前回は「ここ一週間の検索ワード:非IT系」ということで記事を書きましたが、こちらIT編です。こちらも気がついたものを紹介していきます。
”マルチホーミング”・・・おっと、マルチホーミングがらみの検索が増えているぞ・・・。と思ったら、なぜか”『キーマンズネット』IT用語辞典”の「マルチホーミングの注目ページ」なんぞにはいってるぞ・・・ 自分の書いた内容がそんなところに載せていただける(自動的に載った?)のは悪い気はしないですね。もちろん、これからも記事増やしていきます。
”回線、スループット、測定、インターネット”・・・「回線のスループット測定」の記事をあげてから、スループット測定関連のヒットも増えました。けっこう探している人が多く、特定のツール(iperf)の使い方を詳しく書いているページはあるようですが、「そもそもどんな方法で測定するんだろう?」というと、あまり情報ないのでしょうか・・・?もちろん、以前紹介したRBB TODAYなどのサイトについては家庭用インターネットでも使えるノウハウですが、企業向けのネットワーク機器の測定だともしかするともっと情報少ないかもしれませんね。
けっこうまとまってた、という意味では、ネットではなくて書籍になりますが、ぢろーらもがずっと購読している「日経ネットワーク」で、ちょうど2010年6月号で「ネットワーク測定しまSHOW」ということで紹介されていました。
そういえば、以前の会社に勤めてたときに、Avalancheなどの商用負荷テストアプライアンスがない状況で、簡易的でもよいのでパフォーマンスをしなくてはいけない、ことがありました。このとき、元同僚はLinuxでフリーで使えるab(Apache Benchmark)を使ってテストしてました。PCで負荷をかける場合には、PCのほうの性能限界(1台のPCだけでハイスペックな機器に対してそんなに高い負荷をかけられるわけではない)ということはありますが、Requests Per Secondなど、まあまあ参考になる値はとれました。
ツールの使い方とかはhttp://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/apache15/apache15b.html とかが参考になります。
”linkproof、vrrp”・・・ええと、これはなんでぢろーらものサイトに飛んできたのかな??Radwareのマルチホーミング機器:LinkProofに関しては、googleでこのキーワードであれば1ページ目にRadwareのホワイトペーパーにひっかかり、そこにある程度の情報は載っているはずです。 もしかして、具体的なコンフィグの組み方とか知りたいのでしょうかね?
あとはバグ情報とかを知りたいのでしょうか?まあ、マルチホーミング機器に限らず、ネットワーク機器全般に冗長化まわりの問題はたまに聞きます。バグったときに変な動作しやすいですしね。
冗長化プロトコルであるVRRPに関しては、RFCの規格そのまま使っているメーカーはあまりなく、パケットのフォーマットのみあわせて優先順位の決め方とかはメーカーごとにけっこう独自な方法を使っていたりするはずです。それに、CiscoのHSRPとか、JuniperのNetScreenで使っているNSRPとか、別のプロトコルとして使っているものもあります。
VRRPパケット自体はマルチキャストなので、VRRPパケットをサービスライン(通常のWebなどと同じネットワーク)を通す場合でも、経由するのが通常のL2スイッチであれば問題はないはず。ただ、どういうわけかマルチキャストをとめるようなスイッチがあって、それで困ったことはあります。このときはVRRPパケットを通す専用のラインを別に確保したように記憶してます。まあ、もともと「冗長化情報は専用ラインを確保」という仕様の機器もありますし。
あと、バグではないけど、こんなトラブルも紹介されています。フェールバック時には特に注意です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071126/287909/?ST=itarchi
”exeファイル 開けない”・・・こちら、以前のブログ「exeファイルが開けない・・・」ではOutlookのケースを紹介しましたが、exeが開けないのはケースとしては多岐にわたるはずです。ちょっと調べてみると、たとえば「Vistaのセキュリティで防止されてるので、ファイアウォールのブロックを解除する」なんてのもありました。
あとはメールとかの場合だと、途中のアンチウィルスで削除されていたり、途中でデータ欠損したり、ということはありますね。あ、削除の場合だとexeファイル自体認識できないか・・・。
ファイルの欠損に対しては、以前は送信側でファイルを送信すると同時にそのファイルのハッシュ値を受信側に伝え、受信側でもハッシュを計算して一致するかどうか確認する、ということをよくやっていました。こちらですが、改ざん検知ではなくファイルの欠損の有無を確認するということであれば、md5で十分かな、という感じではあります。(参考サイト:http://www.cybernetic-survival.net/md5.htm)
まあ、Outlookで開けない、という件だとレジストリいじらなくてはいけないので、一般ユーザが勝手にやって大丈夫か、というとさすがにそうではないでしょう。それに、企業のセキュリティポリシー上クライアント側で勝手にそんなことができない場合とかも多いと思います。だとしたら素直に、許可されている別のファイル形式(LHZ、ZIPなど)にしてもらうよう、入手元の取引先に頼むほうがよいかと思います。
さぁて、来週はどんなネタがあるか・・・。また週末にでも見てみますよ。
この記事が気に入りましたら、また、お役に立ちましたら、以下のアイコンをクリックしていただけると嬉しいです(^^)