Seeds Postさんの起業家セミナー終了いたしました。
昨日まで工事中だった出来たてホヤホヤのインキュベーションオフィスのスタートイベントでお話しさせていただき光栄です。
私のセミナーの後はワーカーズコープの事業所の方の発表でした。
ワーカーズコープは、地域コミュニティから生まれる暮らしに直結した仕事をしています。介護関連や子供関連や障がい者支援など、
まさに地域の困りごとから生まれる
「くらしごと」
発表者の方は、ワーカーズコープ20年の「くらしごと」の達人の方でした。
発表者の方からはなかなか裏方の仕事で大変な仕事だけど、このコロナ禍、エッセンシャルワークといわれ暮らしの中では欠かせない仕事。
ここに皆といかにつながりを大切にしお互いを尊重しあい対話を重ねて皆で大変な仕事を意味あるやりがいのある仕事にして行くかのプロセスの話を伺いました。
なるほどワーカーズのこの出資と意志反映と働きの三位一体の経営のあり方が仕事に意味をもたせ、働く喜びが生きる歓びへとつながって行くんだなあと。
そんな話を伺いながら、
ハンナアーレントが述べた「人間の条件」が頭に浮かびました。
冒頭の図のように仕事に関して3つの在り方があるという。
そういえば私達、903シティファーム推進協議会も面白いこと言われたなあと。
彼が言うには、田んぼの草むしりや虫取りに何故、どちらかというと苦役にお金を払って903の活動に参加する人がいるのか不思議だと。
全く言われるまで思ってもみなかったが、確かにそうだ。堂々と募集に虫取り!草むしり!に参加しませんかと。しかし、これは手前味噌だがストーリ性がそこにあると活動になるのだ。
そして私達自身が楽しんで草むしりをやっている。
まさに、ハンナアーレントの言っている時代がやってきいる。市場性の枠から外れた社会的課題の中に共感をテコにして市場の枠組みも使いながらビジネスで解決するヒントがもしかしたらここにあるのかもしれない。
ハンナ・アーレントのいう労働、仕事の分野でのはたらきからはもはや開放されたいま。
私達が働く動機はまさに自己表現。活動なのだ!
Seeds Postの皆さんから気付きをいただきました。