むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

第2の地雷、そして……

2008年11月22日 01時56分07秒 | Weblog
戦争が終わった後も長期にわたり、関係のない市民に被害を及ぼす兵器がある。クラスター爆弾だ。
日本も大量に保有していたが、国際社会の流れを受け、ようやく全廃することが決まった。
子爆弾が少なくて、どんなに精密なものであっても、今後は導入しない。

http://mainichi.jp/select/today/news/20081121k0000e010071000c.html

冷戦終結後、現実的に使用が想定できないこんな兵器をこれまで持っていたこと自体が不思議……。
それに、規制に率先して取り組めば、もっと尊敬される国になるのに。
なぜ、進んでできないのか。

  ×   ×

地雷がなくなり、クラスター爆弾が消える。
次は劣化ウラン弾だ。
唯一の被爆国の日本こそ、世界を引っ張って規制を訴えるべきだ。
けれど、これまた政府は規制に消極的。

「(前向きな決断をして)腹をくくるんだったら、僕らは紙面で応援しますよ」
外務省の幹部に何度か本音をぶつけたことがある。
でも、いい反応はなかった。

みんな何か一歩前に進めたいと思っている(はず)。
けれど、現実はなかなか動かない。
保身や事なかれ主義、前例踏襲……。
必要なのは、ほんの少しの勇気。
だれかが、腹をくくれるかどうかだと思う。

見て見ぬふり

2008年11月22日 01時28分20秒 | Weblog
地球の裏側で、7年ぶりの国際会議が開かれる。
とりあえず、できることから……。

http://mainichi.jp/select/world/news/20081122ddm007030004000c.html

ユニセフから以下のようなメールが来た。
できることは限界があるけど、「加害者」にはなりたくない。

  ×   ×


◆“児童ポルノ・買春・人身売買---「見て見ぬふり」も加害者です”

  「第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議※」

 2008年11月25日(火)~28日(金) ブラジル・リオデジャネイロで開催

           (財)日本ユニセフ協会
              www.unicef.or.jp

子どもに対する性的搾取の問題。本年6月に東京で開催されたG8司法関係閣僚会議
で、昨年に続き、国際テロ問題などと同様に先進国が中心となってその解決に取り組まなければならないと宣言したこの恐ろしい虐待行為から子どもたちを守るためには、全ての国が協力して問題の解決に取り組まなければならない。
1996年のストックホルム、2001年の横浜につづく『第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議』が、世界150カ国約3000人が参加し、ブラジル・リオデジャネイロで開催される。

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【主催】 ブラジル政府、ユニセフ、ECPAT、
     子どもの権利条約のためのNGOグループ

【開催日(現地時間)】 2008年11月25日(火)~28日(金)

【会場】 The Riocentro Exhibition and Convention Centre, located in
     Barra da Tijuca, Rio de Janeiro

【参加者】世界150カ国の政府代表、国際機関、NGO、市民団体、民間企業など
 (ブラジル大統領、同夫人、スウェーデン王国王妃なども参加予定)

【背景】
1996年、スウェーデンのストックホルムで開催された
「第1回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」では、各国政府や市民社会、国際社会などに子どもの商業的性的搾取根絶に向けた行動を実施するよう求める「子どもの商業的性的搾取に反対するストックホルム宣言及び行動計画」が、参加122カ国によって採択。2001年12月に横浜で開催された「第2回世界会議」までに、各国がより具体的な行動計画をまとめ、会議の最終文書として「横浜グローバルコミットメント2001」が採択された。

一方、2006年に発表された国連の「子どもに対する暴力に関する調査」報告書を含む子ども買春や子どもポルノ問題に関する数々の調査も示すように、子どもの人身売買、買春、ポルノに関連した犯罪行為や被害は、残念ながら増加・拡大していることが明らかになっている。また、国際社会は、商業目的に限らず、紛争下や世界中に蔓延するHIV/エイズ問題の影で性的搾取の被害に苦しむ子どもたちの問題とも向き合わなければならない。

第3回世界会議では、こうした問題意識を背景に、新たな行動力、パートナー関係の構築、そして徹底的に練られた戦略によって、すべての大陸が一致団結して本問題に取り組み、あらゆる形態の性暴力と性的搾取の根本的原因との関連性を解明し、解決策を模索することが期待されている。