ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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富士登山:ご来光を観に行こう:後篇~苦戦の末の登頂、そしてご来光・・・

2012-07-29 11:27:42 | 旅行記

1時には起床したものの、準備とかいろいろあって出発はなんだかんだで2時近くになりました。この時点で明らかに調子が悪そうな熊氏は登頂を断念していました。

ぢろーらもも頭痛はするのですが、なにぶん未経験なもので、これが「けっこう誰でもなるくらいのもの」なのか、「これ以上無理をすべきでない明らかな高山病」なのかの区別がつきません。

浅羽由紀さんからは「無理しないでくださいね」と言われたぢろーらも、改めて「どうしようかな・・・」と考えます。

そういえば、熊氏からは「少し頭が痛いくらいならば大丈夫だけど、これがひどくなると吐き気なんかがしてきて本格的に高山病になる。だから、早めに酸素を吸うとか対策が必要」ということを前に聞いていました。そうですね、気圧か酸素の影響か、確かに頭は痛いですし、呼吸も浅い気がしますが、幸いなことに吐き気は全くありません。

ひとまずぢろーらもはこの時点で「行く」という決断をします。

宿の前には人がいっぱいです。「山頂まで行列になるよ」とは聞いていたが、ほんとだね・・・

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うう、外は寒いな・・・山頂のほうは氷点下まではいかないものの、それに近いくらい寒いです。

幸いなのは、この時間、天気がよく、風もあまりなかったことです。これで雨、嵐だったらさすがに断念していたかも・・・

確かこのとき、星がとってもきれいでしたうわぁ、きれいだなぁ・・・とは思いましたが、まじまじと観て自分の記憶に焼き付ける余裕はありませんでした・・・。

登頂を目指すほかのメンバーは皆元気そうでしたが、この中で明らかに調子が悪そうだったのがぢろーらもでした。どうしたものか・・・

8.5合目まで登った時点でも、やっぱり頭痛や息苦しさを感じます。もちろん、酸素を吸ったり水分をとったり、呼吸が浅くなってきたと感じたら深呼吸をしてみたりと対策をとります。

由紀さんからは「ここを過ぎると山小屋もないし、ちゃんと休憩できるような場所もないから、もし無理そうだったら今のうちにやめておいたほうがいい」と言われます。そのときのぢろーらもはそのくらい余裕がないように見えたようです。

でもね、確かにつらいけど、一応やれるだけはやってみたいです。もちろん、「ひどい高山病になってしまったら、あとは下山しない限りよくはならない」ということは聞いていたので、そのときはそのときで考えるつもりです。

それに、まわりを見回すと、特にお子さんとか女性ですけど、けっこう頭の痛みに悩まされている人はちらほら見かけました。それでもなんとか登ろうとしているようです。

少しペースは落ち気味でしたが、少しずつ進んでいきます。

3時半すぎとかでしょうか、空が少しだけ明るくなり、「もう少し頑張ればなんとかなるかな・・・」という気にもなりました

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この時点でほかのメンバーとははぐれてしまいぢろーらもひとりでしたが、もう少しで頂上、という狭い道では、「ペースの速い人はこちら」という右側に行き、そのペースについて行きます症状はあまりかわりませんが、運動能力そのものが落ちているわけではなさそうです。いつのまにか他のメンバーよりも先に頂上についていました・・・

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最後にペースをあげられたのは、他のツアーの案内の方が「まだご来光間に合います」と大きな声でアナウンスしてくれたことかもしれません。ありがとうございますm(_ _)m

頂上で、由紀さんや椛島恵美さんらとも合流することができました。そして、午前4時過ぎ、ご来光を迎えることができましたやったー、ここまできたよー

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あちこちで感嘆の声があがっています。他のツアーの万歳三唱に我々も便乗したりして・・・(笑)。

途中辛かったけどここまで頑張ってよかった・・・きっとぢろーらもにも何かいいことがある、それに、これだけきつい思いしたんだから、今後ちょっとやそっと辛いことがあっても頑張れるぞ・・・

なんて考える余裕はこのときのぢろーらもにはありませんでした(苦笑)。

ご来光を拝んだ7月26日はぢろーらもの誕生日、いやぁ、こんなにきつい誕生日ははじめてですわ・・・

ええと、計画通り(?)、富士山頂路上(?)ライブがはじまりました。こちらは由紀さんの「富士山の風??(原曲はもちろん「藤色の風」)」、途中からみんなバックにまわって手を降り始めます

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恵美さんもこんな感じで路上ライブ、「あなたはそのまま」です。

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高橋涼子さんはメドレーだったかな・・・。うまくとれなかったけど、「高橋涼子」のネームプレート」と、熊のよしこを持っています

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っていうか、みなさん「替え歌」がメインだったし・・・(笑)。

ええと、なんというか、富士山頂、まじで寒いです・・・早く暖をとりたいな・・・。

ひとまず山小屋で暖をとります。まだ頭がぼーっとしています・・・。

「お鉢巡りに行こう」という話になり、みなさん行かれるようですが、ぢろーらもはさすがにこちらは断念・・・ひとまず、仮眠をとるために昨日の宿に向かうことにします・・・。ちなみにこの時点では「お鉢巡り」が何なのかも知らず・・・

ともに下山した恵美さんからは、たびたび「大丈夫ですか?」と心配され、「あと少しですよ」と励まされます。1日目は「私は七合目まででいい!」という恵美さんに対して「頑張ろうよ」と励ますぢろーらもでしたが、ここでは完全に立場逆転ですでも、おかげで頑張れました。本当にありがとう、恵美さん・・・

このときすでに、T-1さんにも「ぢろーらもが調子悪そう」という情報ははいっており、恵美さん経由で「大丈夫なのか?もし高山病だとしたら宿で休まずにそのまま下山したほうがいい」というアドバイスもいただきました。

もちろん、高山病だったとしたら高地で寝てもなおらないでしょうし、むしろ寝ることによって呼吸が浅くなるので、もっとひどくなるかもしれません。あとあと考えると(考えなくても?)ごく当然のアドバイスでした。

ただ、ここでぢろーらもが下した判断は「未だ吐き気などは全くなく、少し頭がぼーっとする程度。頂上から降りてくるにつれて頭痛も多少和らいでいる。もしかすると眠気による疲れもあるのかもしれないので、まずは一旦休みたい」でした。

朝7時すぎには本八合の「本八合目富士山ホテル」さんに戻れました。チェックアウトは10時か・・・まだ少し時間あるな・・・と思い、少し仮眠をとりました

その結果、なんとほぼ完全に回復これなら問題はなさそうです

お鉢巡りを終えた涼子さんらとも合流し、五合目まで下山します。10時すぎとかだったかな・・・。

天気もいいね・・・それに景色もきれい・・・ちょこちょこ小休憩をとりながら、ついでに写真もとったりします

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7月ですが、上のほうはまだ雪が残っているわけですね

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まだ天気もいいし、風もあまりないのですごしやすいです。それに、時間がたつにつれて、下山するにつれて暖かくなるのでだんだんと快適になります

湖も見えますね

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途中で宿でいただいたお弁当を食べたりもし、けっこうゆっくり降りてきたので、案内板にある「目安の時間」よりはだいぶ遅いペースで歩くことになりました。

ぢろーらもは途中足を滑らせて転倒した場面もありましたが、それ以外は比較的元気でした。すでに元気を取り戻しているのでもう少しペース速くてもいけましたが、下りだとスピードを上げ過ぎるのも危険だしな・・・。

さて、もう少しで五合目の駐車場、あと900m・・・というとき、恵美さんのブログにもあるように、雨に降られました・・・。多少の雨なのでこのまま進めばなんとかなるか・・・と思いつつ、雨は強さを増します・・・なんで最後の最後に・・・。

そういえば、この時間、ちょうど前日に出発しようとした時間だ・・・そんなところで「デジャブ」にならなくても・・・

そして、ようやく五合目に到着。14時過ぎだったかな・・・なぜかこの時点で雨が止みます・・・どうしたものか・・・。

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どうも由紀さんたちはしばらく下山まで時間がかかるようなので、ということで、T-1さんからは「(T-1さんが待つので)先に風呂に行ったらどう?ここで待つよりも施設のたたみとかで雑魚寝しながら待つほうがいいでしょ?」と提案を受けます。そうですね、まだ下山までかかるのであれば、そのほうがありがたいな・・・お気遣いありがとうございます

我々は妻なおの運転で鳴沢村にある「ゆらり」さんへ行くことになりましたここから40~50分運転すればつくようです

着きました。風呂、ありがたいなぁ・・・

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普段のツアーでは1時間程度で出なくてはいけないことがいいのですが、今回はかなりゆっくりはいることができます。たっぷりと風水風呂を楽しむことができました

風呂にはいっている途中、ひとりの男性に話しかけられました。ぢろーらもと同年代くらいの方でしょうか・・・「地元の方ですか?」と。

ぢろーらもは「いいえ、今日は富士山登ってきました」と答えます。

よくよく話を聞いてみると、なんとその方も、この日ご来光を観に行っていたのだそうです八合目に泊まっていたから、出発は12時半くらいだった、と聞きます。

その方は奥さん、お子さんとともに北陸からいらしたようですが、前の日は川崎の親戚の家に泊まったそうです。へぇ、近くにいらしたんですね・・・ちなみに、次の日は富士急ハイランドで遊んで帰るそうです

ちなみにその方いわく「(登山中に?)、富士山登頂33回目、というベテランの人と話したんですけど、ここまでご来光がきれいに観えることはそうそうないんだそうですよ」とのこと。

そうなんだ・・・今回ご来光を拝めたのはすごくラッキーだったんだ・・・なんだかうれしくなりました

由紀さんらがいらしたのは18時半過ぎだったかな・・・もちろん我々は雑魚寝中・・・、由紀さんらを待って、家路に向かいます

途中ごはん食べたりして、武蔵小杉についたのはもうすこしで日付がかわる・・・というときでした。みなさんおつかれさました。みんなといっしょに富士山登れて楽しかったです。途中思うように体調コントロールができずに悔しい思いもしましたが、それでもみなさんの励ましがあり、なんとか無事登頂し、ご来光をみることができました。本当にありがとうございますm(_ _)m

・・・。

ええと、次回の記事は富士登山に関する「ひとり反省会」にしてみたいと思います・・・


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富士登山:ご来光を観に行こう:前篇~宿までは問題ないね・・・

2012-07-29 02:01:54 | 旅行記

すでに浅羽由紀さん高橋涼子さん椛島恵美さんらのブログでも書かれているとおり、7月25日、26日はrapport登山部の富士登山でした。今回はぢろーらもも参加させていただきました。

登山するのはぢろーらも含めて8名、あと、T-1さんとうちの妻なおはドライバーとして同行し、五合目でお酒めぐりでした。(もっとも、T-1さんは夜中からのぼりはじめ、8合目までは行ったそうですが)

7時30分前には武蔵小杉を出発し、特に道路混雑もなく富士山まで向かいますただし、富士山には大変大勢の人が登るため、平日にも関わらず5合目休憩舎近くの駐車場はいっぱいです。駐車場にはいるまでにけっこう待たされます・・・。

ようやく駐車場に入れたのは12時をまわってたかなぁ・・・まずはここまで無事についてよかったです

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駐車場はこんな感じ・・・

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とりあえず、水分としてはなおが1リットルのペットボトルに麦茶を用意してくれましたが、そのほかに500mlの水も買います。200円します。まあ、五合目なのでこんなもの。上に行くともっと高いですよ

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さてと、まずは昼ごはんを食べるか・・・。

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ああ、100円つり銭切れだから、おつりがないようにお金いれないと食券のランプもつかないのか・・・熊氏に教えてもらって気が付きました・・・m(_ _)m

「熔岩ラーメン」なるものをいただきます。なんとかめしにありつける・・・。

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昼食後、各自足りないものを買ったりとかいろいろしていました。

ええと、ソフトクリームを片手に変顔(?)をする由紀さんと恵美さんを発見(笑)。

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さて、そろそろ登るかな・・・おお、小学生諸君も登るのね・・・頑張ってね

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うそーん、登ろうと思ったら雨かい・・・しかもけっこう強い・・・

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14時から登ろうと思っていましたが、雨が弱まるまで少し待ちます。20分くらい待ったかなぁ・・・。

諸事情(?)により、由紀さんとてっちゃんを残し、6人で出発しますさすがに雨具は最初から装着しての出発となりました。

途中少し雨に降られたり、雷鳴が聞こえたりして「嫌だなぁ・・・」と思うこともありましたが、出だしは割と快調です

まあ、ガスってもどうにかなるかな・・・

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そんな中で、涼子さんと恵美さんを撮ってみます

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よしこが倒れています(笑)。

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ちなみに、ぢろーらもは6人の中で一番うしろを歩いていました。「多分、ポジション的にはそこがいいかな・・・」と判断したのは次の理由からです。

・まず、ぢろーらもが登った一番高い山は確か中学のときに行った八ヶ岳(2899m)でした。3000m級は初めてです

・また、現在、フィットネスクラブは退会していますが、外を走るなど普段から運動は続けています。だから、体力的には大丈夫かな・・・という過信が心のどこかにあるのも自覚していました

・だから、多分前のほうに行ってしまうと、勝手にどんどん行ってしまいかねない、他の人のペースにあわせたほうが確実だ、とまた、しばらくは体力が続くはずだから、自分が後ろにいれば遅れ気味の人のフォローもできるかな・・・と考えました

まあ、最初のほうはけっこう余裕でしたね・・・。それこそ「走って登れるんじゃないかなぁ?」って思っていたくらいです。実際、少し止まって他のメンバーと差がついたらかけあがる・・・みたいな登り方もしてました。まあ、あとあと考えると、この最初のある意味「飛ばし過ぎ」なところもよくなかったのかな・・・

八合目についたのが18時半過ぎ、もう19時近かったかな・・・。

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いい感じのお空になってます

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富士山っぽく見える雲もなんか素敵・・・

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今日の宿は「本八合目富士山ホテル」さんです。もうここから見えるな・・・あとちょっとだけど、このペースで行ったら暗くなっちゃうかな・・・。

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多分、このときぢろーらもひとりだったら無理やり明るい時間に着くためにかけあがっていたかもしれませんが、集団行動ですし、もちろんそんな無茶はしません。ヘッドライトを装着し、今までとかわらぬペースで宿を目指します。

ずっと歩いていたのでぢろーらもも多少疲れましたが、どうにか20時前には宿に到着しました

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すでにここで高さは3400mです。

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ついてから熊氏が手続きなどをしてくれました。30~40分遅れくらいで、由紀さんとてっちゃんも到着しました。

その後みんなそろってごはんをいただきます。ハンバーグウインナーカレーです多少がっつり食べれるのはうれしいかも・・・。

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お水とお菓子もついてきます

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おっと、てっちゃんは缶ビール飲んでるぞ・・・高地でのアルコールはすぐまわりますし、翌日の登山にも響きそうですが、てっちゃんにとってはどうってことはなさそうです。さすがだ・・・

ぢろーらもも一杯飲んですぐに寝てしまうのがいいのかなぁ・・・と思っていましたが、由紀さんからは「やめたほうがいい」というアドバイス・・・そうですね、そういえばここまであがってきて少しだけ息苦しい感じもしたので、素直にアドバイスに従うことにしました

また、由紀さんからは「寝るときは呼吸が浅くなるので、高山病になりやすい。だから、枕元に
酸素ボンベを置いておき、苦しくなったら吸うといい」とも教えてもらいます。そうね、ちょっと不安があるから、これも従うことにします・・・

ご来光を観るためには翌日午前1時には起きなくてはいけないので、ごはんを食べてすぐに休みます・・・

ん?少し寝れたけど、なんだか頭が痛い・・・さっきより息苦しいぞ・・・、それに、脈も速くなってる・・・ぢろーらもにも高山病の疑い??これは大丈夫なのか???それに、一瞬だけ寒気もしたぞ・・・。

毛布をちゃんと掛けて寝ると、今度は熱いな・・・。でも、さっきよりも頭の痛さは和らいだ気もする・・・。

そうこうしているうちに起床時刻の1時をむかえます。うーん、なんか、飲んだ翌日に二日酔いになったみたいな頭の痛さが残っています深呼吸とかすると、多少和らぐような気もするけど、どうだろう・・・。


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