秋の青空には秋桜が良く似合います
秋桜と言えば１５年ほど前に亡くなった母を思い出す

母は津軽なまりでコスモスの事を「コシモシ」と言う
ちなみに電話では「もしもし」を「もすもす」と言う

私が秋桜を好きになったのは１５年ほど前からのような気がする

真っ赤な曼珠沙華

曼珠沙華
彼岸の時期に咲く事から彼岸花とも呼ばれている

国の重要文化財に指定されている、弘前市の最勝院五重塔
この住職が訪れる人に楽しんで貰おうと育ててから１０年

北国津軽でこれだけの曼珠沙華を見られるのはここしかない
細い茎とその先に咲く拳ほどの花とのアンバランスな曼珠沙華

秋空に真っ赤に咲く曼珠沙華はお寺と五重塔のある
この場所の雰囲気にあまりにも似合いすぎている

秋・岩木川の夕焼け

めっきり秋らしくなった空を眺めていると
西側の雲が薄く色が付き始めてきていた

最近夕陽の時間が早くなり、仕事の帰りでは
夕陽を撮れなくなってしまった

今日は振替休日なので、夕陽撮影の為に少し早めに
帰ろうかと空を眺めていたらなんともう色付き始めて
来ている

岩木川に向かう車からまず一枚
雲が多いといい感じになりそうな気配

よく夕陽を眺めに来るいつもの場所へ着くと
すでに３人がカメラを構えて撮っていた

秋色の夕焼けもまた美しい

秋晴れ

見わたす限り雲一つと無い正真正銘の秋晴れ
秋分の日の今日、米どころ津軽平野では
稲刈りのピークを迎えている

夏の猛暑での水不足を乗り越え
すくすくと育った稲穂が重たそうに垂れさがり
この日を待っていたかのような青空の下
あちこちで稲刈り作業が家族総出で行われていた

ここ津軽平野では「つがるロマン」と言う
品種のお米を主に生産している

青秋林道のブナ林

青森県と秋田県を林道でつなぐ青秋林道の道路工事が登山家や自然保護団体などの
反対で工事が中止になって１０年以上たってから白神山地は世界遺産に登録された

世界的にも珍しいブナの原生林として認められ世界遺産に登録された白神山地
その少し手前に工事が中止となった青秋林道がある

先日青秋林道から入った登山者が大雨の為に川が増水し下山予定になっても
帰らないので遭難騒ぎとなった
経験や装備がそれなりにあった横浜市から来たグループだったが
ブナ原生林や自然は彼らの入山を拒んだ形となった

私も十数年ぶりに青秋林道に入ってみたが、ブナの木には熊の爪痕が生々しく
一人ではとても入ってはいけない地域だと感じた