むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

身近な宝

2008年11月05日 03時38分33秒 | Weblog
先日の航空自衛隊トップによる論文には、怒りというより、なんだか笑いがこみあげてきた。
こんな精神的に「幼稚」な人間が政府の要職にどうやってついたのか。
確実に構造的な問題があるんだろう。

11月3日は「日本国憲法」公布の日。
昨夏に「ひと」欄で取材させてもらった、米オハイオ州のチャールズ・オーバービーさんから、名古屋の支援者を通じてメールが届いた。

「アメリカ9条の会」を創設し、世界中で9条の大切さを訴えているおじいさんで、とてもひょうきんな人だ。
毎年まめにメッセージを送ってくれる。
英語の勉強も兼ね、必死で?訳してみた。

身近にあるものの大切さを人に指摘されるのって、複雑な気分だ。

  ×   ×

◆9条を愛する日本の友人へ
           チャールズ・オーバービー(オハイオ大名誉教授)

 今年も11月3日、すなわち美しい9条を含んだ日本国憲法が公布された記念日を迎える。ここに希望と励ましのメッセージを送り、あなた方が戦争を非難する貴重な憲法9条を今後も守り、すべての人間、生物、そして地球そのものが存続していくように願うばかりだ。

 このような願いを持つことが簡単ではないこともわかっている。昨今の世界的な金融市場、金融システムの崩壊は、米国が強欲にそして過剰に、無秩序な自由競争と規制緩和、民営化を崇拝し、それによって続けてきた結果、そして母なる地球をぜいたくに、無駄に消費した結果だ。
 こうした行動によって、私たちは浪費型の生活を改めるのではなく、地球温暖化を招き、傲慢で愚かなことに石油資源を巡る戦争を起こしてしまった。米国は地球上でもっとも傲慢で、無駄の多い国家になってしまったことはだれもが知る事実となった。

 近年、特に(9・11以降の)8年間の米国の憂鬱な環境を見る限り、希望を見出すのは難しい。米国はこれまで、世界中で800以上の軍事基地を置き、武力によって地球の平和と正義を守ることができるという偏執狂的な妄想にかられてきた。
 こうした状況でも、まだ私の希望は完全には消えていない。それは米国の運命を決する11月4日を迎え、変革を掲げるオバマ氏が大統領となるからだ。変革は困難を伴うが、オバマ氏はそれをやりとげるだけの頭脳と機知、賢明さを備えている。もし、彼が勝利すれば、米国が長い間、悩まされてきた人種差別問題にも食いを打ちこんでくれるだろう。

 オバマが選挙戦で示したような米国の変革の流れは、憲法9条の存続にもいい影響を与えるだろう。米国が朝鮮戦争のころ、それ以前から、憲法9条の存続をおびやかしてきた。米国は起こりうるアジアの戦争において、米国の兵士ではなく日本の自衛隊を派遣させることを長く望んでいたのだ。
 オバマが当選すれば、傲慢で一方的で軍事に頼るばかりの外交姿勢から、協力的で非暴力による外交へと変わる可能性がある。オバマ政権になれば、戦争による統治から、法律による統治に変わり、憲法9条の廃止が遠のくだろう。

 91年3月に「憲法9条の会」を作って以来、私がずっと言い続けてきた9条の存続にとってはいい状況が生まれるだろう。
 薬物依存と同様、「石油依存」の問題は軍事力では解決できない。にもかかわらず、これら中毒の解消のために、米国はずっと愚かで傲慢な戦争を続けてきた。
 私が米国とその過去の軍事的な歩みに対してあまりにも批判的だと思うだろう。しかし、批判的な一方で、私と多くの仲間たちはこの国を愛し、米国が与えてくれた多くの機会に感謝している。私たちは、傲慢さを控え、人間的で平和的な国、軍事力に頼らず協調性のある国を望んでいるだけだ。それが人生と地球そのものに未来を与えることになる。

 希望を述べたこの手紙を終わるに当たり、皆さんにお願いしたい。自分たちの政府に、憲法9条を誇りと名誉をもって世界に広めるようにと。世界中の国に、そして国連にも届けるように。
 私は命が尽きるまで、米国の憲法を9条を見習って修正するように求め続けたい。

おばま、オバマ、小浜

2008年11月05日 02時48分22秒 | Weblog
いよいよ歴史的な日。
投票日の4日夜は泊まり勤務で、大統領選関連のいろんな指令が次々と降ってきた。早くも少しヘロリ気味。

ただ、大きな変化があるのは確実な様子。
オバマのばあちゃんが住むケニアのニャンゴマ村では大騒ぎ。
「バラク君」という男の子がたくさんいるらしい。

日本海の町も盛り上がっている。
http://www.afpbb.com/article/politics/2535272/3495411#blogbtn