いきなり!? ロードバイク

ママチャリにも乗らなかった40代働く主婦
何故かロードバイクに乗る羽目に…
今日はどちらへ?もちろんおもしろい方!

泉佐野300-ダメージのまとめ

2008-05-21 21:58:00 | ブルベ
いいお天気でございますっ
ブルベでほぼ1.5日家を空けていたので、
家事は溜まってるは、仕事は溜まってるは、ブログは溜まってるわで…。
ブルベって忙しいんですね。

ゴール後は近くのお風呂屋さんで、
お風呂に入ってそのまま仮眠コーナーで仮眠をして…
っていうかああいうところの仮眠コーナーって初めていったんですけど…
もう深夜一時を過ぎてたから、お風呂もそろそろ終わりそうで、食事も出来ず。
仮眠室は満員で響き渡るいびきと、ゴール後の興奮が冷めずに眠れず…

朝が来る…。
っぅ…つかれた…
朝一番にヒロさんを職場まで送り届ける。
ワタシは家へ帰らず日曜日なのでキリスト教会へまじめに顔を出す。
牧師のお説教は、予定通り夢心地でこっくり三昧ですって…

午後にようやく家に着く。
午後から爆睡と思いきや、セールスや電話で昼寝も阻害され。
仕方なくブログの為に写真整理を始めた…。

体のダメージはというと…。
そりゃ筋肉痛ですわ。
当たり前だけど、腿がパ~ンパ~ン盛大な打ち上げ花火状態の筋肉痛。
あと想像したとおり、左肩。
なんと擦りむけて腫れてる。
リュックが首に負担を掛ける前にゼリーを食べちゃえ!
という安易な作戦で、どうやらお腹を壊して最後まで苦しんだ…
おかげで首は無事だったけど、肩が擦りむけた。
翌日もまだひりひりした…。

ダメージ度ダントツ一位はそりゃアレですわ…。
お尻ですわ…

「お尻が痛くてDNF」と楽しそうに笑っていた。
あんまり笑わない人なのかな、と思っていたら、
お尻が痛いという割には、本当に楽しそうなタイムマシーンさんの笑顔を見た。
十津川辺りのバス停に座っていらっしゃった。

笑顔に釣られて…
「ワタシも一緒に帰りま~すっ!」…って危うく言いそうになった。
タイムマシーンさんはその後またPCで出会ったので、休憩後また走られた様でしたね

ホント…
お尻擦りむきました…
お風呂屋さんではお湯につかったとたん、ぎゃあっ!
お風呂には誰もいなかったので、心おきなく飛び上がった…

仮眠コーナーのリクライニングの寝るために椅子もまっすぐ座れず
横向きに、頭から毛布をかぶって朝までうとうとと…。

かれこれ二日くらいひりひりでした。
お尻の座骨辺りです。
で、その座骨も打撲っていうのか骨辺りが打ち身状態で、
柔らかいソファに座ってても痛いんですよぉ~
自走琵琶湖一周250kmではほとんど痛くならなかったから、
ひょっとしていけるのか!と思ったけど…
やっぱりあの距離と登りでは、あかんわぁ~

いろいろと計算通りに行かない事ばっかりで。
オトシですねん


今朝やっと自転車通勤。
300kmの馬鹿げた距離を大まじめにつきあってくれた優等生のような自転車で行く。
いつの間に体にしっかりなじんだマドン。

FELTの時もそうだけど、自転車に充分なじむと小さく感じる??
ワタシだけかなぁ…。
おっきなったんかなぁ、ワタシ



いつか…
ブルベで出会った人たちのように美しく…
ぶっさいくな登りを返上することが出来る日を夢に見て。

今日も朝から登ってみます…。



今日は本物の毛虫と一緒です…

なかなか登りも速いキュートなふっさふさ君です。


それからサイコンも調子が悪くって、
今日も登るとポーズになる。
明日、修理に送ろう…

ってことで、通勤は近頃マイブームの裏山コースなので
たぶん走行距離【45】km

泉佐野300-暗闇の300km

2008-05-20 21:02:40 | ブルベ

だんだん夕暮れが迫ってくる。
大きな十津川に沿って走っていく…。
大塔の道の駅に出れば残りは100km。あとはずっと下り…
時折知らんぷりのポーズをするサイコンはあてにはならないけど。
試走のおかげでだんだん標識の距離でマップのどこらあたりを走ってるのかだんだんわかるようになってくる。
コーヒーとチョコケーキで何故か少し復活して、
また走れるようになってきた。
ホンマや、もうあかん~!と思ってたのに、まだ平地でも30km/h以上で巡航出来る。
後半を過ぎると、まただんだん元気になってきた。

執拗なアップダウンが続く十津川から大塔への道。
どんどん日が暮れていく。
こんなにゆっくり日が暮れるのを眺めているのもあんまり無いね

十津川から天ノ川どの川も美しい、大阪にはこんなきれいな川も無いわぁ。
そしてダム。
長い長いダムをぐるりと巡る。
アップダウンはあるものの、元気を取り戻し心地よい快走が続く。

山あいから夕日が細くダム湖に差し水面をきらめかせて、
今日の日を締めくくろうとしている…。

あぁ…とうとう日が暮れるのか。
夜になる緊張に少し気持ちが引き締まる。

ぐるりと大きく道を巡れば…
まだ日は沈まずたっぷりとダム湖に降り注ぐ…。
なんでやねん…
しまった、無駄なエネルギーで引き締めてしまった。
もう少し緩く走って夜に備えよう…

自分がこれまで走ったこともない大きな大きな地形を走ってるんやなぁ
これまでこんな風に動く日の暮れを見たこと無いなぁ

じっくりと夕暮れを観察して、とうとう本当に日が暮れた。

大塔道の駅までの登り。
所々登坂車線がある急な登り。
試走ではここが一番苦しむやろうな。
…という予想通り、200kmの後、日が暮れたここの坂は苦しい。

コーナーを回っても回っても真っ暗闇に登坂車線が見える。
後ろに赤い点滅のテールライト。
今回役に立たなくなったけど、サイコンを見るためにヘルメットにつける予定だったkongのライトをリュックの背中で点滅させる。
疲れて登りはよれよれの二人。
苦しいけど、ここを登り切れば後は雄の山峠までずっと下りだ…
暗闇の中、ヒロさんももう苦しそうだ。斜度かなりあるしな。
ワタシは後ろに27付いてるのでこういうときはちょっと楽できる…
が、もういっぱいいっぱいに苦しんで登る。

ぐぐぐぐっ…がんばれぇ…
これまでいろいろと登ったけど、過去一番つら~い、なが~い2kmだった。


ようやく大塔道の駅到着。
お店は閉まってる。
自動販売機でやっと温かい飲み物でほっとする
ヒロさんの夜間走行準備にやたら時間がかかる。
GPSの電池の交換、サングラスの交換とか何とか。
休憩が長くて体冷えてしまって、辛いです…。
食べれてないので、冷えやすくなってる。
歩き回ったり、体を伸ばしたりして、ヒロさんの準備を待つ。
その間にまた、カークさんのんちゃんペアは休憩無しで下っていく。

やたら長く夜間走行準備を整えて下る。
さむ~い!くら~い!
道は広くてきれいだけど、街灯がほとんど無い下り。
35kmほど下るんだろうか?

五條まであと何キロと標識がやたらうれしい

真っ暗闇では距離感が全くなくって、長く長く感じる。
途中で後ろにCSYの森さんと、ご一緒の方が二人付いた。
一緒に下り快調にPC3へ。

ここで夕食を取らないと、いくら何でも危険すぎる。
「どうする?」
「ここのコンビニで食べる??」
「まっすぐ帰ると今日中には帰れそうやけど…??」

コンビニを見渡すと食べられそうなものがない。
モノがないのでは無くって、やっぱり食べるとまた気分が悪くなりそうな感じ。
「う~ん、食べたいものは… う~ん、う~ん
「あたたかいおうどん」
「よっしゃ、それいこっ、五條ならあるやろ」
鮪亭では自転車が二台。
「キャノさんやろ」
「絶対キャノさんやなぁ~」とウワサする。
…が、カークさん、のんちゃんペアらしい。

鮪は食べる体力ないわぁ。

でもお店がなかなか見つからず。
あるだろうと思って「すき家」へ…。

「すき家」って牛丼やさんだったんですね。
おうどんは無かったんですね…
え~んどうしようぉ~おうどん~

胃に負担が一番少なそうかと思って…麻婆なすどんぶり
これがまた辛すぎて半分も食べられなかった…

時間を掛けてやっとの思いで少し食べる。

でも、少しでも食べると全く違う。
足はまたよく回る。
快走を続ける。
緩い下りでもあるのか、35km/h近くで巡航してるらしい。
ケイデンスにしてもきっと110近くある。
まだまだ足は回る。

紀ノ川沿いの道では、街灯もあって。満月に近い月が道を照らしてる。
ようやく深い山から解放されて、たのしい快走を続ける。
だんだん深夜に近づく。
ペダルを回せば確実にゴールに着くのだ。
…という安堵と確信が満ちている。
少し赤いいびつな月も一緒だ。
時折暗闇の中からミカンの花がきゅっと香って存在を伝えてくる。
うわぁ~ホントに和歌山を走ってるぅ!しかもこんな時間にぃ~
深い山を不安を抱えながら越えて来た辛さもどんどん消えていく。
あと少し。
あと少し。

あ、コンビニにスイス軍団が休憩中!
きゃっほ~っ!逃げろ~っ

意外と坂が多い。
時折10%とかかかれた標識がある。

登り苦手組ふたりは、疲れと安堵で毛虫のようによろよろ登っていく。
それでも一つ踏むと確実にゴールに近づくのがうれしくて仕方がない。

「ワタシらの登りって、ぶ~っさいくやなぁ~ははははっ、ホンマ」
たくさんの美しい登りを見た後なので、ぶっさいくさはひとしお。

やっぱり猛烈な勢いで、スイス軍団が追ってくる。
8%程の坂を毛虫のようによろよろと、ぶっさいくに登っていると。
スイス軍団が整然と美しくペダルを回して追い越して行く。
得意なはずの下りでもあっという間にテールランプの点滅が消えていく…。

うぉぉぉ…かっちょいいなぁ~
それでもなぜかすてきに楽しい
深夜の変なテンション。



さて、最後のチェックのコンビニ。
またしても豪快に食べるパテラさん。
その食いっぷりがこの人の強さなんやろうなぁ~
ほとほとうらやましく思う。
…なんでそれだけ食べて太らないんですか

普段は絶対に飲まない夜のコーヒー。
だけど、温かい飲み物はコーヒーしかないのよ。
でも温かいモノを飲めばそれだけで、雄の山峠越せるだろう。
ロクに食べずにあれだけの山を越えてきたやん。
あと24kmほど。

一緒に行っても峠で置き去りにされるに決まってるし、パテラさんより少しだけ先に出発。

もう何度か通った事のある道。
…が、ここでかなりのミスコース。

ワタシでもよく知ってる道を曲がらずかなり行き過ぎた…
あ~ぁ!疲れてんなぁ~!
もう今日中にゴールは無理やろな、
別に時間ええやん、ゆっくり行こうや


いよいよ最後の登り、真っ暗闇の雄の山峠。
暗いといっそう遠い。
いつか軽トラがスリップしていたのを目撃した、
一カ所だけ急になっているところでさえ、なぜか街灯がない…。
こわ~っ!くら~っ!しんど~ぉ!

ヒロさんの後ろのワタシの後ろは漆黒の闇。
前だけ見てりゃ、上は高速が通ってて、少し明るいけど…
ワタシのお尻から後ろは闇の中に吸い込まれてる…。
こわいよ~っ


深夜の登頂記念写真。
写ってはいけない人が写ってないといいけど。



最後の下り。
ほっとして急にお腹が減ってきた…
今日初めてお腹が減った…

あと少し…
やたら信号多くて、ペースダウンでいらいらするけど、もう大阪やもんなぁ~
そして橋を登る、
ほらほらぁまだアウターでダンシングも出来るでぇ~
…っていうより、そんなことして遊んでるなんて疲れてぼけてる。


ゴール間近。

ブルベのお約束なのかしらん、ゴール付近で必ず迷う…

ゴール場所がわからなくなって、深夜の工場街をぐるぐるさまよって…
やっと温室を見つける…

最後は足より思考がめろめろになった。

え~ん!え~ん!温室やっと見つけたぁ~

どっこいしょと、ゴール



感想?

書かない方がいいよね。
こんなに毎日たくさん文字を使っても、言葉にはできない
…っていうか、言葉にしたくないのかも、むふふ



ただ…
スタッフの皆様ありがとう
心の底からの感謝

泉佐野300-泣きの200km

2008-05-19 22:06:50 | ブルベ
昨日、激走って書いたけど、読み返してみると、
どの辺が激走だったのかイマイチでしたね…


いくつもの関わりがあって全部書ききれないのですが、
一つ書き忘れてたことに、黒沢牧場へ向かう途中で…

並んだジオス。
にこにこコンニチワ
え”~∽≒Ξ§※ζ&Μ@νψ@※〓∵£‰ξ%℃♯ΝΣ~~~~っ

頭の中にレントゲン写真がいっぱいぐるぐる駆けめぐった…。
まさか、まさかっ!朝から見えてはいけない人が見えたのかと思った

うっそ~~~~~~~~~っ!!
パテラさんや~~~~~~~~ん!!!
何度もお会いしたことあるのに、実は走ってる姿を見たのは初めてでした

すごいです!怪我で長らくお休みされていたのに、
いくらクライマーとはいえ厳しいと噂の山岳300kmでこっそり復帰するとは…


周りはなんだか、ものすごい人たちばかりだ…





龍神への道では…
龍神のチェックの前にあまりに気分が悪くて、道の駅で少し休憩したけど…
たこ焼きを買ったけど、食べられず。
どなたかとご挨拶したのだけど。
龍神のチェックまでの記憶がほとんどない。
そのあたりで相当具合が悪かったんだと思う。


龍神のチェックを受けて、一息ついてると…
CSYのメンバーの森さんが前の道を通過した。
あ”~~~~~~~~っ!!
森さ~ん!
叫んでも行っちゃった。
一人で走ってるらしい。
CSYの店長さんに連絡を入れて、電話番号を聞き出し携帯に電話を入れる。
なかなかつながらない…。
ここから少しだけ道を戻るコースなので、先に行くと絶対に他の参加者とも合流できない。
私たちも焦って、電話がつながらないのをハラハラとして待つ。
やっと電話がつながって、しばらく待っていると戻ってきた…
この先道は大丈夫ですか…
ちょっと森さんが心配になる。


さて、ここでチェックを受けて本格的な山岳が始まるらしくなる。
…もう充分登ったど

またしても、どんどん気分が悪くなって来た。
序盤で速いスピードに乗りすぎて体に負担がかかったのか…。
それともゼリー食い過ぎか…

胃腸があまり丈夫に出来てません…
気分が悪くってここから更に食べられなくなった。

龍神のチェックのすぐそばのお店で皆さん補給をしてる。
カークさんのんちゃんのペアもなんか食べてる。
カークさんには私たちは二人とも氷をいただきました、
暑かったから、うれしかったなぁ~


ここからあと50kmは全く何も補給出来ないらしいので、
ボトルにいただいた氷とフォルダーにはポカリスエット買おう。
ボタンを…みんながここで溜まってるので、おっとぉ~チェックだと間違えた人が…
あ~チェックあっちですよ~
と振り向いたとたんボタン押す
コトンコトンと緑茶が出てくる…
ま、ええか、無いよりマシか…


なんかムカムカするぅ…。

ここからが本格的な山岳に入るのに、大丈夫かな…
ゆっくり行こうと、言い合わせる。
その上サイコンが、知らんぷりポーズを続ける。
くっっっっ…

どれくらいどういうペースで登ったのか全くわからん。
でも長い登りは自分なりにゆっくりのぼらんとしゃ~ない

おえっ、気持ち悪っ。
どこやここは…。
あと何キロや…
引牛越えは越えたのか…
な~んもわからないまま…
ヒロさんはずっと前を走ってるし…

どこや、まだか、どこや、まだか…といういつもと違うリズム
ゆるいけど長い。


奈良に入ったぁ~っ
次のチェックは十津川やぁ~!!

LOVE十津川…アイシテル
…看板をはぐはぐ

でも本当の登りはここからでした…


坂が、斜度が急になる。

完全に坂に飽きて、ダレてぐだぐだ登ってると…
スイス軍団と一緒にカークさんのんちゃんペアが登ってくる。

カークさんはほんとに優しくてすてき。
ここ石、気をつけて、ここから表六甲くらや。
上体起こして、引くねんで。ゆっくりいこな。
励ますように、ずっと声を掛け続けてる。
のんちゃん幸せですね
あぁ~すてきなご夫婦やなぁ


それに引き替え…
ヒロさんはスイス軍団に混じって行っちゃったよ…


スイス軍団の女性が美し~く、坂で抜いていく…。
うぅ…いいなぁ、あの美しくクライマーな足。
この坂でもあんなに登れるのか…。
…ったく、どんな足しとんねん。
ほれぼれするようなきれいな足やぁ
あぁ~ワタシにくれ~!
決して追いつけないスイス軍団が峠の上の休憩してるところへ、よろよろとやっと到着。
ほっ…あとは十津川までは下りや



カークさんのんちゃんペアは峠で休憩もしないで下っていく。
やっぱすごいわ。

下りは例の下り。
試走では雨で車だったので、きっと悲観的に見えただろう…。
実際に下ってみると、結構柳谷の細い道程度。
だけど落石が多くて気が抜けない。
所々ガードレールが無いので、滑ったら谷底…

「先に行って下さい」とヒロさん。
登るワタシを見捨てた、シビアな下りが苦手なヒロさんを今度は見捨てる。
かなり下ったトイレのあるところで待ち合わせる事にする。

想像よりはずっと楽に下れる…
…がすぐに渋滞に追いつく。

カークさんのんちゃんペア、スイス軍団その他大勢。
狭い下りで大渋滞してる。

ここでストレス解消しようとおもったのに…

こんなところで渋滞すると余計に危険やなぁ~。

ず~っと後ろからついて行く。
待ち合わせでしばらく待つと、ヒロさんと合流する。


十津川の温泉をすぎた頃、野猿がある。
野猿ってアレですよ!
手でロープを引っ張って谷を渡って向こうの山を渡る、一人乗り手動ロープウェイ。


前は観光客がいっぱいで近寄れなかったけど…
スイス軍団の皆さんが遊んでいらっしゃる
野猿タイムトライアルらしい…

野猿タイムトライアルしませんか
って嘘でしょ…
ほんとにやってるよぉ~。
汗掻いて、スイス軍団のお一人が乗った野猿が戻ってきた…

う~ん。
前は観光客がいっぱいで近寄れなかったから乗ってみるか…。

…うっそよ~ん。
そんな体力残ってません。
せめて、写真だけ…



しばらくアップダウンを苦しんで…
やっと十津川のチェックに到着。
夕方もう4時半頃になっただろうか…。

カークさんのんちゃんペアが先に到着してる。
パテラさんも来た


ここでまたかなり気分が悪くなってくる。
しらまの里を出てからほとんど何も食べてない。
普通ならとっくにお腹が減ってるはずなのに…。
軽量化を目指して、本格的な登りが始まるまでにゼリー1.5個を食べたから?
お腹が壊れたのかも…。



チェックポイントではカップラーメンをもらった。
もうかれこれ160kmを走ってるからそれなりに食べなければ走れないはずだけど…
食べられない。
体が冷え切ってて寒い。
暖かいモノが飲みたいけど、自販機はすべて冷たい。
カップラーメンを頑張って食べようとするけど、気持ち悪くって…
あかん。食べられへん~
おにぎり1個をやっと飲み込む。

パテラさんが柿の葉寿司?を豪快に頬張ってる姿が、ものすごくかっこよく見える…

あかん。末期症状や。死ぬ。



ヒロさんが見つけて、暖かいコーヒーを買ってくれる。
一口二口飲むと何故か急に落ち着く。
砂糖も入れないコーヒーなのに妙に元気になる。
思い出して持ってた、チョコケーキを食べる。
おいし…
これなら食べられるかもと思って…
チョコレートケーキをむき出しのまま、リュックからbentboxに詰め込む。

よ~く休憩してスタート。

何とか日が暮れる前に大塔道の駅に着きたい。

大塔道の駅までのかなりのアップダウンに苦しむ。

車に緊張しながらアップダウンをうんざりしながら走る。

途中の信号でPBPの人と一緒になった。
「しんどいですねぇ~」と愚痴を言う…

よっぽど死にそうな顔に見えたのか…
50代なのに少年の様な足のその方は…。
「パリへ行ってきたけどね、しんどくっても、走っていればだんだん調子がまた戻ってくるんだよ。走っていればいつかはちゃんと着くから」と励ましてくれた。

「もうあきませんわぁ~」とおちゃらけてしまった。

励ましてくださる言葉を素直に受け入れない自分をとても恥ずかしく思った。
なんで、「うれしいです、ありがとう」って言わんかったんやろ…

ぎりぎりに苦しいときって…
むき出しの自分自身と向き合うことにもなる、長い長い時間だブルベって。


だんだん日も暮れてくる…。
言われるとおり少しずつ距離が減るに従って体調も戻ってくる。

トンネルをいっぱい抜ける。
薄暗い道から薄暗いトンネルに入る。
トンネル超苦手…

「こわっ。」
「ね?ヒロさん、なんか女の人の声聞こえへんかった?」
「またそんな事、言うと後でホンマに真っ暗になったとき怖くなるからやめとき~」
「きゃははは~だってこわいも~ん、聞こえてはいけない女の人の声やったりして…きゃあああああああああああああああ!!」

全部が全部のトンネルではきっと…
聞こえてもよい女の人の声。
うるさいワタシの叫び声がこだましたはず…。
迷惑でしたね。

大塔道の駅までの、最後の坂。
登坂車線が続く登り…。
なが~く、つら~く、きびしく、かなしく…泣ける。


だけど、残り100kmが切れてくる…


泉佐野300-激走100km

2008-05-18 21:27:57 | ブルベ


はや~くに到着しました。
209の時に時間を読み間違えて、ぎりぎり着いて準備をそこそこにスタートしちゃったからですが…。

大阪の端から端の上、田舎なんで高速まで遠いんですよ、ウチ
その上緊張のあまりねむれず…
朝からぼや~っとしてます



久しぶりにのんちゃんと、さいか~い
相変わらずきゅ~とです

この人はかわいらしいのに…
すんごいんですよ…
六甲をホームグラウンドにしていて、とてもかないません…
お世辞じゃ無いのよ、それがっ。




右端の女性…
アソスのスイスのジャージを着ていらっしゃった方です。
ポジションがレースっぽかったので、普段はレースの方なんでしょうね。
この方もまったく、おそろしく速いのです。
登りで美しく追い抜かれ、下りではあっという間に視界から消えるというすごい人でした。
ワタシは下りが得意かと思えば、全く追いつかなかったのは初めてでした…。

後から紹介する有名な方とワタシで女性は72人中4人。
緊張の中、今回はてきぱきとスタート。
今回はブリーフィングだってちゃんと聞く。
だって富士山でブリーフィング聞いてなかったので、道に迷ったから…



スタート。
このコースは近畿では初めてらしい。
ワタシなんて300km初めてだよっ

…っていうか女性は全員300km初挑戦。


誰しもの胸に去来するモノ…。

日が暮れる前になんとか深い山から脱出したい
何とかせめて十津川を日が暮れる前に出たい…。

わくわく楽しいサイクリングは訳が違う感じ。
いやそう思ったのはワタシだけかもしれませんけど。

…とばします

ヒロさんはスロースターターなので、
スタート時はどうしてもワタシが先行することになる。
後ろで「はやいんちゃう」とか言ってる。
「うん。わかってる。どう考えても絶対に速い。」
なぜか速い列車に乗ってもた。

今回はきついコースなので、他の人が混ざるとどうしても無理しちゃうので。
できる限り二人で走ろう。という打ち合わせでした。
このスピードはワタシには速すぎる。
20人くらいの車列になってる。
降りるにも、どう降りればいいかわからない。
っていうより。
行けるところまでここについて行ってみよう…

先頭はクロスバイク。誰も抜きもせず…
先頭交代もしないシビアさ。
先頭って偶然にしては悲運。っぽい。
しんどいやろな…


ワタシの前の方は小径車にドロップハンドルが着いてる。
登りになるとやたら速いのです…

で、クロスバイクの方が途中で休憩すると別の方が先頭に立つ。

雄の山峠を越えて、黒沢牧場へ向かう。
山里を通り、結構急な峠を一つ越える。
まだまだ序盤でけーきよく元気に登る…。


先頭が一同率いてミスコース…
数百メートル狭い山道を入ったところで。
全員回れ右~っ


…と目の前はこんな人に変わった。

速い…
ケイデンスは大きくないのに、速いきれいな足
レースの人やなぁ…
と、きれいな足に見とれる。



と近頃どこかのブログで見かけたぴかぴかのピナレロと赤いホイール。
あ、身長が高いせいかしらん。
きれいな自転車にすんなりのびたきれいな足。
すてきに似合ってる。

…あ。
お会いしたこと無いけど。
たぶん何度かどこかで会ったはずだけど…。

この方は、ウワサの豆さんやわ~っ


スロースターターのヒロさんまだエンジンかかってないらしく…。
…っていうか名誉のために、先週ずっと忙しくて準備ができて無くって。
夕べも遅くまで準備していてほとんど寝てないらしいのです。

「お~い、あの人について行くつもりかいな。無理やろぉ!」ってヒロさん。
「いやっ!ついて行けるところまで行ってみる
ついて行かれへん様になったら、すぐやめるし」…ワタシ。
強気というか、まじめに300kmも走る気あるかどうか…。
自分でもまだホントに300km走れるとは思ってないので。
まだあの距離はよくわかって無いのです…。


しばらく豆さんのきれいな足に見とれつつ走って…。
登りで…「豆さんですか?」とうとう声掛けてみる。
峠は辛くてペースが落ちるので、ついつい…
「有名な人ですよねぇ~」というと…。
「CSYの都古さん?」と言われる。
わ~こんな人に知ってもらってたんやぁ
とちょっぴり感激してると。
CSヤマダへ行かれたらしい、店長さんにワタシが300km出るって聞いていらしたらしいですね。
もう一つびっくりしたのが…。
この方…実は超ご近所さん
同じ最寄り駅。
…なんで今まで一度も近所であわんかったんやろ。
和歌山の深い山で、かっこいいご近所さんに出会うびっくり


この峠からだんだん車列はばらけて、リラックスしてくる。

峠の下りにすっごいスピードで下る人を見つけて…
きれいな道だし、人もいなくなったし、ついて下ってみる。
最近あんまりこういうことはやらないようになったけど。
下りでペダルを回してみる…。
ぐるぐるぐる、足を回してみる。
メーターで67kmまでは見てたけど、それ以上は見られなかったかも。
帰りにサイコンを見ると71.1km/hって出てる。
ホンマやろか…?

実のとこ、サイコンは調子悪い。
無線のサイコンが登りになってスピードが落ちるとポーズになる。
センサーと本体を対角にレイアウトしたばかりやのにぃ…

サイコンは帰りまで緩く登るとこの調子で…
役に立たなかった。
やっぱりブルベは無線はあかんってこういうことやね…


気温は予想より高い。
日焼けを気にして今日もマフラーを顔に巻き付ける。

あかん。
しんどい…
まだ70kmほどで、肩に食い込むリュック。
リュックの軽量化を狙って、ゼリーを食べながら走る。

速い列車に乗っかってとうとう道の駅しらまの里。



ここで少し補給する。
休憩してる間に、のんちゃんカークさんペアが抜いていく。
あぁ~若いってすてきだ。
休憩なしで走れるんやなぁ~


しらまの里でパンを少し食べて、スタート。

あと、少し走って通過チェックへ。

休憩したすぐ後のチェックだったので、ここは休憩なしですぐにスタート。
車も少なくなった気持ちのいい龍神へ道。
本当に龍神がいそうなエメラルドの川。
ゴールデンウィークに見た川とは違った明るい表情を見せる。



こんな景色をず~っと横に見ながら走る。

…あつい。
気温が少し高い。
水と、ゼリーと交互に口に押し込む…


いいお天気といい景色。
囲むドラマチックな山々に隠された、
淀川とはまるで違う美しい川の色。


美しい景色の中を実力以上にとばしてきた…

まずい。

だんだん気分が悪くなってくる…


泉佐野300の記録
走行距離【315】km Avg22.7km/h 実走行13時間49分 ゴール0時35分