Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

天皇賞(春)の展望③ タイトルホルダーが敗れる場合

2023-04-26 | 予想

 今日は朝から雨です。一日雨というのは10日ぶりでしょうか。新装なった京都競馬場に東京競馬場も、この前の土日が開幕週でしたから、これだけ乾くと芝のレースが速くなるのも当然でした。でも、京都は今日雨が降って、土曜も雨となると、天皇賞当日はそこまで高速馬場ではない気がします。

 月火と日曜のGⅠ天皇賞(春)のレース予想を書きましたが、タイトルホルダーの1番人気は堅そうです。確かに、昨日のブログではタイトルホルダーに展開が向きそうだというようなことを書きました。アフリカンゴールドがハナを切れば、二番手で進み、最終コーナーの手前くらいで早めにスパートをかけて逃げ馬を交わせれば、後は独走になるのでは、という見立てです。しかし、この馬の過去の負けパターンを見ると、二番手で楽にレースを進めたとしても意外に抜け出せない場合もありうるのではないかと思えます。先行押し切りという得意のパターンが決まらず、敗れたケースを過去のレースから拾って、序盤のラップなどを見てみようと思います(□数字はコーナー通過順です)。罫線下は勝ったケースで、いずれも良馬場のものを選びました。

◆221225 有馬記念    9着   7.0ー11.3ー11.7ー12.1ー12.5ー13.1 100~1100m=60.7 1⃣1⃣1⃣1⃣

◆211226 有馬記念    5着   6.9ー11.3ー11.6ー11.5ー11.9ー12.5 100~1100m=58.8 2⃣2⃣2⃣2⃣

◆210920 セント記念 13着 12.3ー11.8ー12.2ー12.0ー12.2ー12.0 200~1200m=60.2 2⃣3⃣4⃣5⃣

◆210530 ダービー    6着 12.2ー10.6ー12.2ー13.0ー12.3ー12.4 200~1200m=60.5 2⃣2⃣6⃣4⃣


〇220622 宝塚記念    1着 12.5ー10.4ー11.0ー12.1ー11.6ー12.1 200~1200m=57.2 2⃣2⃣2⃣2⃣

〇211024 菊花賞     1着 12.5ー11.1ー11.5ー12.1ー12.8ー12.6 200~1200m=60.1 1⃣1⃣1⃣1⃣

 有馬記念は距離が2500mなので、最初のラップはスタートから100mまでのものです。せっかく数字を出したのですから、何か傾向がはっきりとつかめればよかったのですが、そう単純ではないようです。ただ、タイトルホルダーという馬のイメージとしては、ペースにあまり関係なく(限度はあるでしょうが)、一番手でも二番手でも、単独で気分良く走れると、最後の直線で後続に影も踏ませないような圧勝劇をする馬だというのは、時計にも現れているように思います(宝塚記念や菊花賞を完勝したパターンです)。逆に言えば、レース序盤で何頭かと併走しないといけなくなると、最後伸びず、着外に沈むこともありうるということだと思います(ダービーやセントライト記念のパターンです。セントライト記念は直線で前が塞がれたことが大敗の原因と見られていますが、4コーナーで早めに抜け出すパターンに持ち込めなかった点で1着はなかったように思います)。

 日曜のレースは上に書いたように、おそらくアフリカンゴールドが前走と同様、逃げに出るでしょうから、タイトルホルダーは間を計りながら二番手を進むでしょう。しかし、アスクビクターモアやディアスティマ、場合によってはブレークアップらと併走するパターンになってペースが落ちつかず、前のめりな競馬になった場合、後続勢の差しが決まる可能性もあります。一番怖いのはレーン騎手の乗るシルヴァーソニック、次にジャスティンパレスボルドグフーシュの4歳勢で、一緒になってディープモンスターとかヒュミドールとか、何か人気薄の馬が突っ込んでくるような予感もあります。

 ということで、タイトルホルダーに単勝人気や連勝の軸の人気が集まったとしても、相手までにとどめて、軸馬は別の馬にするつもりで、週中の調教情報を集めていこうと思っています。本日もお読みいただきありがとうございました。雨ですが、今日もがんばりましょう。

 

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