独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

祇園祭

2009-07-13 | 月刊アレコレ
朝一番で京都に出かけ、トンボ帰り。ちょうど来週の山鋒巡行に向けて、町内のあちこちで山鋒が組み立てられていました。京都に30年以上も仕事でいっていますが、この時期はすごい混みようなので、敬遠してきたため山鋒を実際に見るのは初めて。まだ組み始めたばかりのもや、もうほぼ出来上がりというものまで町内で準備のスピードが違うので、室町筋を見るだけで、山鋒の出来るまでを一通り見られるという貴重な経験をしてきました。しかし祇園祭のため約3週間、道路を封鎖したり、普段の生活や仕事にかなりの支障をきたすと思うのですが、祇園祭にかける京都の町衆の心意気は、半端じゃない。因みに山鋒に懸けられているタペストリーなど懸装品は古くは応仁の乱からのものもあるなど、その豪華さと貴重さゆえに山鋒は「動く美術館」とも言われているのだそうです。