エゾヒカゲノカズラ と言う種があると先輩から教えて頂いたのは今年の春の頃だった。
ヒカゲノカズラ との違いは胞子嚢の付き方にあるのだというから 秋になるまで確認できない。
そんな話を思い出しながら 草紅葉も終わった草原を歩いていると 気がかりになるものがあった。
枝分かれした胞子嚢には柄がほとんどない。
未熟なのかと思ったが 手を触れると煙のように胞子が飛んだ。
完熟している。これが 教えて頂いた エゾヒカゲノカズラ に違いない。
胞子嚢穂以外には ヒカゲノカズラ との違いはない。
でも この絵をみると ヒカゲノカズラ より葉のが先端に向かって湾曲しているような気がする。