<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
 PC/Linux系/物理・化学で遊んでいます。
思いついたことを綴っています。

特定用途アプリ(4)

2009年01月18日 | Weblog
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特定用途アプリ(3)」では、「Mathematica」でした。
今回は、CFD-ACE+ と云うパッケージ製品についてです。

CFDとは、Computational Fluid Dynamics(数値流体力学/計算流体力学)で、流体の運動に関する
方程式をコンピュータで解くことによって流れを観察する数値解析・シミュレーション手法です。

CFD-ACE+ は、日本では「WAVE FRONT 社」が代理店です。
曰く、
 CFD-ACE+ は化学反応・燃焼の分野で多数の非常に高度な技術と経験を有する米国の
 CFD Research Corporation によって開発されたマルチフィジックス解析ソフトウェア。
 CFD-ACE+ は ESI GROUP の登録商標。

ESI GROUP が販売元で、ポータルサイトは「ESI Group CFD Portal」です。

曰く、
 CFD-ACE+ の開発には 250 人・年以上の研究開発者が投入され、
 流体・伝熱およびその他の複雑な物理現象に関わる最先端の物理モデルが組み込まれ、
 現在も研究開発が続けられている。


「CFD-ACE+ パッケージ」は、主に次の3ソフトからなる。
1.CFD-GEOM:専用メッシュジェネレータ
2.CFD-ACE-GUI: 解析条件設定GUI(CFD-ACE-SOLVERのFE)
   CFD-ACE-SOLVER:マルチフィジックス・ソルバ
3.CFD-VIEW:可視化ソフト

マルチフィジックス解析ソフトウェアとは、
流体・熱・輻射・化学反応・構造・電磁場・プラズマ・自由表面・剛体運動 (6 自由度)
など多数の物理現象とこれらの連成問題 (Coupled Problem) を解析するソフトウェアです。

CFD-ACE+ は単なる熱流体現象のみならず製品開発工程における広範囲かつ複雑な工学現象を
シミュレートできる非常にパワフルな解析ソフトウェアです。
とのこと。


「CFD ACE+」を<紙>が初めて知り、触ったのは、H18(2006)年9月初めでした。
CFD ACE+ は、Windows マシンでも動くので、それで、シミュレーションを行っていました。

他に、ANSYS社の「FLUENT(有限体積法。汎用熱流体解析ソフトウェア)」についての
セミナーも受講しましたが、使いませんでした。


行っていたシミュレーション内容を簡単に云えば、
コップに入った水の中に、髪の毛ほどの細いパイプで、油の様な液体を流し込むとどうなるか?
といったようなものでした。

CFD-GEOM で装置をCADし、CFD-ACE-GUI で解析条件を設定し、CFD-ACE-SOLVER で解き、
CFD-VIEW でアニメーションすると云う一連の作業でした。


この、「CFD-ACE+ パッケージ」のようなアプリは他にも幾つかありますが、
「Mathematica」同様、正に、特定用途アプリですね。
個人で使う局面は皆無でしょうし、価格も目の玉が飛び出るくらいのものです。


実は、この「CFD ACE+」のことは、『日本語フォルダ名』で触れていました。
完全に英語版のソフトです。
2006 から 2007 にバージョンアップしたとき、日本語フォルダ名が使えなくなったのでした。

こんな事で、何かの参考になりましたら、幸いです。


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