むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

「難民」という可能性

2008年11月27日 03時12分00秒 | Weblog
ここ数日、うんざりした匿名の「悪意」。
そんなものと正反対のものに触れ、なんだか心が磨かれた。

26日に取材した、難民問題を考えるイベント「表参道ジャック2008」。
パレードには、明日自分がどうなるかもわからない難民申請中のミャンマー人らも多く参加。リスクを負い、正面から闘っている人たちだ。
難民問題に関心を持つ多くの学生も参加していた。
たとえ、そのうちの一部が「偽善」や表面的なものであってもいい。
少しでも何か前に進めようという「善意」を目指して行動しているのは確かだ。
それだけで素晴らしい。

  ×  ×

難民イベントでは、「未来」をつかんだ1人のミャンマー出身の女性に会った。
難民を対象にした奨学金制度に見事採用され、来年から青山学院大に通う。
ミャンマーからバングラデシュに逃れ、そこで結婚。新天地日本に移り、努力の末、新たな夢をつかんだ。

西日本でも壮絶な人生を背負った1人の女性が、関西学院大の難民奨学生制度に合格したことを知った。
以前会ったことがある女性で、未来をつかみ取るその力強さに脱帽した。

  ×  ×

苦難を乗り越えた人たちが体を張って表わす「無限の可能性」。
ちっぽけな自分に多くのことを教えてくれる。