むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

来年こそ

2008年11月16日 22時49分56秒 | Weblog
忘れないでいることの大切さ……。
いろんな活動をしている人たちから時折連絡をもらい、はっと気づかされることがある。

ヨルダンの首都アンマンで、イラクの子どもを支援している西村陽子さんもそんな1人だ。
先日、メールをもらった。

イラクでは、紛争による混乱で医療事情が悪化。
隣国ヨルダンに避難し、病気の治療を余儀なくされている子どもがたくさんいる。
なかでも、劣化ウラン弾の影響とみられる小児がんの子どもたちの苦しみは深刻だ。
世界の関心はイラクからアフガンに急速にシフトしているが、何も解決はしていない。
けれど、日々いろんなニュースに接していると、どうしても忘れかけそうになる。

西村さんは、青年海外協力隊の経験を通じてヨルダンとの縁ができ、イラク戦争以前から「アラブの子どもとなかよくする会」で活動。
さまざまなキャンペーンも通じ、医療支援を呼びかけている。

オバマ政権が始動する来年こそ、イラクに安寧が訪れるように……。
そんな願いを込めて、09年のカレンダーはどうでしょう?
売上は患者の子どもやその家族の生活費にあてられます。

  ×   ×
 
◆◆がんの子どもを支えるアファーク・プロジェクト◆◆
    ~ 手作りカレンダー2009 ~

ヨルダン・アンマンよりアラブの子どもとなかよくする会西村陽子です。
お元気でいらっしゃいますか?
昨年に引き続き、ヨルダンのキングフセインがんセンターで治療中の、イラクのがんの子どもたちとその家族が手作りしたカレンダーができあがりました。皆様からのご注文を心よりお待ちしています。

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○布製壁掛けカレンダー B5判(写真 1-4)  1000円
 イラクのがんの子どもとその家族が絵や日付を書き、印刷・縫製などすべて手作業で仕上げました。
 イラクの生活を題材にした、小さな人形つきのカレンダーです。
(4種類、各種75部限定)

○封筒入りカレンダー  B5判(写真 5) 500円
 子どもたちの絵とエピソードを12ヶ月のカレンダーにしました。
 手作りの丸窓付き封筒入りです。(300部限定)


カレンダーの写真は下記に載せてありますので、ご覧ください。
(アファーク・プロジェクトのボランティアのブログです)
http://blog.livedoor.jp/mana25/archives/50046606.html

カレンダー作成の様子が、下記から見ることができます。
http://blog.livedoor.jp/mana25/archives/50046607.html

       
お名前・送り先・カレンダーの種類と数量をお知らせください。
振込用紙を同封いたしますので、カレンダーが到着したら、
代金と送料のお振込みをお願いします(5000円以上送料無料)。
11月30日までにお申込いただいた場合、12月10日頃までに宅配メール便にてお送りします。
お急ぎの場合はご連絡ください。

♪製品はすべて手作りのため、布の色やデザインが写真と若干異なることがあります♪

■お申込・問合せ 
メール:afaq@zav.att.ne.jp 
Fax:0422-44-0364 (アラブの子どもとなかよくする会 谷島方)
   
           ★アラブの子どもとなかよくする会 西村陽子


新聞記者に……

2008年11月16日 02時54分55秒 | Weblog
アフガン国境に近いパキスタンで、朝日新聞の記者が何者かに銃撃を受けて負傷した。
命に別条はなかったのが幸いだ。

本当に危険な場所での取材経験はないけれど、04年春、陸上自衛隊が派遣されたイラク南部のサマワへ。
サマワの町自体はかなり平穏だったが、滞在期間中、バグダッドで日本人3人が拉致され、にわかにピリピリ。
結局短い期間で取材を終えるはめになり、隣国クウェートに避難した。
その時の消化不良感は今もひきずっている。

  ×   ×

2カ月前、父親が亡くなった。
頑固で無口。息子への心配や励ましなどほとんど口にしない人だった。
ただ、亡くなってから父の元同僚に聞くと、意外に息子のことを気にかけていたようだった。
「息子がイラクに取材に行くんだ。自分で希望したみたいだ」
4年半前にはそう話していたらしい。

父は技術系の会社員で、自分とは方向性も違う。
人生や仕事について深く話す機会もなかった。
ただ、晩年にひとことだけボツリと言ったのを覚えている。
「実は俺も新聞記者になりたかったんだ」

全く唐突で意外な一言だった。
何を伝えたかったんだろうか。
真意を聞かなかったのを悔やんでいる。