Tout est bien qui finit bien.

結果オーライ(笑)

オーサリングの基本

2004-10-04 | Web/PC
(本エントリは過去にLinkLogに書いたものの転載です)。

インプレスから出ている INTERNET magazine の2004年11月号に「ウェブサイトルールブック」なる小冊子が付録でついている。
定期購読はしてないけど、この雑誌、仕事柄ってのもあって一応書店では新刊が出るとチェックしていて、おっ!と思った時だけ買ってたりする。で、この11月号は創刊10周年記念号だそうで、内容もちょっと興味あったんで買ってみたら、友人の梅ちゃんの blog でも今回の付録の冊子に関して絶賛する記事が載っていた(笑)。

本誌の内容は置いておいて(笑)、おまけの「ウェブサイトルールブック」に関してちょっとだけ、、。


まぁ、言ってみればサイトを作る際の基本と言うか、このくらいは守って作りましょうよ的なことが簡単にまとめられてる冊子なんだけど、実はこういったサイト制作時の基本と言うかマナーなんか無視してるサイトが実に多いんで、意外とこういった冊子はニーズは多いような気がする。

最近はこの手のサイト制作時のノウハウ本などがいろいろと出てるんだけど、そういったのは一応一通り目を通してたりするんだが、やっぱ肝心なところは書いてなかったりヒントだけだったりするのが多いのも事実。またたまには「そりゃちょっと違わないか?」的なことが書いてあったりすることも無きにしも有らず(笑)

今回の小冊子に関しては、ただ、これだけ読めば大丈夫って訳ではもちろん無く。HTMLでのオーサリングを一通り理解している人でないと意味は無い。「こういった方法はダメですよ。こうしましょう。」ってのは書いてあるんで、あぁそうなのかと思ってそれに従うのは簡単んだけど、なんでそうすべきか?なんてことは HTML の構造とかちゃんと理解していないと全然判らないはずだし、いわゆるオーサリングツールに頼った制作しかしてない輩にとってはその場限りの半端な応急処置で終わってしまうのではないだろうか?

逆にきっちりとオーサリングが出来る人間にとってはこの冊子は「あ、そういえばそうだったな」と言う感じでちょっと基本を思い出したりするのには良い材料だし、デスクの隅にでも置いておきたまにページをパラパラめくりながら眺めるのには良いと思うし、自分なりのノウハウで冊子に抜けてる部分はそれを書き加えたり、メモして貼っておいたり、自分のアーカイブなりにまとめるなどしておくと思わぬ時に非常に役立つと思う。

私は自分用のアンチョコとして基本的な構文やらちょっとしたノウハウなどはアーカイブにしてまとめており、オーサリング時には必要な時にブラウザ越しに閲覧しながら適宜コピー&ペースとしたりして使ってるのだけど、これが当初作った時に思っていた以上に非常に役に立っていたりする。
こういった基本とか自分の経験で得たノウハウなどはそれが飯の種だったりするのでそう簡単に人に教えたり出来ないし、教えてもらえないものなので、ちょっとずつ貯めて行っても役に立つこと請け合いだから、もし未だにそういったことをやってない人がいたら、この冊子をベースに自分なりの「虎の巻」をウェブアーカイブとして作ることをお勧めします。