小野小町 　　　　　　　　いなむ わびぬれば　　　　とぞ 　　　身を　　　　　思ふ 　　　　うき さそふ　　　　 草の 　水　　根を 　あら　　　　　たえ ...

ほの／"＼と 　　　　あかしのうらの 　　　　　　　あさぎりに しまがくれゆく 　　　　舟をしぞおもふ古今和歌集巻第九　羇旅歌　第しらず　　よみ人しらず ほのぼのと明石の...

おく山に紅葉ふみ わ　けなくしかの     こゑきく時ぞ   秋はかな 　　し 　　　　き  ...

暮て行秋の   かたみにをく   　物は我もと   　　ゆひの霜にぞ 　　　　　　有ける 　　　　　兼盛 拾遺集 　暮の秋...

三十六歌仙   藤原興風 たれをかもしる人にせむ高砂の松もむかしの友ならなくに　公　俊　画家不明 ...

三十六歌仙　　　公：公任　俊：俊成 藤原高光 かくばかりへがたくみゆる世中に浦山しくもすめ○月哉　公　俊　筆者不明 かくばかりへがたくみゆる...

三十六歌仙　　　公：公任　俊：俊成   大中臣頼基一ふしに千代をこめたる杖なれはつくともつきし君がよはひは　公　俊　日野弘資筆坂上是則み吉...

三十六歌仙 　　　公：公任　俊：俊成   凡河内躬恒 以川久とも春乃光盤和可那久尓ま多みよしのゝやまは遊きふる　俊　画家不明 ...

三十六歌仙　　　公：公任　俊：俊成 柿本人麻呂 人麻呂像　世継俊保画 ほの／"＼とあかしのうらの朝ぎりにしまがくれゆくふねをしぞおもふ　公　芝山広豊筆 保農〃東明石濃浦...

　右　　中務 秋風の吹に 　　つけても 　とはぬかな 　　　　おぎの 　葉ならば 　　　音はして 　　　　　　まし 後撰集 　平かねきがやうやう離がたに 　なり...