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Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

De Jufferen Lunsingh2泊3日(オランダ)

2014-10-11 09:39:56 | 旅行(オランダ国内)
オランダのドレンテ地方にあるコテージ風ホテルDe Jufferen Lunsingh(写真)に2泊3日で行ってきました。
義姉が一度行ったことがあり、とても静かな自然環境でゆっくりできるところだとおすすめで、今回土曜の夜、夫の両親ときょうだいが集まって、ディナーをして一泊しようということになったのです。
家からは車で約2時間かかりました。ドレンテ地方の西端、Westerveldeというところにあります。
18世紀のはじめに建てらえた建物が元になっており、コニャックルームという暖炉がある部屋では自由にくつろいでコーヒーを飲んだり、雑誌を読んだりできます。棚には、ウォーキングやサイクリングルートのパンフレットや本があり、自由に閲覧できます。
古い建物なので、天井が高く、ドアや棚などの作りも年代を感じさせます。
部屋にはテレビはなく、インターネットも基本使えません。シャワーだけの部屋と、バス付の部屋がありました。
自然を楽しみ、リラックスして、美味しい料理を食べてくつろぐことが目的で来る人々のためのホテルのようでした。
あいにくこの日は雨で、夕食の前に計画していたウォーキングは中止となりました。
まあ到着するまでにちょっとトラブルもあって疲れていたので、中止になったのはよかったかも。
ホテルの周りはほとんど何もないので、とても静かで、よく眠れました。




Texel島(オランダ)旅行2泊3日(3)帰宅

2014-09-09 10:35:53 | 旅行(オランダ国内)
3日目は朝食後、家に帰るだけです。
今回の旅行は天気に恵まれ、青空と白い雲、白い砂浜、緑の木々、ベージュの砂丘と、自然が満喫できて、楽しいものとなりました。
夕食も4人だったので、わいわいがやがやと3時間くらいゆっくりと楽しみました。
ホテルは前回と同じ、De KoogにあるGreensideというホテルでした。
秋のアレンジメントというパッケージで、1日目の夕食(3コース)、好きな日に1日自転車を借りられる、お土産のチューリップの球根セットなどがついていました。
ホテルの従業員もとても感じがよく、おすすめです。
この日は帰るだけでしたが、筋肉痛が出始め、疲労感がかなりありました。
お昼頃に家に着き、午後はゆっくりと休養しました。

Texel島(オランダ)旅行2泊3日(2)De Slufter

2014-09-08 09:57:19 | 旅行(オランダ国内)
二日目、サイクリングとウォーキングの日です。
朝、ホテルで朝食をすまし、9時半からホテルで借りた自転車で出発です。
自転車は6速ギア付でよく整備されていました。私は自転車に乗るのが久しぶりで、すぐに太腿が疲れてしまって、なかなか速度が出せませんでした。
テッセル島の西側の海岸沿いは砂浜が広がり、国立公園に指定されています。
サイクリングロードも整備されており、気持ちよく自転車に乗ることができます。少しアップダウンがある道を自転車でこいで行くと、素晴らしい景色の移り変わりを見ることができ、自然を堪能できます。が、私は自転車をこぐので精いっぱいでした。超スローでこいでいたので、たくさんの人に追い抜かれていきました。
目的地は、小さな入り江から内部へ海水が入ってきて湖のようになっているDe Slufterという場所。
サイクリングコース沿いに2か所ほど眺望場所があり、そこで休憩をしながら、カフェのある海岸沿いの駐車ポイントまで、片道約12㎞。
疲れ果てたのでまずはカフェでドリンク飲み、休憩。自転車を置いて、徒歩で、De Slufterの区域にはいりました。このウォーキングコース(写真)は、8月15日から1月3日までしかオープンしておらず、前回テッセル島に来た時は閉鎖されていたので、今回は是非ここを歩きたかったのです。
このコース、かなり乾燥していて、ほんとうはもっと水辺があるはずなのですが、ちょっと残念でした。
5㎞くらい歩き、終点ポイントの入り江が見えたところで、海のほうへまわり、波打ち際を歩いて、戻りことにしました。このコースはとてもよかったです。ちょうど引き潮で、海が間近に感じられ、少し濡れた砂の上は歩きやすかったです。
とても気持ちが良かったです。
合計10㎞歩き、同じカフェで遅いランチを取り、同じサイクリングコースを引き返して、ホテルまで戻りました。
ホテルに着いたのは4時過ぎ。
私はもう疲れ果てていて、お風呂に入って、すぐベッドに横になりました。
自分の体力をこえて、頑張ったって感じでした。
ゆっくり休んで、7時からまたホテルで夕食でした。
疲労はかなりありましたが、体調自体はOKでした。

Texel島(オランダ)旅行2泊3日(1)Kaap Skilミュージアム

2014-09-07 13:07:59 | 旅行(オランダ国内)
春にオランダのTexel(テッセル)島へ行きましたが、とても良かったので、ヒースが色つく秋に是非行きたいと思っていました。しかし、秋のスケジュールがかなりきつくて、ヒースには早すぎるのですが、9月初めの週末にまた2泊3日で行ってきました。
今回は夫の両親も一緒でした。
日曜日に10時頃出発し、12時のデン・ヘルダー発のフェリーに乗って、テッセル島へ。約20分の乗船です。
そして、ホテルのあるDe Koogという町へ行き、そこでランチをしました。
その後、前回行けなかったミュージアム「Kaap Skil」を見学するためにOudeschiltという町に行きました。
このミュージアムの正式名称は、Kaap Skil Museum van Jutters en Zeeluiといい、Jutterとは海岸に漂着する物を集める(自分のものにする)人のことで、Zeeluiは水夫のことです。
写真の建物の2階部分に、昔に難破などで海の底に沈んだ物を引き上げた品々が展示されています。島の周辺は浅瀬なので、嵐など座礁して沈む船が多くあり、中にはオランダ東インド会社の船もありました。
良かったのは、建物の裏側に存在する屋外ミュージアムの部分で、1世紀ほど前の村の様子を再現しています。昔の鍛冶屋、食料品店、漁師の家、船会社、風車などが再現されており、見てまわるのが楽しかったです。あまり広くはないですが、じゅうぶんいろいろ見学できます。
このあと、カフェでひと休みし、港を少し散策しました。日曜だったので、漁業は休みなのか、たくさんの漁船がついていました。
テッセルの特産物のみを売っているお土産物屋で、興味本位に白ワインなどを買ってあと、ホテルへ戻りチェックイン。
夕食はホテルのレストランでいただきました。
体調は良好です。



Texel島(オランダ)旅行2泊3日③

2014-04-08 12:45:47 | 旅行(オランダ国内)
Texel島最終日。
ホテルで朝食後は、もう帰るだけです。
10時のフェリーで帰ることにしました。外は今日も風が強く、曇っています。
フェリーに乗って、正面から見ると、もう対岸の町Den Helderが見えています。それほど近いのです。
天候にはいまひとつ恵まれなかったですが、一応ウォーキングもできたし、特産の羊肉や羊のチーズ、Texel産ビール、魚なども味わうことができ、満足でした。
観光がメインの島なので、観光客にはフレンドリーで、表示もわかりやすく、旅行しやすかったです。
今回、行きたかったウォーキングルートの一つが「繁殖期のため閉鎖」されていました。鳥などの繁殖の季節なので、それの邪魔にならないようルートが通行止めになっているのです。3月1日から8月15日までが通行止めの期間のようです。
秋のヒースの季節には赤紫色に染まり、また綺麗だと思います。その頃にまた来たいなあと思いました。
自然を感じ、ゆっくりとリラックスするのにいい場所です。
体調は良好です。

Texel島(オランダ)旅行2泊3日②

2014-04-07 12:17:37 | 旅行(オランダ国内)
Texel島二日目、天気は曇り、ときどき雨。
ホテルで朝食後、Oudeschildという港町へ(写真)。ここからはアザラシ見学ツアーやエビ漁体験ツアーの船が出ています。私たち、港と町を歩いて見学。小さなミュージアムがあったのですが、月曜日なので残念ながら休館でした。港の駐車場の近くにTexel島の特産物を売るお土産物屋があり、そこでTexelsビール、ラムカレー、マスタード、絵葉書などを買いました。
次は、Den Hoornという町へ。大きな教会があり、小さな町を徒歩で見てまわりました。この島の漁師は昔は捕鯨に携わっていた人も多くいたそうで、「150頭もの鯨を仕留めた漁師の家」などというプレートも見ました。
Texel島でいちばん大きな町、Den Burgへ。中心の広場をぐるりと一周する形でショッピングストリートがあり、小さなお店がたくさん並んでいます。この町のカフェで昼食を食べました。
午後は、De Dennenという自然地域に行き、そこのウォーキングコースを歩きました。ときどき雨がぱらつきましたが、歩くには支障がない程度でよかったです。コースを逆向きに歩いてしまったので、ところどころ迷ってしまい、2時間半くらいかかりました。展望台からの眺めの良く、林あり、牧草地あり、ヒース丘陵ありの変化に富んだコースで、楽しめました。鳥の声がよく聞こえ、春を感じました。
コースが終わるころになると、雨が強めになりだし、ホテルに帰ることにしました。
4時半頃にホテル到着。ホテルにトルコ式スチームバスとサウナがあり、無料で使用できるということなので、時間つぶしに体験することにしました。他に誰もいなかったので、気兼ねなく利用できよかったです。トルコ式スチームバスは、熱い蒸気がザーッと噴き出してくるのですが、アロマのついた蒸気で、モイスチャーの霧の中にいて肌が潤う感じで気持ちよかったです。サウナより、こちらのほうが断然好きでした。
夕方から雷を伴った嵐のような雷雨になりました。風も強く、とてもじゃないけれど外に出られる様子ではありませんでした。
8時ごろ、少しおさまったので、すぐ近くの繁華街の手近なレストランへ行き、夕食にしました。
かなり疲労感を感じ、眠りにつきました。
体調は良好です。


Texel島(オランダ)旅行2泊3日①

2014-04-06 08:29:49 | 旅行(オランダ国内)
オランダの北に並ぶ諸島のうち、いちばん本土に近くて大きいTexel島に行ってきました。Texelは、テセル、テッセル、テクセルなどの表記されているようですね。
2週間ほど前、オランダは20度をこえ、一気に暖かい陽気になりました。そこで、春を楽しみにTexel島へ行こうということになり、ホテルを予約しました。
しかし、予定の日の天気予報は最悪で、雨…。テンションは下がり気味でした。
曇りの中を出発し、北へ車を走らせます。そのうちに本降りの雨になりました。道は簡単で1時間半ちょっとで、フェリーの乗り場に到着。フェリーは1時間に1本なので、少し待ちましたが、難なく乗船。コーヒーを飲んで少し休憩すると、すぐにTexel島到着の知らせ。約20分の航海でした。
ホテルは島の中央部のDe Koogという町にあるので、そこまで車で行きました。雨は降ったりやんだり。チェックインには早すぎたので、町のカフェでランチ。
その後、主目的のウォーキングのために、De Slufterへ車で移動しました。自然保護地区になっているDe Slufterは、海へと広がる砂丘とヒースの茂みの織りなす荒涼な自然を感じさせる場所です。ウォーキングコースがあり、そこを歩きます(写真)。天気は曇り、風は強風でした。でも寒いというわけではなく、暖かい春の風です。風に吹かれながら、自分のペースでゆっくりと歩きました。踏みしめる砂の感触が気持ちよく、磯っぽい海の香りが嗅覚を刺激します。
2時間弱くらい歩きました。すばらしい広々とした風景でした。
その後、島の北端にある赤い灯台へ、車で行きました。灯台は登れますが、階段はたいへんなので、私は登りませんでした。この近辺でもウォーキングできますが、強風と雨がぱらつきだしたので、ウォーキングはしませんでした。
ホテルに戻り、チェックイン。3階のゆったりとした部屋でした。
夜は、ホテルのレストランで夕食をとりました。
直径約20㎞、幅約8㎞のTexel島は、島全体がウォーキングコースのようなもので、あちこちにコースがあります。サイクリングコースもあります。風が強いのでカイトサーフィンも盛んなようです。
一日目、青空には恵まれませんでしたが、予定のウォーキングができて満足でした。
体調は良好です。

フローニンゲンへ1泊2日

2013-03-31 12:36:35 | 旅行(オランダ国内)
オランダでは4連休になる人も多いイースターウィークエンド。いつもは暖かい春の感じが漂うのですが、今年のイースター(オランダ語ではPasenパーセン)は、最低気温が氷点下になる寒いイースターです。
日曜日から月曜日にかけて、オランダの北東部へ行こうということになり、フローニンゲンにホテルを予約したとき(一ヶ月ほど前)には、もう暖かくなっているだろうから、ゆっくり街を散策したりしようと思っていました。
まずは、ドレンテ地方のアッセン(Assen)にあるドレンテミュージアムが増築改装して良くなったと聞いていたので、そこへ向かいました。行くすがら、途中では小雪に見舞われ、道路は大丈夫でしたが、周辺はうっすらと雪化粧し、なんか春とは思えない光景。
しかし、アッセンに着く頃には、青空が拡がってきました。
あまりあちこち行かずに、ゆっくりとこの美術館と、フローニンゲンのStripmuseum(マンガ美術館?)を見ただけで、ゆっくりお茶などしながら、楽しんできました。
イースターはレストランやカフェ、美術館はオープンしていますが、お店は閉店しているので、ショッピングは楽しむことができません。
ふだんのイースターだと、クロッカスや水仙など花がかなり咲いていてとても美しく、公園などを歩くのが気持ちよいのですが、今回はちょっと寒くて、花も少し咲いていましたが、夜の寒さにやられてしまうのか、元気がない感じでした。
写真は、チョコレートとナッツのイースターエッグ。15cm以上ある大きなものです。
体調は良好です。いつもより歩いたせいか、ふくらはぎが筋肉痛です。

ミデルブルグ(Zeeland)1泊旅行(後半)

2011-05-16 08:42:55 | 旅行(オランダ国内)
ミデルブルクに一泊し、朝はホテルでゆっくりと朝食です。その後、チェックアウトして、車で15分くらいのところにある港町Vlissingenへ。港には大きめのボートがいくつも停泊しており、海にはフェリーの姿も見えます。しかし、天候は小雨が降り出し、風が強く、寒さに弱い私としては、海沿いへ行く気も失せる状況です。それで散策は諦めて、muZEEumという海がテーマの博物館へ入りました。3つの古い建物が改装されて一つのミュージアムになっています。地図の展示が年代順になされていて、それを見ると、このゼーランド州がいくつもの島でできており、年代とともにどんどん大きくつながっていく様子が見て取れます。また、絵画の前にガラスがあり、それをタッチすると説明が写されるという仕掛けもあって、かなり充実したミュージアムでした。子どもが楽しめるようなゲームもところどころにありました。最上階には展望台もあり、Vlissingenの町が見渡せます。改装でPakhuisの棟が閉鎖されていて見れなかったのが少し残念です。それでも全体をゆっくり見て回ると、2時間が経っていました。
雨がやんでいたので、海の近くで、Kibbeling(魚フライ)を食べ、ゆっくりお茶をしました。海はかなり荒れ模様で、波が高く、うねっていました。町の中心のほうを少し散策して回りましたが、特にこれと言って見るものはなかったです。
そして、2時を目指して、ホテルへ戻りました。というのは、ハイティーを2時に予約していたからです。3段重ねのトレーとお湯が入ったサーバー、10種類以上の様々な紅茶が入った箱がテーブルに用意されました。トレーには、サンドイッチ、スコーン、キッシュ、タルト、ケーキ、ソーセージパンなどが、載っています。おしゃべりしながら、どんどん食べました。が、さすがにお腹がいっぱいになって、完食は無理でした。とびきり美味しいってわけじゃないけれど、1時間強くらい、ゆっくりとお茶の時間を過ごすのって、たまには良いですよね。
その後、Goesという町へ。Middelburgから車で20分くらいです。またまた寒かったので、Streekmuseum voor de Bevelandenという地方博物館へ。特にこれといった展示はなかったですが、ゼーランド地方の衣装の展示は良かったです。ここの土地の人は、地元の伝統的衣装のかなりこだわりがあるようです。女の人がかぶる白い帽子に付ける金色の頭飾りは、地方ごとに形に特徴があって、ゼーラントは正方形です。
Goesの町の散策へと思いましたが、もうかなり疲れていて、じっくり見たのはStadhuis(市庁舎;写真)だけです。このStadhuisは、右側の部分が1350年のもので、残りは18世紀のものです。見ると違いがわかりますね。
5時半ころGoesを後にして、帰路に着きました。
ゼーラントには小ぶりの良い町がいくつもあり、中世の雰囲気を髣髴とさせる建物がたくさん残っており、またミュージアムも充実しているので、観光にとても適していると思いました。月曜日にオープンしているミュージアムが多いのも驚きました。オランダでは月曜日は閉館というのがスタンダードですから。それから、レストランやカフェも私が経験した範囲ではオランダ平均に比べてレベルが高いかなと思いました。盛り付けなどひと工夫してあったり、ちょっと変わったコンビネーションだったり、ケーキの種類が多かったり。これは、観光に力を入れているからなのか、ベルギーが近いからなのか???
Domburgというモンドリアンやトーロップが過ごして絵を描いたという町にも行きたかったのですが、次回にゼーラントに行く時にということで。
体調は良好。さすがに疲れました。軽い筋肉痛。血液が酸性の傾向があるとのことで調整中。カルシウムは正常値に戻りました。

ミデルブルグ(Zeeland)1泊旅行(前半)

2011-05-15 09:50:38 | 旅行(オランダ国内)
行楽シーズンが始まっています。この時期こそお出かけに適しているのでどこかへ行こうと予定を立てました。場所はまだ私が一度も行ったことがないゼーラント州(zeeland)です。名前の通り海(zee)に面した場所で、ベルギーに隣接しています。
ホテルを予約したのは4月の始め。ゼーラントでいちばん大きな町ミデルブルグ(Middelburg)にホテルをとりました。この頃はとても暖かくて初夏の趣きだったのに、残念なことにこの週末は曇りがちで気温も20度以下に下がり、冷たい風が吹いていて、秋のようです。かんかん照りも嫌ですが、寒いのも身体がこわばってしまうので、アクティブになれず、嫌です。でも仕様がないですよね。天候ばっかりは思うようにはいきません。
朝9時頃自宅を出発し、まずはZierikzeeへ。Zierikzeeは9世紀からあるゼーラントの重要な町です。中世にハーリング漁などで栄え、栄華を極めました。16世紀に建てられた立派な港の門や、町のところどころに残っている洒落たファサードの建物がとてもチャーミングです。1時間強くらいで歩いて回れる小さな町ですが、とても良い雰囲気で、気に入りました。
ゆっくりと見たあとは、車で15分くらいのところにあるWaternoodmuseum(水難博物館?)へ。ゼーラントといえば、1953年に大嵐が満潮と重なり、堤防が決壊して、海水がなだれ込み、10万人もが家を失うなど、大きな水害に見舞われました。Zierikzeeもこの折に大きな被害に遭いました。決壊した堤防の場所に、ケーソン(巨大なコンクリート製の箱)を沈めて、水が流れ込まないように早急に処置をしたのですが、そのケーソン3つが現在内部を使った博物館となっています。博物館自体は教育的要素が強く、社会化見学に良さそうな内容です。最初のフィルムで全体を掴んで、あとは早足に見るだけにしました。博物館の外に出て、水際沿いに歩くこともでき、少し高いところに昇って見る見晴台からは、対岸の町が見え、良い景色でした。
そして、ミデルブルクへ。ホテルにチェックインしたあと、徒歩で町を散策しました。写真はStadhuis(市庁舎)です。天気がいまいちでした。寒かったので、コーヒー休憩も兼ねて、Zeeuws Museum(ゼーラント博物館)へ。この博物館とてもよかったです。八十年戦争を扱ったとても大きなタペストリーがいくつもあり、豪華で美しく、見ごたえがありました。このテーマのフィルムも良くできていました。また、ゼーラント州独特の衣装についてのアーティスティックなフィルムもとても素敵でした。女性はスカートだけで5枚も重ねて着ているのですね。また、白い帽子をみんなかぶっていて、これは今ではなくなっていますけれど、100年ほど前は普通だったんですね。
ゼーラントは航海に秀でていますから、もちろんVOC(オランダ東インド会社)の拠点、海軍の拠点などで栄えました。VOCの建物や倉庫などがところどころに残っています。夜はその倉庫の一つがレストランとなっている場所で夕食を取りました。この記録はまた別のところでします。
夕食を終えたのは9時すぎ。まだ外は明るいです。この時期はほんとに夜が遅くまで明るいので、知らない町でも安心です。ゆっくり歩いてホテルに帰りました。
体調は良好。