ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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大学の推薦入試:最悪の面接

2010-11-16 00:14:03 | 受験・学校

今は「大学全入時代」なんて言われ、(一流大学にはいるのはそれなりに大変だが)本当にどこでもいいんだったら誰でも大学にはいれる時代になりました。考えてみると、ぢろーらもが高校時代、大学受験という意味では一番大変な時代だったかもしれません。

けっこうこういうタイプは存在するのかもしれませんが、ぢろーらもはいわゆる「(決まった範囲で出題される)中間とか期末試験では好成績がとれる。ただし、全国模試とかでは(悪くはないものの)それほどよくもない」というタイプでした。成績と実力のかい離は激しく、先生方には期待されつつも「これだと大学合格はあぶないな・・・」なんて噂されるほどでしたね・・・。まあ、3年になっても部活に明け暮れててまともに勉強した期間が短いから仕方ないんですけどね・・・。

そういう自分の自己分析ができたせい、というよりも「手を抜きたかった」という気持ちが大きいのかもしれませんが、やっぱり大学行くなら推薦とれればな・・・とは思ってました。今考えると「ある程度の成績をおさめていたので、その特権を行使したい」という、今考えると「貧乏根性」以外の何物でもありませんでした。

うちの学校でも指定校推薦はありましたが、うちの場合には大学付属高校というわけではなく、結局のところ「指定校だから簡単に受かるわけではない」という感じでした。成績的には上智大学の指定校薦もとれたのですが、受けたところで多分ぢろーらもの英語力では玉砕間違えなかったでしょう。

そんな中、中堅どころの大学で、ちょうどぢろーらもが大学で研究したいな、と思っていた分野がある大学を見つけました。ぢろーらもはその大学の一般推薦を受けることにしました。今日はそのときの面接などの話をします。

ちなみに今日は「ブラックぢろーらも」です(笑)。悪しからず。

大学名は伏せますが、そこは中堅どころの割と有名な大学さん、とだけ申し上げておきます。ちょっと不思議だな、と思ったのは、募集の基準が「評定平均x.x以上」という具体的な数字ではなく「学年があがるに従って成績の向上が著しい者」みたいな感じで抽象的なんです。ぢろーらもは1年から3年まで平均してよいほうだったので、この要件を厳密にとると基準から外れてしまいます。ただまぁ、ここはとりあえず出してみます。

あと、この大学、特にぢろーらもが受けようとしている学科は、指定校からはけっこう合格しているようですが、前年度の実績だと一般では80名以上うけて5人しか受かってないようです。

今考えれば「一般のほうはよっぽどいい人じゃないととらない。」ということだとはすぐわかります。当時のぢろーらも、成績を鼻にかけて自慢することはしませんでしたが、正直なところ「過信」があったことは否めません。「なんだかんだで自分なら大丈夫なのでは?」、そう思って挑みました。自分が面接それほど得意でないことも忘れて・・・。

とりあえず願書は受理され、いざ面接の日です。確かぢろーらもは数多くいる受験者の中のアンカーでした。よりによって最後か・・・。

試験の手伝いをしている方からは面接前に「残りものには福があるといいますからね、きっと大丈夫ですよ、頑張ってください」なんて励ましてもらいました。そのときはもちろんうれしい気持ちですし、この方は悪くありません。ただし、その後、悪夢ははじまりました。

面接官は3人、こちらは一人です。願書を見た面接官、まずは「特技」の部分に目をつけます。合唱もウェートトレーニングもピアノも趣味だし、特技、というとちょっと違う気がしたので、確か特技には「絶対音感」と書きました(まあ、”もどき”)なんですけど・・・)。

「ん?なんで音楽のほうに進まなかったの?」といきなり嫌みっぽくつっこみ。多分、「理系科目も好きなのでその両方を、ということで音響(音声?)の研究を・・・」というようなことを言いました。

当然、定番の「なんでうちを選んだの?」というようなことは聞かれますが、「こういう研究やってるから・・・」くらいにしか答えられないです。そこまで言えればいいと思うんですけどねぇ・・・。「こういう研究だったらここの大学(A)も、ここの大学(B)も、ここの大学(C)もやってますよ、あなた何いってるんですか?」・・・だんだんムカついてきました。そりゃ、その分野で日本一の大学だったらそう言えるかもしれないけど、そうじゃないんだからさ・・・そこまでつっこまれてもねぇ・・・。何なら「偏差値ちょうどよくて受けられそうだと思った」って言いましょうか?悪い回答の見本のような回答ですけど(笑)。どうでもいいけどあんた、面接しながらタバコふかすのどうかと思うんだけどさ・・・

その後もその3人はこちらの言うことをことごとく否定してきます。前出の募集基準に関しても「募集しているのはこういう条件なんだよ。あなた、1年から3年までずっといいじゃないか。要綱とは違うよね?」と・・・。だめなの?まあ、今考えると「どういう人材がほしいか?」ということで「どうせ一般推薦でとるなら伸び盛りな人をとりたい」という趣旨が大学にあるのなら、それはそれで理解はできます。しかし、若かりしぢろーらもには理解不能。答えにつまってしまいました・・・。

おどおどしてしまうぢろーらもに対し、「君は合唱をやっている割に”喉から”声が出てないね。」だと・・・。それを言うなら「腹」だよ・・・と思いましたが、それすら返す余力なし・・・。

あとで考えて一番ムカついたのが「名前、ぢろー(らも)だよね。反省ザルの二郎くんみたいだねぇ」なんて言ってきた輩がいたことですね。ある程度打ち解けて言われるならまだしも、そこまでけちょんけちょんに言ってた奴がいうのはね・・・

ただまぁ、そのときのぢろーらもは必死だったんでしょう。なんとか会話をつなぐために「はい、よく言われるんです・・・」とちょっとでもいい雰囲気作りをするほうにつとめてみました。ま、今その場にタイムスリップできるんだったら、机ブン投げてさらにひと暴れしてから、その場で面接会場出ていきますけどね・・・

というかあんたら、受験生でストレス解消してないかい??えー加減にせいよ

ここまでで全くいいところなし、何1つプラス加点になるようなものはありませんでした。そして、最後に数学の問題2問と英語1問でした。

1つはsinΘ/ΘでΘが0に近づくときの極限値を求める問題です。ある意味定番の問題。=1というのはすぐにわかり、回答します。

しかし、すぐに「どうしてですか?」とつっこみ。Θをラジアンに置き換えるなど説明して何度か食いつきますが、「分母のsinの中は角度で下は普通の値で単位違うのになんでこんなことができるんですか?」みたいに、完全に陥れる感じの誘導。1つ上の先輩とかは別の大学の推薦受けた時に、答えにつまったら助け舟をくれた、と言ってましたが、ぢろーらもの場合は全く逆でした。

次の問題は対数の問題でした、logの底がe、自然対数であればすぐ導けたのですが、底はeではありませんでした。まあ、これは底の変換を忘れていたので諦めはつくのですが、仮に覚えてたとしても、「どうしてこんな変換ができるんですか?」ってとこまで聞かれそうだな・・・。

最後は英語、「数学、物理、化学は私の好きな科目です」みたいな英作文だったかな。”Mathematics”の先頭を大文字にし忘れたのと、”favorite”のスペルを間違えていたのをこれもまた嫌みたらしくいわれました。

面接は終わり、最初から最後まで何もできずに出てきました。そのときに先にでた気持ちは「推薦文を書いてくれた先生に申し訳ない」でしたね・・・自分で言うのも何ですが、今考えるとまじめな生徒でしたね・・・。今だったら「あいつらただじゃおかねぇ・・・、呪ってやる・・・」ですが(笑)。

案の定結果は不合格でした。ま、それはそれでよかったよ。

一応、大学受験がどうだった、面接がどうだったという話は同級生、後輩も興味のあるところなのでけっこう面白おかしく(?)話しました。参考になった、という人もいましたけど、「絶対音感なんて書くからつっこまれるんだよ」と、なぜか上から目線の同級生。わかったようなこというんじゃねぇよ、あんたに言われたくないよ・・・

その後、ぢろーらもは一般受験でその大学と同列程度の大学に入学しました。もちろん、その大学は一般入試では受けませんでした。ま、当然ですね、頼まれてもいってあげませんよ


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