大般若
玄奘三蔵さまは、
長安の大雁塔(だいがんとう)で、
天竺から持ち帰った、たくさんのお経を翻訳されました。
その中に、大般若経600巻があります。
般若経の翻訳だけで、4年の歳月がかかりました。
これを要約したのが、般若心経です。
(薬師寺 高田好胤管長さまのお写経)
玄奘さまのお弟子は、慈恩大師(じおんだいし)です。
大師は、法相宗(ほっそうしゅう)の開祖です。
のちに、日本からの留学僧によって、
中国から日本に伝えられました。
奈良の薬師寺さま、興福寺さまは、
この法相宗のお寺です。
つづく。
今日は、南区の含笑寺さま。
ご住職の神谷老師は、
寅年生まれだそうで、
今年、97歳の長老さまです。
大般若
玄奘三蔵さまは、
まる3年をかけ、天竺(インド)の
仏教の聖地ナーランダにたどり着きました。
そこで、仏教の奥義をきわめます。
そして、たくさんの教典をたずさえ、
長安に帰られます。
玉門関をぬけだして、17年の歳月がながれていました。
昨年12月2日に亡くなられた、
平山郁夫先生は、
玄奘さまの、旅の風景を壁画にされました。
「大唐西域記壁画」です。
長さが、48メートルあり、
奈良の薬師寺さま絵殿に納められています。
つづく。
今日は、当別の全久寺さまです。
白井ご住職さま。
全久寺さまは、ご本堂を新築中です。
ご本堂内部もほぼ完成。
もうじき、ご本尊さまがお出ましになります。
木造の立派なご本堂です。
大般若
ご祈祷会では、般若心経をお読みします。
このお経は、中国の唐の時代に、
玄奘三蔵さまが、インドから伝えられたものです。
当時の中国は、鎖国の時代。
国の外へ出ることは禁じられていました。
そこで、玄奘さまは、
真夜中、密かに玉門関(中国の西の門)をぬけだします。
天竺(インド)をめざし、西へ西へと歩きます。
そして、玄奘さまは、こころに誓います。
天竺へたどり着くまでは、一歩たりとも、
東へ戻らないと。
これを「不東」(ふとう)の精神といいます。
玄奘さまの、つよいこころざしにより、
般若心経は、伝えられたのです。
つづく。
今日は、北区の天童寺さま。
大熊ご住職さま。
ご祈祷会も・・・つづく。
大般若
本日は、丘珠にある
峯光寺さまのご祈祷会です。
小野ご住職さま。
丘珠といえば、タマネギの産地です。
在来種は「札幌黄(き)」。
最近また、見かけるようになりました。
やわらかくて美味しいのです。
私も、このタマネギを、
毎年本州の知人に送っています。
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