ツルキツネノボタン

ちょっと訪ねにくい場所に咲くこの花に６月中旬の植物調査で十年ぶりに出会えた。
十年前にはこの場所でこの花の名前は ハイキツネノボタン だよ と教えて頂いた。
直立する キツネノボタン に対してこの花は 這っているからそう名付けられたものと理解した。
ところが 今年の調査ではこれと別の場所でこれに似た花を見つけた。
その花の名前調べをしていると それが ハイキツネノボタン のようだった。
だったら この花はなんだろう・・・・・。
図鑑を開いたりネット検索したりでようやくたどり着いたのは ツルキツネノボタン だった。
漢字で表記すれば 蔓狐の牡丹 なんだろうが 鶴と狐の方を連想してしまった。
イソップ童話では 仲の良くない 鶴 と 狐 がここではひとつの花になって咲いている。
そう考えると おもしろいネーミングで忘れられない名前のひとつになった。草全体の写真は同行した Ｏさん撮影のものです。
トリミングした花は jokichi の撮影。ピントが甘くなってしまったが キンポウゲ科特有の艶のある花弁の雰囲気は出ているようだ。

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