いきなり!? ロードバイク

ママチャリにも乗らなかった40代働く主婦
何故かロードバイクに乗る羽目に…
今日はどちらへ?もちろんおもしろい方!

シマノ鈴鹿ロードレース-楽しさ最高

2008-09-02 21:39:21 | シマノ鈴鹿ロードレース


気持ちよくオープンW1にゴールした後その余韻に浸ることもなく。
ばたばたと、次はTTTだった。
ピットへは戻らずそのまま集合場所へ…。

去年は走り終えたまさQちゃんを待ちかまえ次のTTTの準備を手伝ったりしたのは私たちだったが…今年はお世話される方になっちゃった
ビギナーで豪快男前な擦り傷を作ったnatちゃんと、ちえぞうちゃんの二人が待ちかまえてゼッケンを付けてくれる。

TTTメンバーはオープンW1に一緒に走ったメンバーとちえぞうちゃん。
夏前に自転車が納車されたばかりのちえぞうちゃんなので…
あっという間に先輩になっちゃった3人は、レースと順位とかそんなことは考えないで、とにかく鈴鹿をたのしんで貰おう!CSYレディースチームを楽しもう!ただそれだけのコンセプトチーム。

さぞかし緊張しているのかと思えばそれほどでも無いらしい…
一人合宿なんてしちゃう人だから度胸も据わっている。

ゼッケンは4番。
10秒ずつの2番手のスタート。

前列一列目にはけいはんなでご一緒だったシルベストのお二人がいらっしゃる。
お一方が膝と肘に絆創膏を貼ってるので…
「きゃあ!こけはったんですか~!今日はむちゃくちゃですねぇ~」とご挨拶すると「ええ、まあ、あははは…」な感じ。
「??」と思ってるとnatちゃんの巻き添えを食った方だった…
あぁなんというか…「ウチの若いモンがすみませ~ん

少し後ろにはキルワニさんや豆さんのチーム。
メンバーにはブルベの方にはご存じの森田さんやわぁ

レースに来ても何人かの顔見知りが出来て、うれしくおしゃべりしたり。
去年よりはずっとリラックスの中。



スタート!


カチン。

ペダルも心地よく収まる。

ルミ猿ちゃん、まさQちゃん、ちえぞうちゃん、ワタシ。
背の順…
ゆるゆると縦に並ぶ。

去年は焦ってなかなかペダルが捕まえられなかったり、
ギアが入らなかったり、3周が死ぬほど遠くてつらかったけど…。
今回は少し余裕がある。

去年よりずっと考えて先頭交代をやる余裕がある。
どれくらいで交代する?順番は?とかあまり詳しく決めないでも。
お互いのなんだか様子を探りながらやれる。
ただしスピードはおそいけど。
今回はそれは良いのです。
CSYレディースチームの未来のために今日はただ楽しく走ろう。

さあまたホームストレートの登りが始まる。

うっ… 意外と速いのね。
先頭ルミ猿ちゃん、まさQちゃんもレースが終わったばっかりやのにぃ~さすが余裕やなぁ
しっかりついて行くちえぞうちゃんもやるなぁ~
はい。ワタシもがんばりまふぅ~


最初のコーナーで既に後ろから抜かれる。
あっという間に4列くらい後ろの店長チームに抜かれる。
時々大渋滞で何度も両脇からすごいスピードで何チームにも抜かれていって。
ひゃ~こわいなぁ~
そんなときは交代しないで、ただじっと抜かれて行くのです。

ちえぞうちゃんが先頭もペース乱れず、ただ黙々と自分の役割を果たす。
強い人やなぁ

ワタシはせめて危険地帯の下りコーナーの安全を図ろうかと…
前後左右を確認して、緩く走れるラインをたどる。
…つもりが速いと言われるので、すごすごと後ろへ下がる

2周目のヘアピンのあたりでしたっけ?
店長さんが応援してる…
「あれ~!!もうゴールですかぁ~きゃきゃきゃ」


抜き去るCSYのそれぞれのチームもお互いにみんな声を掛けて行く。

「がんばれ~

入賞したらしいチームは、がんばれと言う隙も無いくらい、水しぶきを上げてものすごいスピードで抜いて行った。


ん~で、

じょぼじょぼじょぼ…
あわあわあわ…

前の人の後輪から跳ね上げた水も困惑の笑顔で受け止め…
マイペースのCSYレディース



3周目のヘアピンには応援が増えてるやん!
千切れたり、こけたりしたチームの人たちが応援してくれるのだ。

「みんなゴール速いねぇ~いつの間に抜いたんですかぁ~きゃきゃきゃ」
指さしてきゃあきゃあ笑う余裕もあり。

ちえぞうちゃんは、まさQちゃんを懸命に追う。
苦しいやろうなぁ…がんばれ後少し!

きついならすぐに交代すればいいよと言っていたのに…
最後まで自分の順番が来ると律儀に20秒ほど先頭を引く。
きついやろうにそうとう無理してるなぁ~きゅ~んとする。

観覧車が見えてきたよぉ~!もうすぐゴールや~!


苦しいんだろうな、時々うつむいて列からふらりと外れる。
あと少し!がんばれ~!

交代ごとに声を掛けて励ます。
消えそうな「はい」という声。

ゴールはちえぞうちゃんに!という練習の時の約束通り。

最後の200mには力を尽くしてもがいて見せる。
胸にきゅんとくる4人が美しく揃ったゴール!

ホントに!ホントに!よ~がんばったなぁ!!
ちょっとうるんだちえぞうちゃんを囲む。
心熱くて優しいCSYレディース!たのしかったわぁ~ありがとう
これからきっと強くなるねぇ~!

楽しかったTTTの余韻のままに5人揃って食事に出かけたりした



ひどく雨が降って荒れたお天気で雷なってるよ~!
とブログにも携帯からアップしておいたので、
絶対来ないだろうなぁ~と思っていたboss一家が応援に来た
子供たちと久しぶりに遊ぼうかと思ったが、雨やら寒さやらでテンションあがらず。



少しおしゃべりしたり遊んだりしてる間にまた次のエンデューロが始まる。


寒さの中の、相当疲れて来ました…
常に濡れてる体で寒さ頭痛がマックス。
うわぁ~どないしょお…
誰かに代わって貰おうかと少し悩んだけど…
ぎりぎりまで走ってみようかなと走ることにした。


今年のエンデューロは男女混成チーム。

メンバーはイトーさんと試走で早速絆創膏を貼っていらっしゃったナタさん

「じゃあ!じゃんけんで!」
「え”~~っ!女性とか年齢ハンデ無しですか…
「なにゆ~てはるんですか!期間限定レーサーでしょ!」
「うぅ…読まれてたかぁ~アレは口だけや~ん…あははっ

登りには弱いがじゃんけんには勝った!
3番手のアンカー。
一人4周がノルマだと、ハンデ無しで言い渡される
3番手だとひょっとして時間切れで最後は1周しか走れない事を狙ってみました

悪くすれば?あ~ちゃうちゃう
成績良ければ5周になるけど…あはは



雨がまた強くなる中スタート!

ワタシは三番手なので少し時間がある。
だんだん低くなる気温で雨の中とても待てないので二階のピットからしばらく観戦。

ぞろぞろと何百人もの参加者がスタートする。
雨なのにみんなすっきやなぁ~
感心させられるほどの参加者数。
二階からだとなかなか誰が誰だかわからないが派手な黄色の自転車だけは目につく。
ヒロさんがスタートから数分後やっと目の前を通る…


寒さと雨では去年の様には盛り上がらないが…
それでもだんだん雨は小降りになる。

ナタさん、イトーさんが2周ずつ、
のんびり走るのかと思えば大まじめなペースで戻ってくる。

寒さと雨でレィンウエアのまま走ろうと思ったが…。

せっかく鈴鹿サーキットを走るんだし
レィンウエア着てたら気持ちよく精一杯走られへんやん~!
疲れてても寒くてもやっぱりこのコースを精一杯走ろ!
衝動的に直前でレィンウエアを脱いで預ける。




イトーさんが戻ってくる!
バトンの計測チップを受け取って、足に巻く。

「行ってきま~すっ!」勢いよくコースに飛び出す。

うわぁ~!!

雨に煙るそびえる観覧車の足下、
濡れて黒々と目の前に大きく広がる鈴鹿サーキット。

くぅぅぅぅ~っ!やっぱりたのし~~~~~っ

やっほ~っ!観覧車でっか~っ!

シケインだって自分のペースで登れば楽ぅ~っ

下りだってほれ~っ!!
あ、ホントみんな教習所の様にきっちとスピード落として曲がる。

あまりに落車が多いのか、コーナーごとの注意を促す係員が…増えてる
わかってるちゅうねん。
と思っててもやっぱり落車が相次いだらしい。
途中で救急車も一緒に走る。

オープンでこけそうになった事からコーナーをどう走ったらいいか何となく解った。
巻き込まれるのも恐いので前後左右にマージン取ってひろく曲がると大丈夫そう。
うんうん。

ちょっと速そうな人にはついってちゃえ~きゃっほ~っ

だんだん観覧車が見えて2周目。
スピードが落ちたり疲れたりするのかと思えば…
自分のペースだとたぶんほとんどスピード落ちない。
これがブルベペースだろうな。何周でも走れそうな感じだ。
2周目でやっと体が温まったけど、お約束で交代

また待つ間はレィンウエアを着て寒さと雨と戦う。
もう二階に上がったりしないで、誰彼とおしゃべりして戻ってくるのを待つ。

雨がだんだん小振りになってきた。

ピットクローズ5分前に最後の順番が回ってくる。
むふふ…やった
期待通り、最後の1周のアンカー

バトンの計測チップを足に巻いて、コースに飛び出す。

これで最後のスタート。

最後精一杯走ろう


いつの間にか雨は上がったらしい。


ホームストレートからシケインへ駆け登り、駆け下り、注意してマージンを取って曲がる。
雨の道もやっと上手に曲がれるようになったや~ん

これで終わりかぁ~残念。

走ってる人はみんなアンカーの意識で相当速い。
速い人に一生懸命ついて行く。
これもそれも最後やぁ~がんばれ!ワタシ!

登りが終る手前で。

「終了~!」というアナウンスが聞こえる。

がくん。と皆のスピードが急に落ちる。

えへへっ~わっかりやすぅ~!

でも思い直して最後のフィニッシュラインに力を尽くして向かう。

雨上がりの下りを楽しんで、コーナーをただ美しく回ろう

ほ~ら。
最後の観覧車が見えてきたぁ~!!
雨が上がって空が明るくなってきた。
観覧車の煙が晴れてくっきりとそびえてる。

1コーナーから立ち上がって最後のスプリントが始まったらしい…

きゃっほぉ~っ!!ワタシも混ざろう~
最後の最後の最後!
みいんな一緒になって力いっぱい走り出す。



フィニッシュライン上空は晴れてきた~~~~っ!!




…今頃晴れても遅いっちゅうねん




シマノ鈴鹿ロードレースレポート完!


CSYの店長さん始めチームの皆さんありがとうございました。
特にピットの確保は本当にありがたかったです。確保されてなければ絶対帰ってました。
レディースの皆さんもホントにホントにありがとう。
まさQ隊長、ルミ猿ちゃん、ちえぞうちゃん、natちゃん!
そんなすてきなメンバーに恵まれて楽しい一日でしたぁ!
来年は成績出せるレディースチームにきっとなるという予感
またお会いした皆さん、あまりの忙しさでろくにお話も出来ずにごめんなさ~い。
声掛けて下さってありがとう~!

最高の楽しさと風邪をおみやげに。

see you! SUZUKA!

シマノ鈴鹿ロードレース-コンディションは最悪

2008-09-01 20:03:53 | シマノ鈴鹿ロードレース
昨日はブログアップできませんでしたぁ

鈴鹿のおみやげの風邪もちゃんと引きました。


さて…
ちゃんと書かないといけませんね。
え~っとどっから書こうかなぁ…。

今回は雨だったので、写真がほとんど撮れませんでした。
3種目も欲張ったので、雨の中写真を撮る余裕ゼロ。

前日、やっと寝たのが12時頃でしょうか。
うとうとして起き出したのが3時過ぎ。

あぁ…。
このところブルベでもちゃんと眠れたので、大丈夫かと思えばレースの緊張ってやっぱり違う。
眠るのもブルベの一つだと思って眠るれるけど…
なぜかまた特別に緊張する…
起きたときからもう体が重くて頭痛がする…

あぁ…今年の鈴鹿の波乱の予感。

4時少し前に家を出ると、5時過ぎ頃には駐車場へ着く。
体調が良くないので車でもずっと眠ってたが、頭痛が治まらないままに到着する。
鈴鹿手前から雨がだんだん強くなり。駐車場へ着く頃には本降り様相。

6時集合だったので、ぐずぐずもしていられないので。
支度をして会場へ向かう。

会場に入ると雨がかなり強くなってくる。
サーキットから通路へ流れてくる雨水は、くるぶしまでざぶざぶ川の様に、
壁からは噴水のように…

これって普通災害とか水害とかって形容されるんじゃあ…

TTTとかエンデューロに申し込んで無ければ絶対帰ってるな

今年はチームの方々にピットを確保して貰ってるはずだと、
勇気を振り絞って皆さんとやっと合流する。
ピットへ入ったとたん雷が鳴り相当な雨になる
うぉ…これでホンマにレースやるんかい…


ピットで荷物を下ろし、ほ~っとする

あんなに降ってて…?
コースはどんな具合だろうか??
誰も試走に出て行く様子はない。
でも行こうか

「F1の国際的なレースがあるコースやん。
まっさか…水が溜まってるなんてないやんなぁ

F1オタのヒロさん!
「いや水はけはいいと思うけど、そんなことないと思うでぇ。」

うそぉ
だれも試走に出て行かんけど…行ってみよか。
どこでこけるか検証しよかぁ…

ワタシらブルベやら悪天候専門ですねん…
とうそぶいて試走に出かける。
そういえばそんなセリフ前にも言ったか。

いやいや装備が違いすぎますやん…

ずいぶん前に買ってあった100均のレインウェアを着込んで試走を始める。


コースに出ると雨風が一層強くなる。
向かい風と雨で前もろくに見えなくなる。
寝不足頭痛にはかなりつらい。

去年も一生懸命に走ったコースがまた違った景色で目の前に広がる。
道は川で所々水たまりが出来てる。

下りコーナーは気を付けないとあれはこけるねぇ~!
と納得して一周だけで試走を終える。

早速ずぶぬれ、靴が重くなる…

試走を終えて靴下を絞ったりしているとCSY本隊やっと到着した。
到着した皆さんとひとしきり挨拶して。
初めてレースに出る女の子たちを励まして…

寝不足の頭痛と寒さからちょっと避難しようとレストランで朝食を取ってゆっくりすることにした…
温かいコーヒーとホットドックでやっと人心地つく。
レストランから離れられずにしばらくゆっくりとしたあと。
ピットに戻るともうビギナーのレースは終わってた。
きゃ~応援でき無くってごめんごめん!

どうだった?と聞くと…
すでに頬とあごを擦りむいてた女の子が…

なに?そんなひどい状況?
「え~~~~っ!!いけると思ってコーナーつっこんだあ??」
げげっ…なんっと過激なデビュー戦やるねん。
末恐ろしい…いや頼もしい。
ヘルメットも割れたらしいから、後々後遺症でなければいいけど…。

コースはそんな修羅場と化してるらしい…。

さて寝不足と寒いとか何とか言ってるまにオープンWⅠが始まる…

今回はルミ猿ちゃん、まさQちゃんと一緒なのが心強いと考えて良いのかどうか。
たぶんそう考えて良いんだろう。
レース三昧の彼女たちにワタシがどこまでついて行けるだろうか。
寒さと緊張と不安でふるえる。


集合場所ですでに先頭に並んでるお二人より遙か後ろに集合位置
あぁ…緊張
前を見ても後ろを見ても…
あぁ!後ろにはほとんど人が居てないやん!
みんな速そうやぁ~
びびるわぁ~
どないしよぉ~
きゃあああルミ猿ちゃ~ん。まさQちゃ~ん!といってもヘルメットがちらりとみえるだけ…

しゃ~ない。
ここは走らんと。
落ち着け。落ち着け。落ち着け…。

たぶん距離だけはここの誰よりも走ってるはず。
全く全然どうにもならないはずは無いはず。
とりあえず登りだけは先頭について行けば後はどうにかなる…

けいはんのような後悔はしたくないから力一杯走ろう…



どきどき…。

といってもちゃんとスタートの写真を撮る度胸くらいはあった

ルミ猿ちゃん、まさQちゃんは右の先頭に居る。
ワタシはなぜか既にもまれて左の前から4人目くらい。
去年教わったのに、ワタシの前には二人のスニーカー…
あぁ~あかんやん

直前に雨は小降りになった。
はいてた雨用のシューズカバーは、震える手で、急いで外してポケットにつっこんだ。
ブルベで使って、ペダルがはまりにくかった事を思い出したのだ。

どきどき。

がくがく。

どの人も恐ろしく速そうに見える、去年のビギナーとは緊張感と空気がまるで違うわ。

よし。やれるだけやろう。
…そう思うとすとんと気持ちが落ち着いた。


パン!
スタート!


濡れているペダルは変な感触だけど、すぐにしっかり捕まえた
ええ感じのスタートや!
前の二人のスニーカーがしゃべってるのを割って前に出る。

どうにか先頭について行こう…
ただそれだけ…
ルミ猿ちゃんとまさQちゃんの遠い背中をひたすら探して追う。


ホームストレートからシケインまで…
登りが弱いワタシはスタートから既にいっぱいっぱいで登る。
先頭は見えては無いけど意識できる位置にある。
たぶん大きな先頭集団のすぐ後ろくらいで何とか登りを終える。
よっしゃ~!なんとかついて登れた~
ストレートでやっと先頭が見える位置に出る。

ルミ猿ちゃん、まさQちゃんもようやく捕まえた。
どんな位置で走っていいのか相変わらずわからなくって悩む。
うっかりすると飛び出しちゃう、おりゃこんなとこ走ってちゃやばい。
む~ん。どこ走ったらええねん。

おろおろしてると後ろから「ふらふらしないで!」って今年もまた怒られた。
「すんません

スプーンカーブだっただろうか…。
ワタシのすぐ先を走ってた人が滑った…
きゃあああああ…!!と叫んだのはワタシ
自転車がどっちに滑るかよく見てよけた…
セ~~~フ
ウチのチームの擦りむいた顔の女子が目に浮かんだ…
「だいじょぶ~?」思わず小さな声が出た。
同時に「勝った~っ!!」とすぐ後ろから誰かが大きな声で叫んだ。
さっき怒ってた人だ…

え”ぇっっっっ…そっそっそういものかぁ…恐ぇぇぇぇ…

こけた人より叫んだ人にひるんだ…

だけど、一緒に走ってる以上仕方ない。
ホント危ない気を付けよう…

少し疲れて調子が悪くなると絶妙のタイミングでルミ猿ちゃんが前に来てくれる。
さっすがあ!余裕あるなぁ~!でもワタシなんかの為に無理させちゃ申し訳ないわぁ
…っていうか素直にうれしいなぁ


そこからだんだん下りに入る。

先頭はまさQちゃんだったか。
少しするとルミ猿ちゃんに先頭交代する。
必死でついて行くワタシ。
おぉ~!!
チームの誰もが夢見るこれぞワンツースリー。
まだゴールは先だけど。
ルミ猿ちゃん、まさQちゃん、ワタシと3人になる。
ひゃほっ~このシーンモニターに写って無いのかなぁ~
チームのみんなこの一瞬だけ見たら喜ぶやろうなぁ
せめてカメラマンしっかり撮れよほんの一瞬やから

次に先頭に出たのは豆さんや~ん!
一緒だとは知ってたけど、見なかったわぁ~
ご近所さんなのに、またまたこんなところで会うとは…
危ないので、とりあえずここで挨拶は無理やな。
ブルベでお会いしたときは調子が悪そうで、少し苦しそうな表情を見たけど…
今日はマジな豆さん初めて見たぁ~本物~!かっちょい~い


それから1コーナーをぐるりと回るとホームストレートの軽い登り。

あと一周やあ~!



突然ですが…
ここで先頭集団レポート終わります



予定通りここからだんだん切れていく。

シケインまでの登りがもうあかん~っ。
がんばれ、粘れ…
せめてシケインまで登れれば…ああああ…
やっぱりここまでか

ようやくシケインを登り終える。
先頭集団からどれくらい離れたか、解らなくなった。
あぁ~でもようがんばったやん。
これでええんちゃうん
あっという間に気持ちゆるんだ、
なぜか集団に突然入ってしばらく和んでしまった
ふと我に返るとクロスの集団に入ってる模様。
ぎゃ!あかんやんあかんやん、こんなとこで和んでる場合ちゃうやん


気を取り直して走り始める。
登りが終わると、加速して少しでも追いつこうとがんばる。

登りはだれか黄色い人の後ろについて登った…
下りはワタシが前に出た。

少々焦ったのか、テグナーで滑った
ぎゃあ!!
何とか、こけずにバランスを取り戻した…
ほぉぉぉぉ…
こわ~っ…
あかんあかん。こりゃホンマにこけるわ…

1コーナーもゆっくり丁寧に曲がる。
さあ、最後の苦手だけど緩い登りのストレート…
ここで気を抜くとまた絶対に後悔する。
遅くなったけど、最後まで気を抜かないで走ろう…
あと400m、300m、200m…
う”ぅ…くるし。
スプリントなんてできへんけど、最後力いっぱい走ろう…
残り100m…
むしょ~に遠い。
うぎゃあああ…目の前が白くなる

やっとゴ~ル

ふっひぇひぇひぇひぇ…
やったわ。めっちゃがんばった
今のワタシにはできすぎや。
遅くなったけど、悔いなく気持ちよくゴ~~~ル

最後はハジケロ

2007-08-28 21:01:35 | シマノ鈴鹿ロードレース
バテたぁ~。
TTTはホントに辛かった…。
重松さんがお詫びにってかき氷どう?…って
クリートの不具合だったらしくって、お詫びなんてとんでもない!
でもおごって下さるんなら、喜んで
まさQさんはお友達が待ってたみたいなので…
ルミ猿ちゃんと重松さんと三人で、楽しかったねぇ~苦しかったねぇ~
もう性別年齢は完全に超えてかき氷で和む。



ゆっくりしていたらまた次はエンデューロの順番がやってくる。
忙しくってほとんど誰の応援も出来なかったけど…
ふと気づくとキルワニさんが走ってる。

ワタシもようやく鈴鹿に慣れてきて…
環境に慣れるのにいつも時間が少し掛かる人なのです。
のんちゃんと二人で飛びはねて応援する。
広い芝生の応援席なら飛び跳ねても、叫んでもへ~き
もう普段そんなこと出来ないモンねぇ。



最後は2時間エンデューロ。
3つも出るなんてバカだと数日前にやっと気づく。
もう疲れた~っ。
またじたばたゼッケンを張り替えて、集合場所へ向かう。

どわ~っっと人が沸いてくる。
一番たくさんの人が出るらしく。
応援してる人より、走る人の方が多そう。
そりゃそうだろ、800番を超えるのゼッケン番号に各チーム4人だからな。
計算間違えても、何千人も居る。きっと。

今度はいよいよのんちゃんの出番。

エンデューロっていわばリレー。
まだ順番全然決めてなかった。

一日中応援ばかりでお待たせしちゃったので…。

1番手いこうよのんちゃん!
折角だからスタートの緊張感を味わって見ようよ

のんちゃんしばらく苦悶して、相当緊張の表情だけど…
「じゃ2周走りますっ」美人なのに男前なおこたえ
疲れた3人ホッとする

ここの看板の前で待ってるからねぇ~!と打ち合わせて
のんちゃんスタート位置へ行く。

のんちゃんがんばれ!

実はのんちゃんの実力はほとんど知らない。
プチブルベで一緒に走ったときはマドンといい若さといい、
力強く走るんだなぁ~と思ってたけど…
聞けばもう表六甲を何度も登ったらしい。実力派だった。

みんなで壁によじ登ってスタートを見守る。

スタート!

何百人がぞろぞろスタートするわけだから…
のんちゃんがなかなか見つからない。
ずいぶん経ってやっとのんちゃんが通過する。
のんちゃ~ん!がんばれぇ~ぇ!!
もう年も忘れて大声でのんちゃんを応援する。

大丈夫だろうか、来週結婚式だって言ってど。
こけて顔に怪我でもしたらたいへんだ。
みんなでちょっとだけ心配するが…

ちゃんと2周走ってキラキラな笑顔ピットに入ってくる。

何百人がピット前に戻ってくるわけだし、
交代する方も、待ってる方も大勢いるから。
看板を目標に戻っても、仲間がなかなか見つからない。
のんちゃんが不安そうに探してる。

手を振る、叫ぶ、飛びはねる、振り回す。

の~んちゃ~ん!こっちやで~!!
きゃぁ~きゃぁ~きゃぁ~きゃぁ~…意味不明 


隣のチームも、成績掛けてる某チームだし。
本気でだんだん前にせり出して叫んでる。

その向こうのチームも…みいんな

お~い!
こっちやぞ~!!
…おっさんの野太いだみ声に勝つにはこれだ

コホッ。
咳払いしてノドを整えて、結構低いオバハン声引っ込めて
出来るだけ高いかわいい声に調整して。


きゃぁ~~~
のんちゃ~ん、おかえりぃ~

意味無く
きゃぁ~きゃぁ~きゃぁ~

何でもええねん
きゃぁ~きゃぁ~きゃぁ~

とにかく
きゃぁ~きゃぁ~きゃぁ~

飛び跳ねてハジケロッ。クリート割れるぞ。


交代はまさQさん、次はルミ猿ちゃんと…
毎回ピットに帰ってくるたびに
とにかく!きゃぁ~きゃぁ~きゃぁ~

スタートののんちゃん以外は一周ずつ。
じゃんけんに負けたワタシが4番手。

ルミ猿ちゃんが足から計測の為のベルトを外して渡す。
誰かが自転車を支えてくれてる間にそれを自分で足に付ける。

そしてスタート!
ピット前の長い交代通路をゆっくり抜けてコースへ出る。

今日何度目だったか、もう忘れた。
夕暮れの鈴鹿サーキットのコースが目の前にゆったりと広がる。

うっひゃぁ~!!
なんかぁめっちゃ気持ちい~~~~ぃ。
もう前の誰かを追っかける必要も無いし、
めいっぱい鈴鹿サーキットを楽しんで味わって走ろう!

こ~んなにひろい道!
信号だってないねんでぇ~!!


疲れなんて走り始めると吹っ飛ぶ。
みんなで待ってるときは…
「待ってるときと走ってるとき、どっちがしんどい??」
「どっちやろ。待ってる方がしんどかったりしてなぁ~」っって笑ったけど。

待ってる方がしんどいって…走り始めるとそう思う。

ホントこんな広くてきれいな道を好きなように走って良いなんて楽しい

楽しすぎるぅ~
行け~っっっっ
ハジケロ~!!!

疲れも吹っ飛びめいっぱい走る。

ワタシのスタートはもう影がすっかり伸びた夕暮れ。

前には何人もの人がもう何周も走ったんだろうか、マッタリマッタリ走ってる。
マッタリお疲れムードがサーキットをどんより覆ってる。


ワタシは1周だけなので、まだまだ楽しい、めいっぱいしっかり走れる。
お疲れマッタリしてる男性だって今日は遠慮せずがんがんぬいて走る。

すぐに…
どんよりマッタリムードがガラリと変わる。

さっきお疲れモードでマッタリ走ってた男性が
もっのすっごい勢いでみんながワタシを追っかけて追い抜いていく。
きゃぁ~~~はははっはぁ~
生意気なことやっちゃったかな。
みんな本気に走り出したわぁ~
こりゃおもろい。
もちろん速い人には追いつかないけど…
マッタリさんを、すっと抜いていくとみるみる空気が変わっていく
きゃぁ~ははははっ~これって風だなぁ。風になった感じだよ。


混雑してる下りのコーナーだって、一番気持ちよく張りつめた弧を描く。
お~!こんなに風音を聞きながらのびのび走ったこと一度も無かったなぁ。
たのし~い


…で1周で、力尽きてピットへ戻る


またまたのんちゃんへバトン!

そんな風に…5時30分ごろのんちゃんの順番が回ってくる。
40分にピットがクローズされるので、それまでに戻らなければもう1周走る羽目になる。

10分程かぁ…

ワタシのビギナーの1周のタイムは9分十秒台。
のんちゃん間に合うんだろか。
もう4周目なので、持たないだろうか…。

記念にクローズになっちゃっても良い思い出ちゃうん。
無理してこけたりするとまずいよなぁ~。
…と無責任に適当に心配する。


「クローズしました」のアナウンス。
コース入り口からワタシ達の位置はかなりの距離がある。
何人もの人がどんどん戻って来て、また次々にスタートしていく。
だんだんピットを通る人が少なくなっていく…。
もうコースへゴールを見届けるために歩いてる人ばかりになり、
自転車に乗る人が誰も見えなくなった…

あぁクローズに間に合わなかったのかぁ。
それもしゃあない。良い思い出やん。
のんちゃん後は一人でがんばれぇ

…とみんなで話してるころ…

最後の最後の最後の最後に歩いてる人を避けながら…
歯を食いしばった、のんちゃんが戻ってくる。

きゃぁ~!!! のんちゃん きたぁ~!!!
優勝でもしたかのような大歓声大喜びで
メンバーみんな飛び上がる!


きゃぁ~~~~~~~~~~~~~
のんちゃ~ん、おかえりぃ~
すごい、すごい、すごい、すごい、すごい
よくやった!よくがんばった!はやかったよ!

9分で帰ろうとめっちゃがんばりましたっ
といつもふんわりした美人だけど、この時ばかりは引き締まった男前顔。

…で最後は、まさQさん!リーダーしっかりと締める。
最後に一人黙々とコースに向かっていく。
みんな声で背中を押す。がんばれぇ~!


もうたくさんの人が戻ってきた後、みんなで壁をよじ登って
まさQさんのゴールを待つ。

まだ?まだ?まだぁ??
最後の最後にスタートしたはずだからまだまだ後だ…。

あそこやぁ! 戻ってきたぁ~!!!
きゃぁ~! きゃぁ~!きゃぁ~!きゃぁ~! 
まさQさん!! おかえり~っ! おかえり~っ!
また優勝でもしたかのような大喜びでメンバーみんな跳ね上がってハジケル。

あぁ…はじけました。
成績なんてどうでも良かった、数日後インターネットで知りました。

一言でいうとこんなありふれた言葉…ほんと楽しかった~っ


CSヤマダの店長さん始めチームのみなさん、ルミ猿ちゃん、チャリ猿さん、のんちゃんそのほかいろいろ出会ったお方、こえかけて下さった方!
初レース故、暴走、御迷惑をおかけした方もあったかもしれません許してね
本当にありがとうございました。楽しい長い一日でした


…こんな長い長いシマノ鈴鹿ロードレースの物語を先日18才の誕生日が来たばかりの娘に話すと…
「私も自転車にのろうかな。」とぽつり。
女性ローディ候補発掘 
どっかに女性サイズの自転車余ってないかしら?


そうそう、あと3日間1行も出てこなかったヒロさんは…
全く同じメニューを走り。少々グレてます。
9月にあるブルベ600kmに出ようかと鈴鹿で占うはずだったのだけど。

「一から出直します」と…。



だらだらどこまでもキリがなく書けそうなので鈴鹿はこれで終わりにしよう。

さて夏は終わった。

秋はどうする?

俄レーサー鈴鹿で泣く

2007-08-27 23:04:07 | シマノ鈴鹿ロードレース
ビギナーのレースは…。
自分でもびっくりした、まさかあんな風に自分が走るとは想像もしてなかった。
チームの人たちや色んな人たちから「良かったねー」「すごいね~」と言われて、
少々いい気になって…次は泣く


ダンロップカーブというところでテントを張って応援してるチームの皆さんの所へ移動する。
芝生で広々としていて、風が渡っていく丘の上。
目の前を通過するのを応援出来るのよ。




…が、本番はここからです。
俄のくせに3つも出るつもりですからっ。
だんだん日差しが強くなり、暑くて、ビギナーでがんばりすぎて疲れてきたぁ

疲れててぼんやりしていて今、誰がどう走ってるのか応援も出来ない。

ひとつ終わって、ばたばたとゼッケンを張り直す。
次はいよいよチームタイムトライアル。
4人揃っての練習はたった一回。

集合時間直前のレースでは、
ワタシ達のリーダー、まさQさんがオープンで走ってる。
テントから見てると2周も懸命に走ってる姿はワタシとは違って
やっぱりちゃんとサマになってるなぁ~さっすがっ。
オープンなんて恐ろしすぎるぅ。

まさQさん応援したあと、またぞろ集合場所へ移動する。

ゴールはその後どうなったんだろう??
心配で壁によじ登ってる人々の間から顔を覗かせても様子が分からない。
そろそろTTTの人たちが集合してくる中まさQさんゴール!
そのまま集合場所へ大急ぎで来る…
きゃぁ~かわいそすぎるぅ~。
ゼッケンNo1のワタシ達は先頭に並ばなければいけないのに…
さあ行きましょうなんてとても言えない感じ。
コースを2周も懸命にはしったんだもんなぁ。
日陰に座って貰っても息もなかなか整わない様子。

ギリギリになってまさQさん、ようやく立ち上がる。
うわぁ~すっごい。まだ続いて走れるのか、なんか迫力あるっ。
ものすごい申し訳ない。
「ワタシも試走からいっぱい走って疲れたからのんびり行きましょう
…というモノの。緊張しまくる。

栄光の??ゼッケンNo1
一番先頭に並ぶ。
お隣さんは若い女性ばかり4人。
ワタシでも知ってる有名なチームジャージ。
後を見るとCSヤマダのチームA。
優勝を目指すそうそうたるメンバーだし。
こっわぁ~
とろとろ走ってると踏みつぶされるんちゃうん…
「怖いから後の人見んとこなぁ…」
さすがにみんな固まる。
チャリ猿コーチ励ましに来てくれてちょっとホッとする

スタート位置に並ぶ。
デジタル表示計でスタートするらしい。
随分スタート位置で待たされるが、ず~んと緊張に沈む。
自転車見るとチェーンがインナーに落ちてる。
こりゃまずい…。
手でからからと回してアウターに入れ直す。
でもしばらくするとまたインナーに落ちてる。
…ぎゃああ!自転車まで緊張してるやん。
今まで一緒に走ってきたやん、傷だらけのフェルト君!
冷い仕打ちも散々したし、扱いもお手入れも最低だったゴメン!
お願い!たのむよぉ、がんばろうよ

「あと2分」というアナウンス。
進行のおねいさんが女性が多いとかなんとか勝手なこと言ってる。

あ、またチェーンがインナーに落ちてる。
もう怖くて、緊張して体が動かない。チェーン戻せない。
こわいよぉ~こわいよぉ。

「あと1分」
…1分ってどれくらいの長さだっけ??
チェーンくらい戻せるでしょ!!でしょ!でしょ!でしょ!
あぁ緊張して体が動かない。
ぐるりぐるり…やっとセンターに。
なぜかうまくアウターに入らない。
もういいやっ!このままいっちゃえ~っ!!

ぴっ、ぴっ、ぴ~!

表示が0になって、最前列3組スタート。

重松さんまさQさんスタート、すぐ後に立つルミ猿ちゃん、ワタシスタート。

おろっ…。ペダルがうまく捕まらない。
ぎゃぁぁぁぁ~前が離れていくうぅ~
どうしよどうしよ。
早くもスタート10秒でおろおろする…
ようやくペダルを捕まえ。
ギアを上げようと何度かチャレンジするけど、
ワタシと自転車が緊張していて入れられない…

もう前が走り始めてるのでアウターはあきらめる。
センターでTTTは行こうと覚悟する

先頭は重松さんでスタート、少し年配の男性だ。
「途中で切れますから」と冗談言ってたけど…。
信じられないくらいがんばって女性3人を引いて登る。
きっとがんばりすぎてる。
力強く坂の上まで引ききる。やっぱり男性はすごいわ!
やっと上で交代。
次ルミ猿ちゃん。やっぱり相当力強く引く。
余裕があるのか後を振り向き振り向き気を遣ってくれる。
一方センターのせいか、ビギナーで使い切っちゃったのか
登り方はワタシとは違うので相当苦しい。
まさQさんはレース終わったばかりなので辛そう。
何とか皆で庇おうという空気が伝わってくる。

下りではちゃんとワタシに回ってくる。
よっしゃぁ~! 行くぜ~っ! 着いてきてぇ~!!
ってやっぱりそんなんじゃTTTになりません。
少しばらけそうになる。
あ、どんなペースで下れば良いかわからん…

人の後を走るときもちゃんと風を避けてるとか…
すっかり忘れて取りあえず4人なんとかくっついて走ってるだけ。

ゴール手前に立ち上がるところ、試走やビギナーと比べると
ワタシの走り方とは違ってて相当苦しい。

2周目入ってすぐに、ずっと力強く3人の女性を引いてくれた
重松さん、バイクの人に言われてコース外に出る。
「重松さん切れました~」とまさQさんの声が聞こえる。
あぁ…ここから3人だ…

ワタシももう切れたいくらい。
目が回りそうだし苦しい…。
残りまだ2周近くあるなんて想像できない。
1周がなが~い!くるし~い…
泣きそう。

登りが苦手なワタシ、前のレースで疲れ切ってるまさQさん。
二人の為にルミ猿ちゃんがひたすら登りをずっと引いてることに気づく。
…ルミ猿ちゃんだって苦しいんだろうに、たった一人で登りは全部引き受けるつもりやなぁ。自称子鹿ちゃんのワリにはおっとこまえな人や。
走ってる途中でなんかとてつもなくきゅ~んとした。
急に目にどっとアセが入った。
グローブの手で、めがねを押しやり、ごしごしっ。
がんばろう。ルミ猿ちゃんのがんばりにきっと応えよう。
「辛いとこばっかりゴメンねぇ」と…
普通になんか言ってるワタシって…?
実は余裕あるのか無いのか。
ヤマダさんテント前ではカメラ目線で毎回ポーズ

最後は3人へったっぴなTTTだったけど力尽きてゴール。
もう成績なんてビリだって何だっていいやん。
4人で、3人で力尽きるまで走れてほんと良かった
ゴール後、まさQさんやルミ猿ちゃんは…全然別の人に見えた。
何に見えたんだろ。
辛くてもワタシを一生懸命支えてくれる大切な人たちの顔だった。




長くてごめんよぉ~また明日!

おばさん俄レーサー鈴鹿を走る

2007-08-26 21:28:49 | シマノ鈴鹿ロードレース
何とも楽しい一日をこのエントリーひとつで語り尽くせるかどうか…。

朝…というか、深夜3時。
枚方東の高速入り口近くでのんちゃんと待ち合わせる。
のんちゃんのブログはkirkさんがフリーズしたままでどうしたのかと思ってたら、
3時だというのに相変わらず元気で楽しい…うらやまし若さ。
鈴鹿とは遠い遠い所だと思ってたけど、5時前には到着しちゃう。

まだまだ薄暗い駐車場で準備して、鈴鹿サーキットの中に入る。
手続きをして、さて、試乗。
いよいよ未知のなにかが始まるんだ
腰が引け気味のワタシと違ってじりじりとコースへの入り口に進む…のんちゃん。埼玉オダックスのPBPのジャージ!かっこい~い!


前がじりじり進みやっと試走コースを走り始める。
去年ここを見に来たときには、このコースは果てしない上り坂に見えたけど…
二日前の懸案どおり…アウターでスタートしてみる。
おぉ。ちゃんと使える走れるやん。
思ったほど大きくない坂にホッとしてやっと回りを見渡す。
大きな大きな鈴鹿サーキット。
F1レースに時々無理矢理連れてこられる、暑苦しい場所だと思ってたけど、
やっと朝日が昇って涼やかで、気持ちがのびのびとする。
おばはんがこんなとこ走ってええんかいな、
…と思ってた気持ちが試走でどんどん変質していく。


おばさん引っ込み思案なのですけど…
頭ににょろにょろを付けた人に声えかけたりして…。
前を見ると小さな肩にブログラインズ、ブルーのキャノンデール!
アンダー150の650の貴重な仲間!「キルワニさんやん。都古やでぇ~!」と声を掛ける。
そうそうこの人とはこんな風にあいたかった
落車したり体調崩したりしてたみたいだけど、元気そうでうれしい。
まだまだがんばろうよ


試走のあとは、初心者安全講習会。
シマノの選手(狩野選手?)相変わらずそこらへんよくわかっちゃあいませんが、
連れられてコースの説明を受ける。
下りのコーナーでは危ないから無理しないこと、ぬいてっちゃあいけませんって。
それだけがず~っと頭に残る。
それじゃワタシがワタシらしく走るってどうすれば良いんだろ…



ここから走るのにいっぱいいっぱいで写真があまりありません。
もしワタシの写真撮って下さった方がいらしたら…是非下さい



いよいよ…初レース

この後すぐに女性のビギナーレースが始まる。
「鈴鹿はビギナーでもみんな速いですよ」とヤマダさんの方々に聞いていたので…。
びびるのかと思えば。
レース前に待つところ…?なんていうの?
そこで早々に並んでると東京から来てた見知らぬ人と朝から暑いねぇ~とかいってると、ルミ猿ちゃんもやってくる。
さっすがにレースに慣れていらっしゃるので、
「スタート直後はぶつかったりするので、気を付けること!」
「はい!わかりました先輩っ!どう気を付ければ良いんでしょうか?」
「そこは自分でなんとかしなさい」と励まされる
あといろいろんな事を教わった。
回りの人をよく観察してる。あの人達はスニーカー履いてるので
こっちもあちらも危ないので、前に行きましょう。
…とじりじりと立ち位置を変える。
顔見知りの方もいらっしゃるみたいで、あの二人はすごい速いです。
ついて行きましょう。うん。うん。焦っ。焦っ。
妙なテンションのワタシと違って、もう既にルミ猿ちゃんにはレースは始まってるらしい。

いよいよスタート位置に並ぶ。

初心者のワタシの前には二人のシルベストの人がいるだけ…
おばさん俄レーサーにも良くわかる、かなりやばいとこ並んでるかも
どきどき。


ギヤはちゃんとアウターにしっかり入ってる。
右足はペダルにしっかり掛かってる。OK!
どきどき。


よ~い

ぱん!

スタートする。


左足もカチャ!とすぐにペダルに納まる。
よっしゃ~!いいかんじにスタート出来た。

だーーーっっと走り始めるのかと思えば意外とゆるいスタート。
うんこれならなんとかついて行けるやん。

初めの坂をがんばって登る。
7,8人の先頭集団の切れそうで切れそうで切れそうな微妙な位置。
ルミ猿ちゃんは先頭集団にいる。
何とか追いつこうとがんばる。

登りがなんどか続く辺りを必死でこらえて走る。
もう自分がどう走ってるか解らないけど無我夢中。
坂は普段なら絶対にしないけど…
ギアなんかめいっぱい入れて思いっきり駆け上がる。

半分を過ぎるとだんだん下り基調になって、
先頭集団に追いつける。
我ながら器用に、安定してそうな人の後をあちこち走る。

最後の下りのあたりでは先頭集団真ん中辺りに居る気がする。
ずいぶん混雑して接触が頻発してるらしくて。
後から「危ない」とか色んな声が聞こえる。
ワタシも前の人のタイヤとなんどか接触する。
ちょっとくらい当たっても大丈夫なんだなぁ。
後から大声で怒鳴り声が聞こえる。
怒られたのか、注意されたのか、ワタシのことなのかどうか。
「すいません、すいません」と意味分からん、
けど、おばさんの癖でつい言っちゃう。

…さっきシマノの人が下りのコーナーでは危ないので抜くとこじゃありません。
って言ってた事が気になるけど。
接触が怖いので、思い切ってここから抜けよう。
もうあと300mほどか。
右に回ってぐいっと踏み込む。


あっさりと、もうワタシの前には、手が届きそうなところに二人だけ。
きゃぁ~~~っ
これはなんや
どういう状況??
相当うろたえる。
もう頼りのルミ猿ちゃんも前にいない。
…これ以上どう走ればいいんだろと、おろおろしてると。


Finishと文字が目に入る。
…と、とたんに気持ちと足が失速する。
最後の数十メートルで後から数人にが~っっと抜かれて…

カッコ悪くうなだれてゴールする。
朝から壁には多くの人が座ってて、ゴールを見守ってる。
ぶっさいくで恥ずかしくって顔も上げられない

でも自分なりには初レース精一杯がんばったよ

足も気持ちも動かず、自転車に引きずられてふらふらしてると…


「6位 都古 CSヤマダ」と鈴鹿サーキットでワタシの名前がアナウンスされる。

あ、最後あんなに抜かれたのに6位だったんだわ





後で誰かに言われて6位って入賞だったんだと知る。
靴下貰ったよ

ルミ猿センパイのご指導のおかげですわん。
本当にありがとうございました

つづきはまた明日

初レース

2007-08-25 10:59:49 | シマノ鈴鹿ロードレース
ビギナーでなんと六位になりました。
いえ~い(^-^)v





ビギナーW・A1周(5.821km)
順位6/63 37.57 km/h 09:17.78 トップとの差0:00:03.846


チームTT・A 3周(17.463km)
順位178/243 32.25 km/h 32:29.36 トップとの差0:08:19.411
重松さん、まさQさん、ルミ猿ちゃん、都古


2時間エンデューロ レディース 1周(5.821km)×R
順位13/29 11周 30.44 km/h 2:06:13.74 トップとの差2 Laps
まさQさん、ルミ猿ちゃん、のんちゃん、都古



走行距離【62.1】km Max57.6km/h