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正法眼蔵 坐禅箴 ざぜんしん  その3

札幌も

下り坂

どんよりした朝です

 

道元さまは

坐禅について

書かれた

「坐禅銘」  ざぜんめい

「坐禅儀」  ざぜんぎ

など多いが

宏智禅師の  わんしぜんじ

「坐禅箴」 ざぜんしん

のみが

坐禅をいいえている

といわれます

 

坐禅箴   宏智禅師 正覚  撰

仏仏ノ要機             ぶつぶつのようき

祖祖ノ機要             そそのきよう

事ニ触レズシテ知リ        ことにふれずしてしり

縁ニ対セズシテ照ラス      えんにたいせずしててらす     

・・・

水清クシテ底ニ徹ス        みずきよくしてそこにてっす

魚ノ行クコト遅遅タリ        うおのゆくことちちたり

・・・

 

箴とは

治療に使う

竹の針のこと

いましめ

ということです

 

仏祖の要とされたところは   かなめ

対象がなくて知り

照らす対象がなく照らす

ということ

つまり

絶対一枚の世界

ということです

 

水清くして・・・とは

無限ではてしがない世界を

魚が跡形もなく行くようなもの

ということでしょう

 

坐禅は

奥が深い世界です

 

 

 

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