りんごは赤く

暑い夏と寒い冬の間にある秋という微妙な季節
なんとなく夕陽に似ていて私の好きな季節
　
暑かったり涼しかったりを繰り返し
それでも少しずつ秋めいて
夏の終わりを感じる北国津軽

弘前市出身の作家、石坂洋次郎は
「物は乏しいが空は青く雪は白く
　林檎は赤く、女達は美しい国
　それが津軽だ
　私の日々はそこで過ごされ
　私の夢はそこで育まれた」
と書いている

りんごは赤く色付いて収穫の時を待っている

秋桜が揺れて

車を走らせているとりんご園やチョットしたスペースの空き地などに
秋桜の花が目立つようになって来た

その薄いピンクや赤い花びらは可憐で派手ではないが存在感があり
私が好きな花の一つである

また青い秋空がよく似合う花でもあると思うが今日は曇り空
これからもっとあちこちで見かけらるようになる事だろう

今度撮る時は、岩木山と青空をバックにしてカメラに納めようと思う

雨上がりの夕焼け

昼過ぎから降り出した雨が夕方ぴたりとやんだ
家路に着こうと車を走り出した私の目の前の空が
少しずつピンク色に染まっていく

空全体にはまだ水分を含んだ鉛色の雲が埋め尽くしている
しかし西側の空だけが太陽のせいか雨雲が割れ始め
その上の白い雲が綺麗なピンク色に染まっていた

車を少し飛ばしてギリギリ間に合った雨上がりの夕焼け
明日は津軽最大の秋祭りお山参詣のご来光だ
晴れるといいなぁ

台風一過

首都圏を直撃し被害をもたらした台風９号
勢力があまり衰えないまま北上し弘前市を通過した

雨と風が心配されたが弘前市内は殆ど被害が無くほっとした
そして台風一過の見本のような暑い一日

りんごは日本一だが米も良質のものが生産されている津軽地方
稲穂が黄金色に色付きこうべも垂れてきている
あと１０日ほどで収穫の稲刈り作業が始まる
空が青く気持ちの良い風が吹き抜けていった

弘前城石垣調査

弘前市の国史跡・弘前城の本丸石垣壁面が膨らみ崩落の可能性が指摘され
改修に向けた地質調査が始まった
市では本年度、本丸東側の６カ所を約１５メートル掘削し、土質の成分を確認する。来年度以降は、さらに本丸全体に範囲を広げ、１０カ所程度の掘削を予定している。

　掘削は、本丸天守近くの石垣上部から始まった。作業員がパイプを三角に組んで動力式のボーリングマシンを設置し深さ約１３メートルまで掘り下げ、１メートルごとに地層の標本を採取している。

１カ所の掘削には４、５日かかり、本年度分の６カ所の作業が完了するのは９月２０日頃になるらしいが地層の状況に応じて、深さ２０メートル程度まで掘り進める可能性もあるという。