昨日に続いてダライ・ラマ14世。
東京・有楽町の日本外国特派員協会の記者会見には、300人もの報道陣でごった返した。
会見は1時間強に及んだが、やはり引き付けられっぱなしだった。
カタカナをつづったような超スローな英語。難しい単語は使わず、短文をつないで終始わかりやすく語る。
「英語難民」の私にとっては本当~にありがたい限りだ。
ノーベル賞受賞者にもなった平和の象徴、ダライ・ラマ氏の魅力は、決して飛びぬけたカリスマ性でも何でもない。
過不足ない言葉で、万人に伝わるように真理を説く全身全霊をかけたその姿勢だ。
決して飽きさせないように、ユーモアを随所に交える。手振り身振りで、時におどける。
メッセージを伝える天才だと感じた。
難しいことを研究したり、難しいままに話す人はたくさんいる。
それが真理に近いものであればあるほど、本来は優しい言葉で、相手の立場を考えながら伝えるべきなんだろう。きっと。
ただ、伝えることを仕事にしている研究者や政治家、メディア……がどれだけできているだろうか。
ダライ・ラマは会見中、そばにいる側近に何度も忘れかけた英単語を尋ねたり、具体的な数字や固有名詞を忘れると「私の頭はプアーだから。ハハハハ……」と豪快に笑った。
職場や身近な場所でも同じだが、「真のリーダー」は決して気取らないし、自分を大きく見せようとはしない。
http://mainichi.jp/photo/news/20081104k0000m010034000c.html
東京・有楽町の日本外国特派員協会の記者会見には、300人もの報道陣でごった返した。
会見は1時間強に及んだが、やはり引き付けられっぱなしだった。
カタカナをつづったような超スローな英語。難しい単語は使わず、短文をつないで終始わかりやすく語る。
「英語難民」の私にとっては本当~にありがたい限りだ。
ノーベル賞受賞者にもなった平和の象徴、ダライ・ラマ氏の魅力は、決して飛びぬけたカリスマ性でも何でもない。
過不足ない言葉で、万人に伝わるように真理を説く全身全霊をかけたその姿勢だ。
決して飽きさせないように、ユーモアを随所に交える。手振り身振りで、時におどける。
メッセージを伝える天才だと感じた。
難しいことを研究したり、難しいままに話す人はたくさんいる。
それが真理に近いものであればあるほど、本来は優しい言葉で、相手の立場を考えながら伝えるべきなんだろう。きっと。
ただ、伝えることを仕事にしている研究者や政治家、メディア……がどれだけできているだろうか。
ダライ・ラマは会見中、そばにいる側近に何度も忘れかけた英単語を尋ねたり、具体的な数字や固有名詞を忘れると「私の頭はプアーだから。ハハハハ……」と豪快に笑った。
職場や身近な場所でも同じだが、「真のリーダー」は決して気取らないし、自分を大きく見せようとはしない。
http://mainichi.jp/photo/news/20081104k0000m010034000c.html