大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

届きました.

2009-02-07 10:29:30 | Weblog
前々回の日記で触れた友人から荷物が届きました.
3個口のかなりのカサで送られてきた中身は 真空管が 115本 図書が約40冊でした.
真空管はテレビ球が目立ちましたが 6D6・6V6・6E5・6BQ5・6BA6 等々の使い方がすぐ思い浮かぶ球も30本以上ありました.12本足のコンパクトロンをはじめとする残りの球は手持ちの雑球と一緒に保管することにしました.  問題は15kgを超える重さの図書類です.友人が某公立大学の電気工学科にいた頃のものです. ワタシは専門学校卒ですので大学レベルの電気屋はどの程度のことをやるのかに興味があって処分寸前だった教科書類を貰い受けたわけです. 電磁気学関係だけで5冊ありました.過渡現象論が2冊 ,フーリエ解析やラプラス変換といった数学関係3冊. これらは各種現象を定量的に捕らえるための基本的な道具です. 他はお約束の電気・電子回路関係と「電気」屋らしく電動機や発電工学,中には原子力工学の文字もありました.表題が重複する本は基本学問分野なので内容はどれもほぼ同じです.担当教授ごとに違う教科書を指定されるので何冊にもなってしまうとのことでした.そんなものかと思いましたが学生にとってはかなりの高コスト構造です.
これらをざっと見て感じたのは大学課程の電気屋は数学から逃れることはできないというコト. 専門学校は即戦力養成ですので,数学は電気特有の初歩的なものをさらうだけです.授業は数理解析を伴わない実験による定性的な理解がメインです.無線技術士受験のためにいくらか余計にやった思い出はありますが,しょせん既出問題の丸暗記の延長が実態です. 微分方程式の羅列を眺めていたらふと 「一からやってみようかなぁ…」という思いがよぎりましたが 「イヤイヤ」と頭を振って思い直しました.五十路に入って残り時間が限られてきた人生ですので,達成感を得るのに時間のかかることに新たに手を出すことは慎重になるべきです. これからもサンデーエンジニアとして真空管で遊ぶことにしましょう. 
これらの時を経ても内容の変わらない本に混じって 8080を主体とする4冊のマイコン (パソコンではない) 入門書がありました. 面白く読めそうですが今となっては技術図書としてのは価値はほとんどありません. 学問と技術の違いでしょうか.

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1 コメント

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Re:届きました。 (山田成)
2009-02-11 20:12:40
ご無沙汰しています。
友人や先輩は大事ですね。
私も先輩から真空管を200本以上いただき、どうしょうと思ったことがありますが、ラジオ球が中心なので、意外と使い道があります。
また、退職される先輩から仕事の本をもらいましたが、こちらは古くなって使い道に困っています。
707のファンと知り、こちらの方も私と良く似ていますね。その後の青の6号も少年サンデーで読み、私も小澤さとるのファンです。
潜水艦の映画では「ユーボート」が一番好きです。
SX-28の修理は腰痛になってしまい滞っています。50を過ぎるとやばいですね。
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