jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

GWの出来事

2005年05月09日 | 家族
前半は仕事、後半はバーベキューにUSJとそれなりに過ごしたのですが
最後の最後になってちょっと事件が…
本当は先に楽しかった思い出のレポなどをと思っていたのですが。

最近ドタバタしていて
なかなか落ち着かない生活を送っていたもので
ちゃんと生活しないといけないと思ったのでした。

昨夜、夕飯を嫁さんの実家でもらって
そろそろ帰ろうかという時にそれは起こった。

ニパちゃんが火傷を負った。

お茶を入れようとテーブルの上にあった急須を倒し
ポットから入れたばかりの熱湯をかぶってしまった。
顔の右半分から胸にかけて真っ赤になって
体を震わせながら火がついたように泣いた。

119に電話して電話口で対応方法を聞き救急車を呼んだ。
脱がしてはいけない服を脱がしてしまい
胸の部分の皮が剥けてしまった。
チーちゃんはニパちゃんの姿を見ていられなくて泣き出して部屋を飛び出した。

日曜の夜、赤ちゃんの火傷ということで
受け入れてくれる病院がなかなか見つからない。
救急車はサイレンを鳴らさないままとりあえず動き出した。

助手席では電話で激しくやり取りをしている。
ようやく受け入れ病院が見つかるとサイレンを鳴らし
スピードをあげた。
救命士さんは患部にガーゼを当てて冷やしてくれている。
ニパちゃんは「ママ、パパ」と交互に泣き叫ぶ。
嫁さんと僕は次女に話しかける。

結局近所に火傷の手当てができる病院は無く
大阪市内まで約30分のサイレン付のドライブ。

火傷の程度はたいしたことなく
様子を見なければ何とも言えないが
2週間ほどで治るらしい。
痕が残るかどうかはまだわからないけれど
新陳代謝が活発だからおそらく大丈夫だろうとのこと。

嫁さんの実家ということで
大人が沢山いるからと安心していた。
しかし、そこはやはり親がきちんと見てなくてはいけなかった。

病院の廊下で治療を終えて
眠ったニパちゃんの重さを腕に感じながら
嫁さんと二人お互いに謝った。
ニパちゃんにも謝った。

女の子にとっての顔と胸の火傷がどういうものなのか
キレイに治ってくれればいいのだけれど。
もしそうでなくとも
全力で守ってあげようと誓った。

静かな夜間の救急病院に次々と救急車が到着していた。
泣きつかれて眠るニパちゃんを抱えた僕の背後を
あわただしくストレッチャーが通過して行った。

会計を待つ間の
ニパちゃんの寝息と治療室の中から聞こえる電子音が耳に残っている。

義弟に迎えに来てもらって帰宅した。

その時そばにいた義母が自分を責めるような事を言っていたので
そうではないと話をして
ニパちゃんと一緒に嫁さんは実家に泊まらせた。
嫁さんは義母のケアもしなきゃいけないから大変だけど
ちょっと頑張ってもらうしかない。
僕は家に残って洗濯や洗い物など家の用事をかたつけた。

今日は午前中仕事を休んで
近所の皮膚科に連れて行ったのだけれど
「万が一の事を考えると入院設備のある病院に行った方がいい」と言われ
総合病院を2ほど回って2軒目の形成外科で受け入れてもらった。
当分は毎日通わなくてはならないけれど
痕は残る事はないだろうと言われて少し安心した。

で、今日はそのまま休んじゃおうかと思ったのですが
会社に経過報告の電話をいれたら
夕方からでもいいから出て来いとの事。
考えが甘かった(笑)

ニパちゃんには申し訳ない事をした。
最近注意力が散漫になっていたのは確かで
誰の責任でもない事故ではあるのだけれど
親の事情で生活に落ち着きを無くしていたのは
大いに反省しなくてはならない。

足元をきちんと見つめて
生活を組み立て直していかねばならない。