じゅうべい温泉記

リストラ後に頑張ってきた心の内を吐き出したいと書き始めた日記ですが、いつのまにか温泉記に・・・・

温泉記ー50(裂石温泉)

2008-11-29 09:10:51 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー50

裂石温泉「雲峰荘」
「日本秘湯を守る会」

http://www.unpousou.co.jp/

アルカリ泉にハマリ出した頃、今から8年まえの事。

「飲める温泉 天然アルカリイオン泉」のキャッチフレーズとPH9.9につられて予約

超お気に入りの「白根館」がPH8.6、「琢」でもPH9.3

それ以上の感触を期待してワクワクしながら行った

部屋は新館の2階で、トイレは共同だった。
冷蔵庫に「飲める温泉 天然アルカリイオン泉」が一人に一本サービスで入っていた

1月で寒かったが、畳の部屋なのに床暖房だったので快適だ

しかし・・・・・エアコンを点けたら埃の塊りが落ちてきた。。。。。
見上げたらエアコンの噴出し口に1センチほど埃が積もっている・・・・
瞬間、目が点・・・引いてしまった

帰ろうかしらと思ったが、PH9.9の湯の魅力に負けてエアコンを消して我慢する事に・・・
取り合えず内湯に行ってみる事にした

PH9.9なんて経験がなく、どんな感触か高ぶる気持ちで浸かった
マタマタ目が点・・・・・
ツルツルしない・・・・・いや少しはツルツルしてたのかもしれないが、「白根館」や「琢」以上のツルツル感を期待していたのでがっかりだった。
余計に気持ちが凹んでしまった
温泉の温度が低い為に加熱していたので、その為にツルツルしないのかなぁ・・・
その頃は知識も無かったので、勝手にそう思った。
今思えば加熱のせいじゃなく、たぶん循環していたからじゃないかと思う。
でも吸い込み口を見た訳ではないので、そこの所は解らない。

何の期待もしないまま、食事の為大広間に行った。

テーブルに沢山のお皿、そして次々に温かい料理が運ばれてきた。

何も期待してなかった事もあり、品数の多さと手造りの美味しさにびっくり

食材は自分の畑で栽培している安心なものだった
今でも憶えているのは鴨肉の燻製、これは珍しくもあり美味だった
そして、今では良く見かけるようになったが緑色の殻の卵が朝食に出た事。
食事は感動物だった

さて露天だが、混浴で、女性時間が8時からだったと思う。
内湯と露天、それぞれ一回づつ浸かっただけで終わった

朝風呂も入らなかった

貸切風呂もあったが使用しなかった

料金 13000円

下の方だけじゃなく上の方のお掃除をしてもらえたら印象がぐっと違ったと思う





温泉記ー49(中山平温泉)

2008-11-13 22:39:15 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー49


中山平温泉「琢」
「日本秘湯を守る会」

http://www.takuhide.co.jp/


宿に着くまでキャンセルして帰ろうか、迷いに迷った

シャワーを浴びなくちゃとの思いも吹き飛ぶほど落ち込んでしまっていた

「俺は風呂に行くぞ!」と夫。
ため息ばかりの私・・・・・いっぺんに疲れが出てしまった

ぼーっとしている間に夫が大興奮して風呂から帰って来た。
「おいおかあさんこんな湯初めてだツルンツルンだお前も早く行って来いよ

そうだ、シャワーを浴びる為にキャンセルをやめたんだった・・・
とりあえずシャワーだ・・・抜け殻状態のまま風呂へ行った。
他のお客さんが見たら気持ち悪がるだろうなあと思いながら体を洗ってシャワーだけかかって出た。
「ないい湯だったろ」と夫。

「いや、湯船には浸かってないよ・・・だって他の人に悪いじゃない・・夜中に行くよ」と私。
夜遅くに内湯に行ったら誰もいなかったので、おそるおそる湯に浸かった。
瞬間に目が点

落ち込んでいた気持ちが一気に沸騰した

何という湯だろ

糸でも引きそうなぐらいの感触じゃないか

心臓もバクバクだ

そうだった「うなぎ湯」に浸かりに来たんだった。

一気に正気に戻った

シャワーを浴びた時にはまだヒリヒリ沁みていたが湯に浸かっても沁みない

明日、まっしぐらに家に帰って医者に行けば大丈夫かな・・・
あとが残らなきゃいいんだけど・・・
沁みなかったのに気を良くして真夜中にもう一度浸かって寝た

朝起きてみてびっくり

ブツブツがない

うそだろ
いや、ブツブツどころかスベスベじゃないか
「おとうさんおとうさん見て見て治ってる
「何にもないじゃないかホントかよ~

体の内部の調子が良くなったのは白根館で経験していたが、目で温泉の効果を確認したのは初めてだった

ルンルンの気分で朝風呂に行った

他のお客さんともニコニコしながら「いいお湯ですね~」と話も弾んだ

食事だがその時は何を食べたか全く記憶が無い・・・

しかし以後やみつきになり毎年通っている

琢の料理は派手さやお洒落さは無いけれど、化学調味料は一切使わずに手造りだ
毎朝鮮度の良い魚介を仕入れているので刺身も美味しい
個性のある食事ではないが体に優しい食事でまずまず美味しい
女将、フロント、仲居さん達とも故意になった今では何でも好きな物作ってあげるよ~
なんて言ってくれる
入り込んだもん勝ちだ

でも、わがままを言ったのは一度だけ。
「山菜の天婦羅が食べたい
「な~~~んだ!そんな物でいいの?じゃあ私が摘んでくるよ~
と仲居さんが自分で摘んできてくれ、新鮮そのものの山菜の天婦羅を出してくれた
気持ちがこもっている分余計に美味しかった

琢には露天付きの部屋が一部屋あるが、この部屋は天国だ
なんと言っても「うなぎ湯」を独り占めできる
高台にある為眺めも良い

まるごとの琢を楽しむ為に1泊目は通常客室に泊まって全部の風呂に入り、2泊目を露天付きの部屋にする
湯そのものが美容液のような「うなぎ湯」の独り占め

これ以上の贅沢ってたぶん無いだろう(あくまでも私にとって)

冬場に行って大雪の為に部屋露天の源泉が止まってしまったり、東北道が雪で通行止めになって到着が夜の10時頃になった事もあった
自然には逆らえない・・・


一般客室 新館10畳間 17000円
露天付き部屋      38000円

ここ4年くらいは1泊目を秘湯の会の無料宿泊を利用している




温泉記ー48(鬼首温泉)

2008-11-01 09:04:19 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー48



鬼首温泉「峯雲閣」~川原毛大湯滝


http://www.hikyou.jp/miyagi/onikoube/houunkaku.htm
http://www.hikyou.jp/akita/kawarage/kawarage.htm


今から7年くらい前の事

テレビで滝から流れ落ちる温泉を見た

川原毛大湯滝だった

ワクワクする天然湯なんて尻焼き温泉以来だ

想像しただけで心が高鳴った

しかし・・・遠い・・・遠すぎだ
秋田県だもの・・・
途中どこかにワンクッション置けば何とかなるか・・・

時期も6月~10月までくらいしか入れないとか・・・

確か9月だった・・・2泊3日で計画し、チェックしておいた鬼首温泉「峯雲閣」、中山平温泉「琢」に宿泊すれば中日に憧れの「川原毛大湯滝」に行ける
行ける日を指折り数えてワクワクした

まずは「峯雲閣」へ

埼玉から7時間くらいかかったかなあ・・・

この宿も小ぶりの滝がそのまま露天風呂になっている

混浴の為、湯浴み着かバスタオルを巻いて入ってもいいそうだ
1500円で湯浴み着を買った。
高いと思ったが、今だに使っているので元は取れた

鬼首遊歩道から自然に湧き出ているお湯がそのまま川に流れ込み、湯滝となっている。
こんな自然の露天は魂まで震えさせてくれた
興奮しまくりだ

川の露天も良かったが源泉のみの浴槽の湯が、また素晴らしかった
湯に色気を感じた・・・何と言ったらいいのか・・・艶めかしいのだ
これはフレッシュな証拠

少し熱めの湯だったが、とても気持ち良かった

部屋は8畳ほどだったと思うが、トイレ、洗面は共同だ。
食事は部屋食で、山菜、川魚が中心の一気出し。
美味しいと思えたものは無かったが、お湯に惚れて充分満足できた

次は連泊したいとの思いを抱きつつ、憧れの「川原毛大湯滝」へと向かった。
鬼首温泉からは2時間弱くらいだったと思う。
駐車場に車を停め、歩く事15分くらい・・・心臓が飛び出るかと思うほどドキドキワクワク

川沿いを歩いて行ったが、その川も温泉
硫黄の強烈な匂い嬉しい

男女別の更衣室があったので水着に着替えてさあ入浴

念願の滝湯だ

しかし・・・強烈にピリピリ沁みる~~~

シブキが目に入ったら益々沁みる~~

びっくりしてすぐ出てしまった

でも、沢山の人が入っている・・・
そうだよなぁ・・・秋田まではるばる来たんだもん・・・
入らなきゃ損だ
沁みるのを我慢して浸かった

これが間違いだった

沁みるのを通り超えて体中がヒリヒリ痛くなってきた

気がつくと、真っ赤になってブツブツが全身に出来てしまっていた
びっくりしてすぐ出た。
シャワーを浴びたい気分だったが、そんな物は無い。
途端に気分が落ち込んでしまった

早く帰って医者に行かなくちゃ

「琢」をキャンセルしようかと考えたが、何しろ体を洗いたいと思ったので行く事にした。

「峯雲閣」の料金 10000円位だったと思う

「川原毛大湯滝」無料 しかし悲惨な経験であった