じゅうべい温泉記

リストラ後に頑張ってきた心の内を吐き出したいと書き始めた日記ですが、いつのまにか温泉記に・・・・

温泉記ー43(報恩温泉)

2008-09-26 07:19:24 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー43

那須報恩温泉「ホテル報恩」


http://www.houon.cc/


10年ほど前に行った宿ですっかり忘れていたが、先日ふっと思い出したので書く事にした。

「部屋露天のある宿」という本で、露天付き部屋で15000円という記事を見つけた

まじで?と思いながら安さに惚れて予約

部屋は和洋室で広さは充分だった
部屋露天は当時は窓を開ければ露天と言った物で、半露天と表現してあった。
しかし・・・・湯は水道水だった・・・

HPを見てびっくり
今は那須では珍しい茶褐色の温泉になっているようだ

ちょっと訪れるのが早すぎたかなあ・・・

本には水道水の事は書いてなかったもんなぁ・・・

館内は安普請な造りだが、値段を思えば文句は言えない

料理は家庭的な物に、でっかいタラバ蟹が二人にイッパイ付いた。(内子、外子付き)
(今はバイキングになっているようだ)

値段から思えば部屋と食事には文句はなかったが、一番楽しみにしていた湯が水道水だったのでがっかりだった

温泉になったのならもう一度行ってもいいかなぁ






温泉記ー42(よませ温泉)

2008-09-23 15:26:33 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー42


信州よませ温泉「ホテルセラン」と馬曲温泉(まぐせおんせん)


http://www.hotel-selan.com/

http://www.yuu3.jp/spa/maguse/


眺めが良いとの評判を聞きつけて予約

そして、憧れだった馬曲温泉にも入りたかったので丁度いい。

ここはフロントで鍵と館内の案内図をもらって自分で荷物を持って部屋へ行く。
スタッフは一切部屋には来ない。

こういう宿は初めてだった。

部屋はシンプルな和洋室で、セミダブルベッドが2つの洋間と、8畳の和室、バス、トイレ付きで充分な広さだ
居心地も良い

お目当ての風呂だが、露天からの景色が素晴らしかった

長野の町を見下ろしながらの入浴は抜群にいい気持ちだった。
特に夜景が素晴らしく、いつまでも眺めていたかった
ただし、立ち上がらないと全景は見えない。
とても人気があり、露天はいつも混んでいる

その為か2度めまでは宿泊料の範囲だが、3度目からは別に払わないと入れない。

泉質は語るほどのものでも無かったが、ここまでの開放感はめったに無い

食事は夕食も朝食もバイキング形式だ。
家庭的な料理だったように記憶している。
美味しいの不味いの言えるレベルのものでは無かった

ここは人件費など、とことん省いて宿泊料を安くしている
確か、1泊 10000円しなかったと思う
サービスを期待しなければ、かえってサッパリしていて良いかもしれない。
安ければ安いほど有り難い

お天気にも恵まれ、景色も満腹堪能できた

チェックアウト後に馬曲温泉に向かったが、この日は生憎と雨
「ホテルセラン」で朝風呂に入っていたので、内湯は通りこして憧れの露天へ行った。
写真で見るより湯船は小さかったし、雨の為に景色はまるで見えなかった
おまけに源泉が熱いので、水道水でじゃんじゃん加水している

来てみたら、こんなものかとガッカリだった

せめてお天気だったら印象が違ったかも・・・




温泉記ー41(奈良田温泉)

2008-09-20 08:00:49 | 温泉編
じゅうべい記温泉記ー41

奈良田温泉「白根館」
「日本秘湯を守る会」

http://www.salps.net/user/shiranekan/

とうとう理想の宿に巡り合えた

駐車場で車から降りた瞬間から、程よい硫黄の香り

素朴な玄関を入ると誠実なご主人の笑顔と熊の置物がお出迎え

いつ行ってもピカピカに磨かれた廊下

お気に入りの部屋は別館の「杉の間」

角部屋なのでダム湖からの風がとても心地いい

夏でも日中25度くらいにしかならないので、避暑にも適している

春夏秋冬、いろんな時期に訪れているが、春の山菜の時期が一番好きだ
採れたての山菜をとても美味しく料理してもらえる

定番の料理も実に美味しい

「揚げ蕎麦がき」「刺身湯葉」「岩魚の燻製」「刺身蒟蒻」「椎茸のフライ

連泊の時は「鮎のマリネ」「鴨のつくね」「鹿のたたき」等を食べさせてもらえる。

他の旅館だと同じ料理が出るとがっかりするが、白根館では、メニューを変えてほしくない。
定番料理が楽しみなのだ
私の脳髄をとろけさせてくれる

心にしみわたる味だ

温泉も群を抜いて素晴らしい。超極上

少しトロミも感じられる湯は肌触りも素晴らしい
高級な美容液にでも浸かっているようだ
頭の先まで浸かってしまいたくなる
でも、さすがに他のお客さんに申し訳ないので桶で汲み出して頭からかぶる
すると、リンスをした感じになり乾くとスルスルの髪になる
肌だってシットリスベスベになる事は言うまでもない

飲泉も出来、味は塩味の効いた昆布茶ようだ

朝食には温泉で炊いたお粥が出されるが、これが素朴で美味しい
お腹の調子まで良くなる
お粥は日替わりで変わり、今までで食べた事があるのは、「栃の実粥」「小豆粥」「10穀粥」「仙人粥」「野沢菜粥」等

このお粥に手造りの「エゴマ」のフリカケをかけて食べると、おかずなんか要らない
小ぶりの丼一杯のお粥をお腹いっぱい食べても不思議と昼になるとストンとお腹がへる

不思議だ

体にとても優しいのだろう

白根館は、体の中からも外からも元気にしてくれる

私にとって最大級の駆け込み寺だ

もちろんぐっすり眠れる
ここではマイナスイオンが600万個も測定されている

そりゃ、極上湯との相乗効果でリラックスできるはずだ

実は、初めて白根館を訪れた時には死に方を考えていた
精神的に追い込まれて自分を消し去りたかった
でも帰る時には忘れていた
又、ここに来たいと思ったからだ

白根館と出会えて本当に良かった

帰りに「有難う御座いました」と言われるが「こちらこそ有難うございました」と言って帰る。

別館の料金 16000円

感謝感謝感謝

白根館大好きだよ



温泉記ー40(湯西川温泉)

2008-09-16 22:32:15 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー40


湯西川温泉「伴久ホテル」


http://www.bankyu-hotel.co.jp/


何をトチ狂って大型の旅館を予約したんだろ

確か夫が雪見の露天に入りたいとか言っていた時にタマタマ、テレビに出ていたと思う。
ま、たまには良いかと思い予約

大型の旅館は、今だに何となく肌に合わない・・・
と、言うか「伴久ホテル」に泊まってから嫌いになったのかもしれない。
まず、方向音痴の私は風呂に行くにも気が気じゃない
自分の部屋を覚えておかなくちゃならない事もめんどくさい。
別に宿が悪いわけではない。
私が怠慢なだけの事だ

部屋はとても清潔で広々して居心地が良かった

川に面していて眺めも良い

大浴場も清潔で広々

何も文句の付けようがない

でも・・・何だかしっくり来ない

食事は派手な造りの囲炉裏端で頂いた。
海の物たっぷりの海鮮焼きが中心だった
ホタテや海老を炭火で焼いて食べた(ここは伊豆?)
やたら量が多くて見ているだけでお腹が一杯になってしまった。
目の前の料理だけでも量があるのに、次々と持ってこられる。
多すぎるのもしんどいものだ

回りのお客さんはちゃんと食べてるんだろうか・・と見わたしてみると、私達より品数が多いみたい・・・
何が無いの?
茶碗蒸しが私達の所には無い・・・
もらったところでお腹が一杯で食べられないのだが、無い事も腹がたつ
「すみませ~~ん!!茶碗蒸しがきてないんですけど~」と仲居さんに言った。
「あっ!」と言って持っては来たが、冷めた茶碗蒸しをドンと黙って置いていった
一気に気持ちが冷めてしまい、手を付けないまま部屋に戻った。
言わなきゃよかったなぁ~
やっぱり大型旅館は嫌だ

女性だけは選べる浴衣や帯があったり、表面的には良いように見えるが・・・
団体旅行で行くには良いのだろうが、個人で行くなら小ぶりの宿が良いと痛感した。


料金は27000円ぐらい・・・・とても高いと感じた。


温泉記ー39(尻焼温泉)

2008-09-10 08:13:08 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー39


尻焼き温泉「関晴館別館」
「日本秘湯を守る会」

http://www.anysta.ne.jp/~b23Nab/
http://www2.aquatree.net/siriyaki/

以前から入りたくて仕方がなかった野湯「尻焼き温泉」に入る為に予約

宿に着くなり、水着に着替えバスローブを羽織って(龍洞でもらったバスローブ)いざ川露天へ

こんな自然の川がホントに温泉なんて心臓がバクバク、高鳴って抑えられない

以前足だけ浸かった時に川の石で滑りそうになった反省で、ビーチサンダルを履いて川に入った

なんちゅう開放感

川だよホントの川だよ~川なのに温泉なんだ

念願かなった~~

これほど興奮した事なんて今まであっただろうか

大丸温泉の川の露天でもかなり興奮したが、比べ物にならない興奮だった

群馬に行く度に何度も入りに行ったが、雨が降って水量が増えると入れない事もシバシバ

自然のものなので、いたしかない

確率は5割ぐらいかなぁ・・・

さてさて、宿の方は民宿プラスアルファな感じだったが部屋にトイレは付いていた。
簡素な部屋だが、目的は川の湯に入る事だったので、不満は無い。

男女別の内湯と露天があるが湯量が凄かった

もったいないほどの源泉がまるで川のように溢れてながれている
これも大興奮した

かすかに硫黄の香りがあり適温でやわらかく長湯できる

適温で湧いている湯は以外と少ない。
これは貴重な湯だ

夕食は部屋食で一気出し

天然の舞茸の天婦羅、岩魚の塩焼き・・・すべて冷め切っていた

そこのところにチョコッと工夫があればリピートするのに・・・

人気の宿にはなれないだろうなぁ~

朝食は食堂で頂いた。
何を食べたか記憶がない・・・

しかし、いやというほど川の湯に入れたので良しとしよう

料金11000円也






温泉記-38(船原温泉)

2008-09-07 09:01:40 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー38

船原温泉「山あいの宿うえだ」
「日本秘湯を守る会」

http://furafura.sakura.ne.jp/ueda/top.html


白濁湯にはまっている最中に、日本秘湯を守る会が出版している「日本の秘湯」の本を見ていて目に留まり予約。

もとは何方かの別荘だったとか・・・
それを鮎釣り名人の歯医者の先生が買い取ったとか・・・
でっかい露天の貸切風呂があるとか・・・
7部屋のみだとか・・・

国道から坂を下った場所にあるが、宿に入ってしまうと国道が側にあるとは思えない景観だ

行ってみて、まあ・・・何と旅館らしくない旅館だった

とても手入れの行き届いた庭に感激

エプロン姿の女将さんやスタッフもまったく気取りがない

部屋は10畳で清潔そのもの

男女別の大浴場(露天付き)があり、20人は入れそうな貸切の露天があった
(今は貸切が3箇所に増えている)
お湯に特徴がある訳ではないが、川を目の前に浸かるのは開放感満点だ


小さな宿だが湯量が豊富でシャワーもカランも温泉だ

そして毎日お湯を落として掃除をしている
連泊しても9時半~1時までは湯が溜まってないので入れない

なんとも無い湯だがムショウに気に入ってしまった。
たぶん硫黄泉ばかり浸かっていて小休止になったと思う
透明なとても綺麗な湯で、成分のせいだと思うが湯に浸かっている肌が青白くみえる
色黒の私の肌が白人の肌の色になる
温泉って不思議だなぁ



食事はすべて手作りで温かいものは熱々で運んでくれる

刺身の鮮度も良い

丁寧でも凝りすぎてなくシンプルさが良い
鮎釣り名人の宿らしく鮎がテーマの食事だ。

一番気にいったのは朝食の水団だ

これは、今でも定番で出してくれる。
連泊する時は二日続けて出してもらうようお願いしている。(通常は連泊の時は湯豆腐)

この宿に泊まって良かったのは、家にいる時以上に寛げた事だ。
何と言ったらいいのだろう・・こんなに宿で寛いだのは初めてだった。
お湯は大した事もないのに・・・不思議だ。
こういうのを相性とでも言うのだろうか・・・

通い始めて10年近くなるだろうが、「うえだ」に行けば眠れるし寛げると体が覚えてしまった。
私にとっての駆け込み寺的存在になっている。
行く度に宿の人との人間関係が築かれて行く事も嬉しい
予約の電話をしても声でわかってくれるのも嬉しい
「うえだ」通いはやめられない

私の好きな宿の一軒だ

料金は18000円

伊豆としては破格だと思う




温泉記ー37(福地温泉)

2008-09-04 07:31:09 | 温泉編
じゅうべい温泉記ー37

福地温泉「隠れ庵・ひだ路」

http://www.kakurean.com/index.php

上高地散策が目的で「泡の湯旅館」(温泉記ー36)の次の日に宿泊

古民家風の宿で、しっとりと落ち着いた雰囲気

個人客重視の姿勢に好感

玄関を入ると大きめの囲炉裏が目に入る

頭にバンダナを巻いたおじさん?(私の年から言わせればお兄さんだ)がニコヤカに対応してくれた

囲炉裏の処でお茶を頂き部屋へ。
部屋は畳の10畳間と。四畳半くらいの板張りの囲炉裏の間

そして、囲炉裏の間の奥に石造りの部屋露天がある
内湯もあったが温泉ではなかった為に体を洗っただけで湯は使わなかった。
何から何まで二人で泊まるには丁度良い
部屋の色使いがとても落ち着きのある色で、観光旅館のようだった「泡の湯旅館」とは大違いだ
しかし「泡の湯旅館」の後では湯のインパクトが物足り無く感じてしまった
この宿だけ単独で行けば良かったかもしれない

食事は板の間の大広間だが、一部屋づつ囲炉裏がしつらえてあった

海の物は一切使わず、一品一品手造りでとても美味しい

そして、芋の煮っ転がし、蕗の煮物などの取り回し鉢が回ってくる

渋めの器も宿の雰囲気にぴったりで良かった

煌びやかな器を使った「泡の湯旅館」とは対照的だ。
宿としての好みは断然「隠れ庵ひだ路」だ
料理の美味しさも比較にならないくらい美味しい

だがなぁ~~~湯が・・・・
結局、「泡の湯旅館」にはリピートしたが「隠れ庵ひだ路」はリピートしていない。

料金は20000円
露天が付いているのに、めちゃくちゃ安い